高コスパAndroidスマホ「AQUOS sense3」の実力をチェック【レビュー】

 2019年11月には後継モデルの「AQUOS sense3」が発売。
sense2よりもCPU性能や内蔵メモリ(RAMとストレージ)が向上し、メインカメラが標準と広角のデュアルカメラになりました。
さらに注目すべきはバッテリー容量。sense3はそれほど大きなスマホではありませんが、4000mAhもの大容量バッテリーを搭載しました。

ドコモ、auのほか、UQ mobileなど多くのMVNOで扱われていて、人気モデルとなるのは確実視されています。

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超人気スマホ「AQUOS sense2」からさらに進化

AQUOS senes3

 複数の調査会社調べで、シャープは2017年、2018年とAndroidスマホの販売台数シェアで2年連続No.1。2019年上半期もシェアを維持しています。

その躍進を支えているのがAQUOS senseシリーズ。
2018年モデルの「AQUOS sense2」は大手キャリアが販売したのはもちろん、SIMフリーモデルはMVNOでも広く展開され、コストパフォーマンスの高さや日本メーカーが作っている安心感が幅広いユーザーに支持されました。

 今回はAQUOS sense2からの進化ポイントを中心に、AQUOS senes3(SIMフリーモデルSH-M12)の魅力をご紹介します。

AQUOS senes3のデザイン/外観

 AQUOS senes3は、sense2から引き続き、丈夫で上質感のあるアルミボディを採用しました。

ディスプレイは約5.5インチ フルHD+(1080×2160ピクセル)で、それなりの大きさがありますが、非常に狭額縁で幅70mmに抑えられていること、側面の角が丸く処理されていることから、とても持ちやすいサイズ、形状になっています。
女性の手でも持て余すことはありません。

重量はsense2よりも12g重く約167gとなりましたが、ガラスを使っているモデルに比べると軽く仕上がっています。洋服のポケットに入れても気になりません。

AQUOS senes3 外観 正面
約5.5インチの液晶ディスプレイを採用。ディスプレイ下部に指紋センサーがあります。
AQUOS senes3 背面
カメラは上が標準カメラ、下が広角カメラでどちらも1200万画素。
このモデルのカラーはライトカッパーで、SIMフリーモデルは他にシルバーホワイトとブラックがあります。
AQUOS senes3 先端
先端部には3.5mmのイヤフォン端子。
AQUOS senes3 右側面
右側面に電源ボタンと音量キー。

AQUOS senes3の機能、特徴、スペック

 AQUOS senseシリーズは、一般的な使用に必要十分な機能を搭載するミドルレンジクラスに位置します。ハイエンドモデルに比べて機能はぐっと抑えめです。

しかし、メールやウェブの閲覧、SNS、ちょっとしたゲームなどは問題なく使えるようになっています。
しかもsense3はメインカメラがデュアル。価格を考慮すると非常にコストパフォーマンスの高いシリーズとなっています。そのコンセプトはsense3にも引き継がれています。

カメラ

 sense2では背面に1つだけだったメインカメラが2つになりました。

標準カメラと121度の広角カメラで、ファインダー上のシャッターボタンのそばにあるドットをタッチして切り替えます。
なお、インカメラはsense2と同じ約800万画素です。

AQUOS senes3 標準カメラ AQUOS senes3 広角カメラ
標準と広角の違い。広角カメラを使うと、若干の歪みは気になりますが、風景をダイナミックに撮影できます。

 撮りたいものにカメラを向けると被写体を認識する「AIオート」が搭載されており、人、犬、猫、料理など9つの被写体とシーンに対応します。

例えば料理にカメラを向けるとファインダー上にナイフとフォークのアイコンが出現し、料理がよりおいしく見えるモードに自動で設定されます。

AQUOS senes3 料理モード
料理を撮ろうとすると、料理のモードに自動でカメラ設定が切り替わり、色鮮やかさが増します。
AQUOS senes3 夜景
夜景も撮ってみました。夜景モードがないので、明るい部分が少し白飛び気味ですが、ブレずにきれいに撮れました。

 動画にも一工夫あります。動画を一定時間以上撮影すると、AIが人や笑顔など良いシーンを判断し、約15秒のBGM付きダイジェストムービーを作ってくれる「AIライブストーリー」という機能が搭載されています。
自分で編集せずに見やすいショートムービーを作ってくれるのはとても便利。SNSにも気軽にアップできます。

バッテリー性能

 sense2から大きくアップしたのはバッテリー容量。

2700mAhからsense3では4000mAhとかなりの大容量になりました。
これだけバッテリー容量が増えても、本体重量がそれほど重くなっていないことに驚かされます。

