
最新iPad Air(第4世代)の違いを比較!iPad Air3と11インチiPad Pro2との比較
発表された時「これがProじゃないのか」と世間をざわつかせた最新iPad Airは一体どんなモデルなのでしょうか。
- 「iPad Airってなんか中途半端」
- 「気になるけど踏ん切りがつかない」
そんな人に、iPad Air(第4世代)の魅力をとことん伝えます!
今回はiPad Air(第4世代)のスペックを、前モデルである第3世代iPadAirと11インチiPad Pro(第2世代)の2モデルと比較しながら紹介していくので、iPad Proと迷っている人もぜひ参考にしてみてください。
iPad・iPad Pro・iPad Air・iPad miniどれを選べばいいか分からない!という方は、下記の記事に詳細にまとめましたのでぜひこちらも参考にしてみてください。
iPad Air(第4世代)とは
出典:apple.com
iPad Air(第4世代)は、2020年10月23日に発売された新しいiPad Airです。
この第4世代でiPad Airは大きく飛躍しました!
ホームボタンは無くなり、ディスプレイもiPad Proと同じものを使用。本体のデザインもかなりiPad Proに近づきました。また、性能面でも最新チップのA14を搭載し、高い処理能力を見せてくれます。
第4世代のiPad Airは、超高性能な万人向けiPadと言えるでしょう。
iPad Air(第4世代と第3世代)/11インチiPad Pro(第2世代)スペック違いを比較
iPad Air(第4世代)がどれほど高性能なのか、どれだけiPad Proに肉薄しているのか、それを知るにはスペックチェックです。
iPad Air(第4世代) | iPad Air(第3世代) | iPad Pro(第2世代)11インチ | |
---|---|---|---|
発売日 | 2020年10月23日 | 2019年3月19日 | 2020年3月25日 |
本体カラー | シルバー スペースグレイ ローズゴールド グリーン スカイブルー | スペースグレイ シルバー ゴールド | シルバー スペースグレイ |
本体サイズ(mm) | 247.6 × 178.5 × 6.1 | 250.6 × 174.1 × 6.1 | 247.6× 178.5 × 5.9 |
重さ Wi-FiモデルWi-Fi + Cellular | 458g 460g | 456g 464g | 471g 473g |
ディスプレイサイズ | 10.86インチ | 10.5インチ | 11インチ |
ディスプレイ種類 | Liquid Retina | Retina | Liquid Retina |
ディスプレイ解像度 | 2360 × 1640 264ppi | 2224 × 1668 264ppi | 2388 × 1668 264ppi |
セキュア認証 | Touch ID(電源ボタン) | Touch ID(ホームボタン) | Face ID |
チップ | A14 | A12 | A12Z |
対応Apple Pencil | 第2世代 | 第1世代 | 第2世代 |
対応キーボード | Smart Keyboard Folio Magic Keyboard | Smart Keyboard | Smart Keyboard Folio Magic Keyboard |
カメラ性能 | 12MP広角カメラ | 8MP | 12MP広角カメラ 10MP超広角カメラ |
ビデオ撮影性能 | 4Kビデオ撮影 スローモーション (120fps、240fps) | HDビデオ撮影 スローモーション (240fps) | 4Kビデオ撮影 スローモーション (120fps、240fps、超広角240fps) |
オーディオ | ステレオスピーカー | ステレオスピーカー | 4スピーカーオーディオ |
コネクタ | USB-C | Lightning | USB-C |
ストレージ容量 | 64GB 256GB | 64GB 256GB | 128GB 256GB 512GB 1TB |
スペックを並べてみると、第3世代のiPad Airからかなり進化したことが見て取れます。かなりiPad Pro(第2世代)と近いですよね。
iPad Air(第4世代)と11インチiPad Pro(第2世代)価格比較
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB | |
---|---|---|---|---|---|
iPad Air (第4世代) | 6万2,800円 7万7,800円 | - | 7万9,800円 9万4,800円 | - | - |
11インチiPad Pro (第2世代) | - | 8万4,800円 10万1,800円 | 9万5,800円 11万2,800円 | 11万7,800円 13万4,800円 | 13万9,800円 15万6,800円 |
※2021年2月12日時点の価格
さてスペックでは「ほぼiPad Pro」という感じのiPad Air(第4世代)ですが、気になるのはお値段。iPad Air(第4世代)とiPad Pro(第2世代)を直接比較できる容量は、256GBだけです。
その価格差は……
- Wi-Fiモデル:1万6,000円
- Wi-Fi+Cellularモデル:1万8,000円
約2万円安い!第4世代恐ろしい子すぎませんか?!
