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2016年に発売され、いまだに根強い人気を誇るiPhone SEですが、人気の秘訣はなんといっても日本人の手に馴染むサイズ感と手頃な価格にあります。

 

しかし2016年というと今から3年前です。iPhone SEが発売されてから今日まで、新たにリリースされたiPhoneのモデルは5種類にものぼります。そのような状況で、いま新たにiPhone SEを購入するメリットはあるのでしょうか。

 

iPhoneに限らず、スマートフォンにとって重要なのは、必ずしも発売日の新しさではありません。もちろん新規に発売された製品には新機能が搭載され、部品も新しいものが組み込まれていますが、古いものが必ずしも劣っていると判断するのは早計です。

 

この記事では2019年のいま発売中のiPhone(7、8、Ⅹ)と比較し、iPhone SEを徹底解剖していきます。

 

すべてのiPhoneの細かい部分まで比較して検討したいという方は「【2019】iPhoneの選び方!どれがおすすめか価格・スペック・サイズなどの違いで比較。」という記事もありますので、こちらを参考にしてみて下さい。

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いまiPhone SEを購入するためには

2019年のいま、iPhone SEはAppleの公式オンラインストアでの取り扱いはありません。Appleでは、新型の機種が発売されると古い機種は販売されなくなります。

 

2018年の9月の新機種発売と同時に、公式オンラインストアからiPhone SEの姿が消えた後は、iPhone SEの中古価格は軒並み大きな上昇をし、話題になったほどです。

 

その後、大手キャリアでの販売が行われていました。ですがいま現在、docomo・au・softbankの3大キャリアではiPhone SEの在庫はありません。格安SIMであるY!mobile・楽天モバイルでは、わずかながら在庫があるようですが、色の選択肢は狭まっているのが現状です。色を選びたい場合は、オークションサイトで探すか中古販売を狙う必要があります。

 

そもそもiPhone SEとはなにか

iPhone SE

それではまずiPhone SEとはどのような機種なのかをみていきましょう。
iPhone SEは2016年3月末に、iPhone5sの後継機として発売されました。スマホの用途が変化していき、大型化が進みつつあった市場では珍しいコンパクトな機種として注目を集めました。

 

iPhone SEが発売された当時は、iPhone6s/6s Plusが主流商品でしたが、画面のサイズは少し大きめの4.7インチ~5.5インチ。また、大型化に伴い価格も高額になりつつありました。

そこに彗星のごとく現れたiPhone SEは、片手で扱える慣れ親しんだ4インチ端末であり、価格も安く抑えられるiPhoneとして一躍人気になったのです。

 

さて、そんなiPhone SEですが、2019年のいまでも購入するメリットはあるのでしょうか。はたまたどの程度のデメリットがあるのでしょう。

iPhone SEを使用するデメリット

はじめに、iPhone SEを使用する際のデメリットを解説していきましょう。

チップの性能は時代遅れ

まずは、機器の中枢、性能そのものを左右するチップ(CPU)の比較です。チップというのは簡単に言うとスマホの心臓部のことです。この性能が良ければ良いほど、スマホでできることは多くなります。

 

iPhone SEに搭載されているチップはA9。ちなみに最新機種に搭載されているチップはA12になります。数字が大きいほど優れた処理が可能なため、iPhone SEのA9チップはかなり遅れていると言わざるを得ません。

スペック

グラフィック

A9

1

1

A12

2

2.93

表で比較すると一目瞭然、最新のiPhoneとの比較ではかなり性能に差があります。
具体的に言うと、最近流行りのハイグラフィックな3Dゲームなどをプレイする場合、iPhone SEではお話にならないでしょう。

 

iPhone SEが発売されてから、進化したのはチップだけではありません。その他の機能面も最新機種とiPhone SEでは大きく異なっています。

機能面における最新機種との比較

iPhone SEに搭載されていない機能には下記のものがあげられます。

  • 防沫・耐水・防塵
  • ワイヤレス充電
  • Face ID
  • Apple Pay

近年の機種には当然のように備えられた、耐水性能や防塵性能がありません。最新iPhoneでも完全防水ではありませんが、一時的な水没には耐えられます。

 

また最新のiPhoneではホームボタンが消滅し、ロックの解除には顔認証のFace IDが使用されています。iPhone8まではTouch IDではありますが、iPhone SEのものよりもややスムーズな挙動をします。

 

さらに、一番の機能的デメリットは、Apple Payを使用できる状況が制限されることです。iPhone SEはApple Pay自体には対応していますが利用できる場所は「アプリケーション内」と「ウェブ上」に限られています。

 

例えばSuicaなどの交通系電子マネーを登録してピッとiPhoneをかざして改札を通ったり、店舗での支払いを行うことはできないのです。昨今キャッシュレス決済の導入が推奨されており、また今後どんどん普及することを考えると、大きな足かせです。

カメラ機能・性能についての比較

次に、iPhone SEと現行機種のカメラ性能を比べてみましょう。

  • f値
  • 光学式手ぶれ補正
  • ビデオ撮影のフレームレート
  • フロントカメラのMP
  • スマートHDR
  • デュアルカメラ

画素数こそ最新機種とiPhone SEは同じ1200万画素ですが、画素数だけではカメラの性能を語ることはできません。
まず、f値ですがiPhone SEが2.2に対して最新機種では1.8です。f値は小さいほど、レンズを通る光が多くなり、明るい写真を撮ることができます。

