
スマートウォッチ「Fitbit」のおすすめ6モデルを徹底比較・違いを詳しく紹介
「Fitbitの製品に興味があるけど、どれを選んでいいか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
Fitbitは健康管理・活動量計に強みがあるスマートウォッチで、「スマートウォッチを健康管理に役立てたい」と考えている人にピッタリ。
ただ、いざ選ぶとなると、一見どれも同じに見えて「違いが分からない」というのが正直なところだと思います。
そこで本記事では、Fitbitのスマートウォッチのモデル毎の違いを分かりやすく解説。各モデルの特徴を把握して自分に合った一台を選んでいきましょう。
Fitbitとは
Fitbitは、サンフランシスコに本社を置くアメリカのフィットネス製品メーカーです。
Fitbitシリーズをはじめ、睡眠計リストバンド、ワイヤレス多機能体重計など様々な製品を製造・販売しています。
活動量計を中心に健康管理やスポーツ・アクティビティに強いことが大きな特徴です。
とくにおすすめのFitbit商品は?
自分に必要な機能を見極めつつ、予算と相談して選ぶのがベストです。
スマートウォッチとトラッカーの違い
スマートウォッチは、ひとことで言うとスマホと連携して使えるウェアラブル端末(体につけられる端末)です。「健康状態の管理」だけでなく、「メール・LINEの通知」「音楽を聴く」「天気予報を見る」など多機能で使えるのが特徴となります。
スマホと連携した機能をフル活用したい人は、スマートウォッチを選ぶと良いでしょう。
一方で、トラッカーは健康管理や活動量計に特化したウェアラブル端末です。日々の歩数・消費カロリーの記録から、睡眠の時間の計測まであらゆる健康データを取得できます。
リストバンド型で軽量なのも特徴で、健康状態の管理や、運動の記録をメインに考えている人におすすめです。
Fitbit おすすめスマートウォッチ比較
おすすめのFitbitスマートウォッチは以下の3機種です。
(※2021年5月27日時点の税込み価格)
商品名 | Versa 2 | Versa ライトエディション | Ionic |
---|---|---|---|
イメージ | |||
価格 | 1万9,574円 | 1万0,500円~ | 1万3,980円 |
駆動時間 | 6日間以上 | 4日間以上 | 最大5日間 |
GPS機能 | ○(スマホと連携) | ○(スマホと連携) | ○(単体で可) |
防水機能 | ○ | ○ | ○ |
カラー | ブラック/カーボン アルミニウム ストーン/ミストグレー アルミニウム ペタル/カッパーローズ アルミニウム ボルドー/カッパーローズ アルミニウム エメラルド/カッパーローズ アルミニウム | チャコール/シルバー アルミニウム ホワイト/シルバー アルミニウム ライラック/シルバー アルミニウム マルベリー マリーナブルー | チャコール/スモークグレー スレートブルー/バーントオレンジ ブルーグレー/ホワイト |
特徴 | Amazon Alexaを搭載 時計の常時表示・スリープ機能 | Fitbitの標準機能を網羅 アプリの追加が可 | コーチング機能 単体での音楽再生 |
Fitbitのスマートウォッチの強みは何といっても、健康管理や活動量計のクオリティが高いこと。全モデルで共通して、以下の標準機能が利用できます。
- 1日のアクティビティの記録
- 睡眠の記録
- 運動リマインダー
- 20以上のエクササイズモード
このあたりを記録できるスマートウォッチは多くありますが、精度・データの分かりやすさはワンランク上。歩数、心拍数、消費カロリーなど1日の活動を24時間365日記録し続けてくれます。
「スマートウォッチ選びでは、健康管理や活動量の記録にこだわりたい」という人にFitbitはおすすめ。
各モデルの特徴を詳しく見ていきましょう。
Versa 2
「Amazon Alexa」「時計の常時表示」などの機能を数多く搭載しているモデルで、上位モデルならではプラスアルファの機能で、生活の質を高めたい人におすすめです。
「Amazon Alexa」は側面のボタンを長押しで起動。「タイマーを3分に設定して」「今日の天気は?」など様々な指示や質問に答えてくれます。
スマートウォッチの小さな画面でタイマーを設定しようと思うと少し操作が面倒なこともありますが、Alexaなら一発!