また、iPad Air(第4世代)には64GBがあるのもいいところです。容量が小さければ価格も手頃ですからね。
容量選びのポイント
- モバイルPC代わり:小容量でOK
- ゲーム専用端末なら:小容量〜中容量
- 写真をiPadに全部保存:少し大きめの容量
- 動画関係がメインなら:大容量
これが原則です。
ゲームは基本的に64GBで大丈夫ですが、1GBを超えるアプリを何個もインストールする人だと足りなくなる恐れもあります。その場合は1つ上の容量がいいですね。
写真はこまめにバックアップを取り、本体から消すならば64GBでも良いですが、iPadで写真の管理をしたり編集したいのであれば128GB〜256GBがいいでしょう。
動画撮影をたくさんしたり、編集作業を行いたい人は512GB以上あると安心です。またNetflixなどのサービスからたくさんダウンロードしておきたい人も、大きな容量が必要になりますよ。
iPad Air(第4世代)/iPad Air(第3世代)/11インチiPad Pro(第2世代)の違うところ
ここからはスペックごとに3機種を比較して、性能を丸裸にしていきます。
サイズ
本体サイズ(mm) | 重さ Wi-FiモデルWi-Fi + Cellular | ディスプレイサイズ | |
---|---|---|---|
iPad Air(第4世代) | 247.6 × 178.5 × 6.1 | 458g 460g | 10.86インチ |
iPad Air(第3世代) | 250.6 × 174.1 × 6.1 | 456g 464g | 10.5インチ |
iPad Pro(第2世代)11インチ | 247.6× 178.5 × 5.9 | 471g 473g | 11インチ |
注目はiPad Air(第4世代)のサイズです。iPad Pro(第2世代)とほぼ同じ!違い厚みだけで、それもたったの0.2mmです。そして0.2mm厚いのに……重さはiPad Pro(第2世代)より13gも軽いとは恐れ入りますねえ。
ディスプレイサイズもiPad Air(第4世代)はiPad Pro(第2世代)に肉薄しています。限りなく11インチに近く、ホームボタンもなくなったことでより大きなディスプレイを体感できます。
デザイン
出典:apple.com
デザインでの注目点はカラーバリエーション!
iPad Pro(第2世代)は硬派な2色展開。対するiPad Airはとてもカラフルで選ぶ楽しさがありますね。特に新色のグリーンとスカイブルーはさわやかな色でおしゃれです。
iPad Air(第3世代)もかつては3色展開でしたが、今Amazonで購入できるのはスペースグレイのみなので、注意が必要です。
また、全体のデザインもiPad Air(第4世代)とiPad Pro(第2世代)は側面が角張ったデザインになっています。対してiPad Air(第3世代)は丸みを帯びています。このあたりは好みの問題ですが、角ばってる方がよりシャープでクールな感じに見えますね。
セキュア認証
iPad Air(第4世代) | Touch ID(電源ボタン) |
---|---|
iPad Air(第3世代) | Touch ID(ホームボタン) |
iPad Pro(第2世代)11インチ | Face ID |
iPad Air(第4世代)とiPad Pro(第2世代)の大きな違いが「認証システム」です。指紋認証のTouch ID、顔認証のFace IDどちらにも良さはあります。
家の中メインで使用するならば、Face IDの方がスムーズかもしれません。しかし外出時に使うとなると、Face IDはあまりおすすめできません。なんせマスクに弱いのです。このご時世マスクをしないというのは難しいですよね。その点で、Touch ID搭載のiPad Air(第4世代)は安全です。
またTouch IDというとホームボタンのイメージが強いですが、iPad Air(第4世代)では電源ボタンにセンサーが付いています。すっと人差し指で認証できるので、ホームボタンよりも位置的に使いやすくなりました。
ディスプレイ
種類 | 解像度 | サイズ | |
---|---|---|---|
iPad Air(第4世代) | Liquid Retina | 2360 × 1640 264ppi | 10.86インチ |
iPad Air(第3世代) | Retina | 2224 × 1,668 264ppi | 10.5インチ |
iPad Pro(第2世代)11インチ | Liquid Retina | 2388 × 1668 264ppi | 11インチ |
iPad Air(第4世代)のディスプレイは、iPad Pro(第2世代)と同じLiquid Retinaです。Retinaよりも色の表現が正確で、見たままの色により近い表現をしてくれます。動画や写真の色合いにこだわりたい人はLiquid Retina搭載のモデルを選ぶべきです。
先にも触れたとおり、iPad Air(第4世代)とiPad Pro(第2世代)のディスプレイサイズはほぼ変わらないので、ディスプレイのコスパという意味ではiPad Air(第4世代)が一歩リードですね!
