
Apple Watch Series 6/Apple Watch SEを比較 何が違うの?イイの?
2020年9月18日、Apple Watch Series 6とApple Watch SEが同時に発売されました。
Series 6は6世代目のApple Watchですが、SEとは一体…?Series 6とSE、何が違うの?と思われる方も多いですよね。
そこで今回はApple Watch Series 6とApple Watch SEのデザインやスペック、価格などを徹底比較。どちらを買うべきなのかご紹介したいと思います!
目次
Apple Watchで最初に悩むこと・疑問
Apple Watch Series 6とSEについてご紹介する前に、まずは「Apple Watchのココってどういうこと?」という疑問点を復習します。
ご存知の方は飛ばしちゃってくださいね。
「GPSモデル」と「GPS+Cellularモデル」
最初にApple Watchを購入する上でややこしい「GPSモデル」と「GPS+Cellularモデル」について知っておきましょう。
現在発売されているほぼすべてのApple Watchには、
- GPSモデル
- GPS+Cellularモデル
という2つのモデルが用意されています。この2つの違いは「LTE通信ができるか・できないか」ということ。

GPSモデルはその名の通りGPSのみに対応し、LTE通信はできません。
GPSモデルはiPhoneとBluetoothで接続することによって通信ができるので、iPhoneがそばにないとApple Watchは時間をチェックできるだけの「時計」としてしか使用できなくなります。
一方GPS+CellularモデルはLTE通信に対応。
そばにiPhoneがなくてもApple Watch単体で電話をしたり音楽を聞いたりアプリを使ったり、電話をかけたり受けたりもできます。
例えばiPhoneを持たずにApple Watchだけ付けてジョギングしたい、なんて方はGPS+Cellularモデルがオススメですよ。
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ケースのサイズ
続いてケースのサイズについて。「ケース」と言っていますが、これはApple Watchの本体のサイズと考えてOK。
Apple Watchには2つのサイズ「40mm」と「44mm」が用意されています(※1)。
画像だと分かりづらいかもしれませんが、4mmとは言え意外とその差は大きいです。

「40mmは女性向け、44mmは男性向け」と考えてしまいますが、
- 44mmは手首周りが14〜22cmの方
- 40mmは手首周りが13〜20cmの方
にそれぞれフィットすると公式にアナウンスされているので、もちろん男性が40mmを付けたり女性が44mmを付けても大丈夫。
ただし手首に対して大きすぎたり小さすぎたり、自分の好みの大きさでなかったり…などがあるので、購入前に一度実際につけてみることをオススメします。
ちなみにApple Watchは44mmだとしてもディスプレイを凝視しながら長々と操作することには向いていないので、ディスプレイの大きさによる操作性に関してはそこまで気にしなくてもいいでしょう。
あくまで自分の手首に合った大きさを重要視していいかと思います。
※1:Apple Watch Series 3は42mmと38mmの2種類です。
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本体とバンドの素材
Apple Watchは本体の素材を、
- アルミニウム
- チタニウム
- ステンレススチール
などから選ぶことができます。
さらにバンドにはスポーツバンドやレザー、ソロループなど多くの種類が。

基本的には自分の好みと価格で選んでOKなのですが、アレルギーがある方は使われている素材に注意しなければなりません。
中にはアレルギー物質であるニッケルやアクリル樹脂などが使われているバンドもあるそうなので、購入前にチェックしておきましょう。
Apple Watchに使われている素材についてはしっかりと確認することをおすすめします。
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Apple Watch Series 6とSEの違いを比較
さていよいよここからが本題。Apple Watch Series 6とSEの比較を見ていきましょう!
モデル名 | Apple Watch Series 6 | Apple Watch SE |
---|---|---|
ケース(本体)サイズ |
|
|
ディスプレイ | 常時表示Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ |
ケースの素材 |
|
|
ケースのカラーラインナップ | ●アルミニウム
●ステンレススチール
●チタニウム
|
|
搭載チップ(プロセッサ) | S6 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載) | S5 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載) |
耐水性能 | 50m (泳げる耐水性能) | 50m (泳げる耐水性能) |
血中酸素ウェルネスセンサー | ○ | × |
電気心拍センサー | ○ | × |
バッテリー | 最大18時間 | 最大18時間 |
価格 | ・GPSモデル: 4万2,800円~ ・GPS+Cellularモデル: 5万3,800円~ | ・GPSモデル: 2万9,800円~ ・GPS+Cellularモデル: 3万4,800円~ |
ざっとApple Watch Series 6とApple Watch SEの違いを表でご紹介しましたが、ここからもう少し詳しく見ていきましょう!
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Apple Watch Series 6
Apple Watch Series 6は2020年10月現在最も新しいApple Watchです。
そのため搭載されているチップや機能などすべてに最新の技術が使われた最高のもの。
S6チップはApple Watch SEに搭載されているS5に比べ最大20%高速に、電気心拍センサーや血中酸素ウェルネスセンサーを搭載し「時計」としてだけでなく体調も監視してくれるデバイスとなりました。