 

またiPhone SEの手ぶれ補正は、デジタル式です。これは、4枚の写真のノイズや手ぶれが最も少ない部分を合成する補正方法です。
最新の機種では光学式の手ぶれ補正が付いており、こちらは動きに対しレンズ自体が動作し、手ぶれを補正します。つまり光学式では合成処理が行われないため、よりキレイな写真が撮影できるのです。

 

さらに、最新機種にはスマートHDRが搭載されています。この機能は、明るい場所にピントが合った写真と暗い場所にピントが合った写真、その中間のピント写真3枚を自動で撮影し、合成します。これにより、見た光景に近い写真の撮影が可能です。

 

ここまでカメラの情報を詳しく見てきましたが、写真にこだわるという方は、iPhone SEのカメラに物足りなさを感じてしまうかもしれません。

ディスプレイサイズについて

iPhone SEはコンパクトで持ちやすく扱いやすいが故に、ディスプレイは小さいです。
迫力のあるゲームを楽しむ・映画などの動画コンテンツを楽しむという際には気になる小ささです。しかしながら、ウェブ閲覧やSNSなどでは、その小ささゆえに片手で軽快に操作できます。

iPhone SEならではのメリットとは

iPhone SE

誰にでも扱いやすいサイズ

ここまで、多くのデメリットを書き連ねてきましたが、扱いやすさという点でiPhone SEを超える機種はありません。
4インチでは楽にできる動作でも、4.7インチでは少し指を伸ばす必要が出てきます。手の小さい方や女性の操作性を考えた時、iPhone SEにまさる機種はありません。

スペックは動作には充分

さて、チップが古い、多くの機能がついていないなど、iPhone SEはスペックが劣っていると述べてきましたが、だからといって使えないスマホなのかといえばそれは全くの見当違いです。

ここからは、iPhone SEの魅力・メリットを述べていきましょう。

 

まず、スペックが劣っているからといって、iPhone SEの動作がストレスフルということはありません。

  • LINEやTwitterなど
  • メール
  • グラフィックがないアプリ
  • 電話

上記のような、日常的なスマホ使用でカクつきがおきたり、アプリが強制的に落ちたりということはありません。快適に使用することができます。

イヤホンジャックの有無

iPhone SEはイヤホンジャックがある

また、これは有線イヤホンを利用する方にとっては大きなメリットなのですが、iPhone SEにはイヤホンジャックが存在します。
iPhoneのイヤホンジャックは、iPhone7以降の機種では消滅し、有線イヤホンを使用する場合には別途変換コネクタが必要です。

 

たしかに、近年ではBluetoothによる完全ワイヤレスイヤホン市場も大きく賑わっており、音質も向上の一途をたどっています。しかし有線イヤホンを愛用する人も多いのが実状です。
イヤホンジャックを有するiPhone SEは、有線派にとっては大きな魅力です。

価格の魅力

そして何よりiPhone SEの一番の強みは、価格です。

入手先は主に中古や、未使用品になりますが、価格はさほど高くありません。

 

iPhone SEの2016年の発売当初の価格は、16GBで約5万でした。中古や未使用品では当然この値段以下、ものによっては半額以下での購入が可能です。

AndroidよりiPhone SEがおすすめである

値段だけにこだわるならば、Androidスマホを使用するという選択もありえるでしょう。しかしiPhone SEはどれだけ古くなっても、iPhoneです。
iPhoneの最大の魅力は、誰にでも扱えるわかりやすい操作性であり、壊れにくいタフさです。
そして、iPhone SEはiOSのアップデートも行うことができ、2019年現在も最新機種と同じiOS12.3.1を使用できます。

 

困ったときや修理には、Appleのサポートを受けることができるのも大きな恩恵です。
キャリアとメーカーの間でたらい回しにされることはなく、困ったならばAppleに聞ける心強さがあります。

古くならないiPhone SEの魅力:いまなおオススメできる機種

最後に、ここまでで紹介したメリットとデメリットを振り返ってみましょう。

 

メリット

  • 手のひらにおさまるサイズ感
  • 日常動作には十分なスペック
  • イヤホンジャックがある
  • 価格が安い
  • iPhoneである

 

デメリット

  • チップが古い
  • 機能面では劣る
  • カメラの性能が劣っている
  • ディスプレイが小さい

 

はっきりといえば、スペック面ではiPhone SEに軍配があがる部分はありません。
2016年に発売されたものが、2018年に発売された機種より優れていては最新機種の存在意義はなくなってしまいます。しかし2019年になってもiPhone SEは最新機種と戦えるiPhoneです。

 

もちろん、とにかくスペックが一番だと考えている方や、最新機能を試したいという方にはおすすめできません。
カメラが好きな方も物足りなく感じるでしょう。
しかし、電話やメールという基本機能を重視している方にとって、iPhone SEほど便利で手に馴染むiPhoneはありません。

 

スマホにはそれほどお金をかけたくないけれど、安価なスマホを買って失敗するのが怖い方。
iPhone SEはそのような方にも最適です。
安価でありながら最低限のスペックを保ち、最新のOSを使用できる機種は、今やiPhone SEくらいでしょう。

【ライター:巽 久已】

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