スマホだと音声アシストは使わない人も多いと思いますが、手元でワンタッチで使えるとなると気軽に活用できそうですね。
「時計の常時表示」&「スリープ機能」などの細かい機能もあり、普通の時計と同じようにいつも時刻を表示してくれるのはやはり便利です。また、常時表示にすると電池の減りは早くなりますが、毎日充電する人なら問題なく使えます。
そのほか、スリープ機能も地味に重宝します。
睡眠中は「画面の点灯」や「通知」をオフにでき、スマホの画面の明かりが睡眠を妨げることを防いでくれます。時計の常時表示もスリープ機能もさりげない機能ですが、「あると嬉しい!」という感じる方も多いはず。
「Versa 2」では、前モデル「Versa」からさらにバッテリー持ちが進化し、6日以上の持続時間を実現。基本的には週に2回程度の充電で十分にやりくりできます。
「電池持ちの良いスマートウォッチを選びたい」という人に、Versa 2はかなりおすすめですね。
Versa ライトエディション
Versa ライトエディションは、コストパフォーマンスに優れる「Versa」の廉価版モデルです。
「Amazon Alexa」などの高度な機能は非搭載ですが、活動量・睡眠の記録などの標準的な機能は一通り網羅しています。価格を抑えつつ、一通りの機能がしっかり使えるスマートウォッチを手にしたい人におすすめ。
Versa ライトエディションは、Fitbitのスマートウォッチの標準機能を一通り網羅しています。
- 1日のアクテビティの記録(心拍数、カロリー、距離など)
- 睡眠を毎日記録
- 20以上のエクササイズモード
廉価版モデルでも、活動量の計測・記録のクオリティに関しては上位モデルとほぼ変わりません。
消費カロリーの確認、睡眠の記録など基本的な使い方をする分には「Versa ライトエディション」でOK。
Fitbit アプリギャラリーからアプリの追加も可能で、フィットネス、ファイナンス、SNS、スポーツなど様々なジャンルのアプリが用意されています。
また、開発者のアプリや、Fitbit Lab のアプリも追加できるので、自分好みにカスタマイズして使っていくことができるでしょう。
Ionic
「Ionic」はFitbit初のスマートウォッチとして発売されたモデルで、発売は2018年ですが、Fitibitのスマートウォッチとしての機能はほぼ全て網羅しています。
また、単体でのGPS機能に対応している点は嬉しい点、スマートウォッチだけでランニングのワークアウトを記録できます。
最新にこだわらず、実用性重視で選びたい人におすすとなっています。
「Ionic」はVersa 2にはないコーチング機能を備え、個々に合わせたコーチングを表示し、段階ごとに指示を与えることも可能。また、こちらからのフィードバックに基づいて、新たにワークアウトメニューを作成し、目標の設定までを行ってくれます。
スマートウォッチ1台で、効果的なトレーニングが期待できるでしょう。
また、「Ionic」はスマートウォッチ単体での音楽再生に対応しています。パソコン版のFitbitアプリから音楽を転送すれば、最大で300曲以上をスマートウォッチに保存できます。
そのほか、スマートウォッチ上での「Spotify」操作にも対応。スマホと連携して、音楽のコントローンや曲にいいねを付けたりなどの操作ができ、普段スマホでSpotifyを利用している人には嬉しい機能です。
Fitbit おすすめトラッカー比較
おすすめのFitbitトラッカーは以下の3機種です。
(※2021年5月27日時点の税込み価格)
商品名 | Charge 4 | Inspire HR | Inspire |
---|---|---|---|
イメージ | |||
価格 | 1万7,680円 | 1万4,980円 | 1万3,500円 |
駆動時間 | 最大7日間 | 最大5日間 | 最大5日 |
GPS機能 | ○(単体で可) | ○(スマホと連携) | × |
防水機能 | ○ | ○ | ○ |
カラー | ブラック ローズウッド ストームブルー/ブラック | ブラック ライラック ホワイト/ブラック | ブラック サングリア |
特徴 | トラッカー単体でのGPS機能 「Spotify」の操作 クイック返信機能 | 睡眠ステージの計測 1日24時間の心拍数計測 スマホと連携してのGPS機能 | 1日のアクティビティ記録 睡眠の記録 防水・水泳の記録 |
トラッカーとなると、やはりFitbitの「活動量計に強い」というメリットが活きてきます。
- 1日のアクティビティの記録
- 睡眠の記録
- 運動リマインダー
Fitbitトラッカーを着ければ、歩数、心拍数、消費カロリーなど1日中記録し続けてくれます。他にもたくさんありますが、クオリティを見ればやはりワンランク上の印象です。