そしてなんと言っても「常時表示Retinaディスプレイ」なことがApple Watch SEと比較した時の最大のメリットでしょう。
この常時表示RetinaディスプレイはSeries 5から搭載されており、どのような状況でも常に時間が表示される機能。
Apple Watchはバッテリーの関係から基本的にディスプレイはオフの状態で、ディスプレイを触ったり時間を確認するために手を上げた時にディスプレイが点灯するという仕組みでした。
こちらのGIFを見てもらうと分かりますが、ディスプレイが点灯するまでにちょっとしたラグがあったり…
反応が悪く手を上げてもディスプレイが点灯しなかったりなんてことも。片手がふさがっていて時間を確認したい時にディスプレイがつかないとイラっとしちゃうんですよね…。
しかしSeries 5からは常にディスプレイに時計が表示されるようになり、ストレスを感じることもなくなりました。
Apple Watchがまさに「時計」として進化を遂げたわけですね。
この「常時表示Retinaディスプレイ」はSeries 5以前のApple Watchユーザーが待ち望んでいたと言っても過言ではない機能。
SEとの価格差は1万3,000円〜2万円弱ありますが、この機能のために払ってもいいと言うユーザーも多いです。
- 最新のApple Watchが欲しい
- 体調管理もしたい
- 時計は常に表示されていて欲しい
という方にはApple Watch Series 6がオススメですよ。
Apple Watch SE
対してApple Watch SEの最大のメリットはなんと言っても価格が安いこと!
先ほども言った通りApple Watch Series 6と比べるとGPSモデルは1万3,000円、GPS+Cellularモデルは1万9,000円ほど安くなっています。
血中酸素ウェルネスセンサーや電気心拍センサーなども搭載されていませんが、
- 時計として使えること
- iPhoneの通知が知れること
- SuicaやApple Payなどの電子マネーが使えること
- ジョギングなどの運動を記録できること
- 音楽の操作ができること
など最低限でOK!という方にはぴったりですよ。
Apple Watch Series 6とSEの新機能・おすすめ機能
続いてApple Watch Series 6とApple Watch SEに共通する新機能やオススメ機能をご紹介します。
緊急SOS
緊急SOSは警察や消防、救急などの緊急通報用サービスに電話がかけられる機能。
GPS+Cellularモデルなら海外にいても現地の緊急通報サービスに電話をかけることができますよ。
※GPSモデルの場合iPhoneが近くにないと緊急SOSが使用できません。iPhoneが近くにない場合はApple Watchを接続したことのあるWi-Fiに接続し、Wi-Fi通話を設定しておく必要があります。
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転倒検出
転倒検出はユーザーが転倒した時にそれを検知し、手首を叩いてくれたり警告音を鳴らしたりディスプレイにメッセージを表示してくれる機能です。
転倒を検出してから1分間ユーザーの反応がない場合は、なんと緊急通報サービスに自動で連絡。
ユーザーの転倒を検知したとの音声メッセージが再生されユーザーの現在地を伝えてくれます。
実際、このApple Watchの転倒検出機能によって2020年4月23日のアメリカで男性の命が助かったとのこと(参考:9to5Mac)。
まさに「万が一の時に役立つ機能」ですね…!
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内蔵コンパス
内蔵コンパスと聞いても「使うところある?」と思いがちですが、このコンパスの威力を発揮するのはマップと使った時。
コンパスによって今どこにいるのかだけでなく、自分がどちらの方向を向いているのかも分かります。
iPhoneを片手にウロウロせずともApple Watchでルート案内してもらえるのは思ったよりも便利ですよ!
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常時計測の高度計
続いて常時計測の高度計ですが、これは自分がいる高度を常に測ってくれる機能。
普通に生活していたら使わない機能ですが、登山が趣味!なんて方には嬉しい機能と言えるでしょう。
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ファミリー共有設定
最後にファミリー共有設定について。
これは1台のiPhoneに複数のApple Watch(GPS+Cellularモデル)をペアリングできる機能です。
例えば「ママのiPhoneに子どものApple WatchとおばあちゃんのApple Watchをペアリングしておく」ことができるのですが、これによりどうなるかと言うと…
子どもやおばあちゃんがiPhoneを持っていなくても、Apple Watchだけで
- 通話やFaceTime
- メッセージやメールの送受信
などが行なえるわけですね。
ママは子どもやおばあちゃんの現在地も把握できますし、先ほどご紹介した転倒通知機能なども役立てられます。
子どもにはスマホをまだ持たせたくないけど万が一の時に連絡ができるようにしたい、一人暮らしのおばあちゃんが心配…という方にピッタリな機能です。
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Apple Watch Series 6とSEの比較まとめ
以上、Apple Watch Series 6とApple Watch SEの比較、そして機能などをご紹介しました。最後にまとめると、
- 最新のApple Watchが欲しい
- 時計は常に表示されていて欲しい
- 血中酸素ウェルネスセンサーなどで体調管理もしたい
- アルミニウム以外の素材がいい
- 時計は常時表示じゃなくてOK
- 価格が安いほうが良い
と言ったところ。Apple Watchを購入する際の参考になれば幸いです!