チップ・パフォーマンス
チップ | コア数 | |
---|---|---|
iPad Air(第4世代) | A14 | 4(クアッドコア) |
iPad Air(第3世代) | A12 | 4(クアッドコア) |
iPad Pro(第2世代)11インチ | A12Z | 8(オクタコア) |
iPad Air(第4世代)のA14チップは、2020年11月現在の最新チップになっています。
チップ性能は、アプリの起動から重い作業での処理能力までさまざまなところに影響します。せっかく新品で購入するならば、より新しいチップのものがおすすめです。
コア数はさすがにiPad Pro(第2世代)が抜きんでていますね。
出典:apple.com
コア数は、基本的に多いほど同時作業の際にスムーズに動きます。写真などを編集しながら裏で動画を再生しておくなどのシチュエーションですね。
しかし、趣味の範囲でゲームプレイ+録画というような使い方ならば、正直8コアも必要ありません。4コアで十分です。
コア数が増えることで価格は高くなります。普通に使えればいいやと言うのであれば、4コアのiPad Airをおすすめします。
Magic Keyboard
出典:apple.com
iPadにカバーのようにくっつけて使用できるキーボード、便利ですよね。PC代わりに使用したい人の必需品でもあります。実はこのキーボード、Apple公式の品としては3モデルあります。
- Smart Keyboard
- Smart Keyboard Folio
- Magic Keyboard
Smart Keyboard FolioとMagic Keyboardの大きな違いは、トラックパッドの有無です。Magic Keyboardにはトラックパッドがついているので、このキーボードを取り付けるだけで「まるでMacBook!」という使い心地になります。
出典:apple.com
iPadで文章作成したい人にはMagic Keyboardが断然おすすめです!文章入力中、カーソルを動かすのにトラックパッドがあるとなしでは快適さが段違いですからね。
また、Magic Keyboardにはバックライトがついているので、暗い場所で使用する際にかなり便利です。
この高機能キーボードは、長らくiPad Proシリーズにしか対応していませんでした。しかしなんとiPad Air(第4世代)では使えます。やはりiPad Air(第4世代)はiPad Pro級の扱いを受けているってことですね。
カメラ・ビデオ性能
出典:apple.com
iPad Air(第4世代)がiPad Proに勝てない部分、それがカメラやビデオ撮影の性能です。
広角カメラの性能は12MP(メガピクセル)と同じですが、超広角カメラがあるのはProだけです。動画撮影の性能も、どうしたってカメラの良いProに軍配が上がります。
「iPadではあまり撮影自体はしない」「カメラはついてればいい」というのであれば、iPad Air(第4世代)のカメラでも満足できます。性能が悪すぎる!というわけではないですからね。
コネクタ
充電やデータ転送の際に使用するコネクタですが、iPad Air(第4世代)はUSB-Cに対応しました!アップルと言えばLightningコネクタのイメージですが、iPad Proでは早々にUSB-Cが用いられています。
USB-Cの最大のメリットは、ショートのしにくさでしょう。Lightningは端子がむき出しになっているため、故障やショートが起こりやすいのです。
ただ、現状iPhoneシリーズに使用されているコネクタはLightningです。iPhoneと同じケーブルで充電しようと考えている人にとっては、USB-Cであるのはちょっとしたデメリットになりえますね。
iPad Air(第4世代)とiPad pro(第2世代)どっちを買うべきか
出典:apple.com
iPad Air(第4世代)は、正直言って「最高に買いなiPad」です。
ほぼiPad Pro(第2世代)の性能を持ちながら、価格がぐっと抑えられているのです。最高じゃないですか?これ、iPadシリーズの最高傑作じゃないですか!
iPad Proシリーズは確かに高性能です。多くの人が憧れるモデルでもあるでしょう。しかしそこに立ちふさがる価格の壁があります。そしてそれに付随する"性能や機能を金額分活用できるのか"という迷いも出てくるでしょう。
対して、iPad Air(第4世代)は、誰が使っても使い心地の良いモデルです。Proのごとき作業もできますし、軽く使うにもほどよいサイズ感と重さを保っています。かゆいところに手の届く、買って後悔しないiPad!それがiPad Air(第4世代)なのです。
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