各モデルの特徴を詳しく見ていきましょう。
Charge 4
「Charge 4」は2020年4月発売のFitbitのトラッカーです。
注目はトラッカー単体でのGPS機能。トラッカーだけを着けて気軽にランニングに出れるのは大きな魅力で、記録したワークアウトは、後からゆっくりスマホ上で確認できます。ルートマップはもちろん、ルート上の心拍への負荷の変化などの詳しいデータもチェックが可能です。
スマホと連携して使える機能も充実していて、Charge 4のディスプレイ上でLINEの通知が確認できるほか、あらかじめ設定したテキストを選択して返信ができる「クイック返信」にも対応。
そのほか、Charge 4から「Spotify」の操作に対応していて、音楽のコントローンや曲にいいねを付けたりなどが可能です。Spotifyの操作はスマホとの連携が必須となりますが、ランニング・ウォーキングでも便利に使える機能ですね。
バッテリーの持続時間は、「最大7日間」。
GPS機能を利用した場合は大きくバッテリー残量を消費しますが、それを除けばバッテリーの減りはかなり緩やかで、週に1~2回程度の充電で使っていくことができます。
Inspire HR
「Inspire HR」は、2019年3月に同時発売された「Inspire」の上位モデルにあたる機種です。
価格も抑えつつ、Fitbitの機能を網羅したバランスの良いコスパモデルを求める人におすすめ。
また、「Inspire HR」なら詳細な睡眠データの取得が可能で、浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠の変化をグラフで表示してくれます。睡眠の質はスコアでも表示してくれるので、一目で日にちごとの比較も可能です。
そのほか、データと合わせて表示される「睡眠の質を高めるためのヒント」もかなり参考になります。日々の睡眠を「睡眠時間」だけでなく「睡眠の質」を含めて管理できるのは大きなメリットですね。
さらに、1日24時間、継続的に心拍数も測定してくれます。
心拍数は「ピーク」「有酸素運動」「脂肪燃焼」の3段階のゾーンに分けてグラフで確認が可能で、運動の効果を最大限に高めるためにも役立つでしょう。もちろん消費カロリーも正確に取得してくれるので、普段カロリー計算をしている方も便利に活用できます。
「Inspire HR」ではスマホと連携すれば「GPS機能」も使うことができ、ランニングやウォーキング中もスマホを持ち歩く人なら、「Charge 4」のような単体でのGPS機能がなくても十分。
手元の「Inspire HR」のディスプレイから、距離やペースをしっかり確認できます。ランニングなどのワークアウトの記録用にトラッカーを検討中の人にも、良い選択肢となるはず。
Inspire
「Inspire」は、3機種の中で最安のFitbitトラッカーで、1万円前後の価格帯で購入できます。
機能はかなり絞られますが、1日のアクティビティ記録、睡眠データの取得など基本的な機能はバッチリ利用でき、「手軽に運動・睡眠の質を把握したい」という方におすすめです。
また、歩数・距離・消費カロリーなど健康管理に役立つデータを1日中記録してくれ、基本データがしっかり把握できます。
食事のデータもスマホアプリから入力して管理が可能で、摂取カロリーと消費カロリーを比較しながら、データに基づいてカロリー管理することも。
そのほか、簡易な睡眠データの記録機能も搭載していて、サイレントアラーム機能もあるので、電車で仮眠をとる時の乗り過ごし防止にも役立つでしょう。
防水にも対応していて、水深50mまでの耐水仕様なので、プールやシャワーでも問題なく利用できます。
また泳いだ時間や長さも自動的に記録が可能。水泳の記録用のトラッカーとしても活躍してくれます。
Fitbitおすすめポイントまとめ
Versa 2
- 最新の上位モデルを使いたい
- 「Amazon Alexa」「時計の常時表示」など最新モデルで追加された機能を使いたい
- バッテリー持ちがとくに良いモデルを選びたい
Versa ライトエディション
- 少し価格を抑えたい
- Fitbitの標準機能を一通り使いたい
Ionic
- 最新にこだわらず実用性重視の人
- 単体でのGPS機能が欲しい
- コーチング機能を使ってみたい
Charge 4
- 単体でのGPS機能が欲しい
- スマホとの連携機能も重視したい
- バッテリー持ちを重視したい
Inspire HR
- 価格も抑えめで機能充実のコスパモデルが欲しい
- 睡眠の深さを記録したい
Inspire
- 手軽に運動と睡眠を把握したい
- 価格の安さに魅力を感じる
利用目的をイメージして、機種ごとの特徴に照らし合わせてみれば、自分にピッタリの1台が見つかるはず。
ぜひ自分に合ったモデルを選んで、充実した健康管理に役立ててみてくださいね。