平均的なスマホ利用で1週間の電池持ちとシャープはアピールしていますが、使い方によるので、そこまで長持ちしない人も多いでしょう。
筆者自身が使った限りですが、電車移動中やランチタイム時には必ずSNSやウェブ閲覧、1日30~40分程度はバッテリー消費の激しい位置情報ゲームを遊ぶという使い方でしたが、1日半以上は安心して使えました。

 この長時間利用については、バッテリー容量が大きくなったことに加え、静止画表示中の消費電力を抑える省エネなIGZO液晶ディスプレイも貢献しています。

顔認証、指紋認証

 画面のロック解除やサービス利用の認証は指紋認証で行えます。
指紋センサーはディスプレイ下に配置されているので、sense3を机に置いた状態でもセンサーに触れてすぐにロック解除ができます。

 また、指紋認証と顔認証を組み合わせて利用できます。指紋認証が使えないときでも、顔認証で画面ロック解除できるのでストレスが軽減されます。

AQUOS sense3 指紋認証
指紋認証と顔認証を両方使うと、画面ロック解除がいつでもスムースにできます。

防水・防塵・おサイフケータイ

 日本のスマホユーザーが求める機能はしっかり搭載しています。

防水はIPX5/IPX8、防塵はIP6X相当と高いレベルで、お風呂でも使えます。

さらに、耐衝撃性能を備えているほか、米国国防総省が制定したMIL-STD-810Hに準拠した規格19項目をクリアしています。

もちろん、おサイフケータイにも対応。
ワンセグ/フルセグはありませんが、特に問題は感じないでしょう。最近はハイスペック機種でもワンセグ/フルセグの搭載を見送る機種が増えています。

パフォーマンス

 使い勝手を左右するCPUや内蔵メモリは、sense2が「Snapdragon 450」と3GB RAM/32GB ROMだったところ、sense3では「Snapdragon 630」と4GB RAM/64GB ROMに1ランク上がりました。
通常の使い方でレスポンスに不満を感じることはありません。ミドルレンジのスマホは、文字入力をする際にキーボードの表示が遅いことがありますが、sense3ではあまり感じません。

 ただ、ゲームをプレイしているときは、ハイスペック機に比べると表示の滑らかさに欠けるときがあります。

そこはやはりミドルレンジモデルですので仕方がありません。
もう少し快適にゲームを遊びたいなら、CPUやメモリが少しアップしている「AQUOS sense3 plus」をお勧めします。価格は1万円程度高くなりますが、画面サイズがsense3より一回り大きい約6インチで、サウンドにもこだわったモデルです。動画も楽しめるでしょう。

AQUOS senes3の価格

 AQUOS sense3の価格は、基本的に3万円台半ばですが、キャリア、購入場所によっては、2万円を切るほどの安い価格で売られています。
キャンペーンで割引やポイント還元があったり、期間限定で安くなっていたりする場合もあります。

 いずれにしても、このスペックで3万円台なのでコストパフォーマンスは高いモデルです。
AQUOS sense3の公式オンラインショップで新規契約・一括払いの税込み価格の一例(2019年12月28日現在)
※IIJmioは契約なしで購入可能

ドコモ3万1680円
au3万6720円
UQ mobiie2万3760円
IIJmio3万2780円
OCN モバイル ONE2万5410円
mineo3万9600円

AQUOS sense3がおすすめはこんな人

 ミドルレンジモデルなので、ハイスペックスマホのように、なんでも快適にできるとは限りません。

ARやリッチなビジュアルを多用しているゲームは、表示がカクつくいたり、反応が少し遅れたりすることもあります。
カジュアルなゲームを楽しむなら問題ありませんが、素早さを競い合うようなゲームは避けた方が無難です。

 しかし、メールやウェブ、LINEやTwitterなどのSNSがメインの使い方では、何も問題ありません。

バッテリー持ちが良く、本体は軽くて持ちやすく、幅広い人に受け入れられるシンプルでクセがないデザインです。
おサイフケータイに対応しているので、モバイルSuicaやiD、QUICPayでキャッシュレス決済もOK。防水防塵、耐衝撃性能もあるので、安心して長く使い続けられるでしょう。

2年間のOSバージョンアップが約束されていることも、長く使うことを考えると嬉しいポイントです。

 スマホでしたいことは一通り快適にできるはずです。ハイスペックは不要だけど、必要な機能は備えていてほしいと望む人に、まず検討してもらいたい1台です。

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