iPadはタブレット端末の代名詞と言っても過言ではないほどの人気製品です。そして発売から今まで、多くのモデルが発売され様々なニーズに応え続ける製品でもあります。

 

2019年9月18日現在のiPadのラインナップは、12.9インチと11インチのiPad Pro、10.5インチのipad Air、9.7インチのiPad(第6世代)そして7.9インチのiPad mini 5となっています。

 

この中で最もコンパクトなiPad miniは、とりわけ日本で人気が高く、古い世代の端末であっても中古市場で活発に取引されています。

2019年3月にiPad miniは、待望の第5世代の発売を開始しました。

 

最新モデルで機能や性能がアップすることは素晴らしいことなのですが、同時に価格が高額になります。価格のことを考えると、第4世代のiPad mini 4を中古でも購入したいと思うユーザも少なくないでしょう。

 

けれども、4年前のモデルを今になって買うのは些か不安が残ります。iPad mini 4は今でも通用するのか、スペックはどうなのか気になる面が多いはずです。今回の記事では、iPad mini 4を今購入するメリットはあるのか否かを、スペックやコスパなどから考えていきます。

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iPad mini 4とは

iPad mini 4とは

iPad mini 4とは2015年9月に発売されたAppleのタブレット端末です。

 

7.9インチの持ち運びしやすいサイズに根強いファンがいる一方で、「もはやタブレットでは?」と思われるサイズにまで進化したiPhoneに追い上げられ、人気に陰りがでているのも事実です。

後継機のiPad mini 5

どんどん高機能になるiPad ProやiPadを見ながらiPad miniファンたちは「このスペックで小さいやつを発売して欲しい」と念じていたことでしょう。その思いが通じてか、iPad mini 5はかなり大幅にアップグレードされ、待ち望んでいたファンたちを喜ばせています。

 

明らかに優秀な後継機が発売されたからこそ、まずは冷静にiPad mini 4のメリットとデメリットを検証してみましょう。

iPad mini 4のデメリット

はじめにiPad mini 4を選ぶにあたってデメリットになる部分を見ていきましょう。

古い製品だけにどうしてもデメリットが多く見えるかもしれません。

チップ(性能)で劣る

まずiPad mini 4の一番の弱点は、タブレットの心臓部であるチップが時代遅れであるということです。チップは情報の処理やプログラムへの命令など、多くのことを司り、画像を描画する際に処理を行うシステムもこの中に入っています。

 

このチップがiPad mini 4ではA8というものなのですが、最も高額で性能のよいiPad Proに使用されているチップがA12Xであるということを考えれば、随分古いことが数字だけでも判断できます。

 

もう少し具体的にA8のチップを1として、比較して見ると以下の表のようになります。

比較対象はiPad(第6世代)に使用されているA10とiPad ProやiPad mini 5に使用されているA12Xです。

 

CPU(性能)グラフィックス
A811
A1022.7
A12X39

 

驚くべきはグラフィックの差です。最新のチップはiPad mini 4の9倍速いグラフィックス性能を持ち、3Dゲームや動画画像の編集では圧倒的な差が生じるのは間違いありません。
また、当然CPUも2倍以上の差があり、重い処理などを行う際にA8チップの限界を感じる可能性があります。

 

しかし数字だけで2倍だ9倍だと言われてもいまいちピンときません。実際に使用するとどのような感じなのかについては、メリットの項目で詳しく紹介します。

Apple Pencilが使えない

細かい文字であっても滑らかに書くことができ、イラストを描く人たちの間で液晶タブレットの代用品にもされるApple Pencilですが、iPad mini 4では使用できません。

 

タブレットをちょっとしたメモのように使用したいと思うと、このApple Pencilが使えないことは大きなデメリットです。他のタッチペンを使用することはできますが、Apple Pencilでの書き心地とは比べようのないものです。

容量の選択肢がない

容量の選択は出費を抑える意味でかなり有意義です。

しかしiPad mini 4は128GBのみの販売となっており、それ以下の64GBものなどは中古品でなければ手に入れられません。容量を小さめにして安くするという作戦が使用できないということです。

 

また同時に、128GBでは足りないという人にとっても、選択肢がないことは大きなデメリットになるでしょう。
今はクラウドが使用できるので、クラウドを活用することで、容量不足の悩みは解決する可能性はあります。

Apple公式ストアで買えない

2019年9月現在、Apple公式のストアではiPad mini 4は購入できません。iPad miniというカテゴリはありますが、販売されているのはiPad mini 5のみです。

 

Amazonなどではまだ取り扱いがありますが、刻印をいれるサービスが使いたい人は諦めるしかないでしょう。

メリット

iPad mini 4 メリット

価格が安い

例としてWi-Fiモデルの価格を比較します。

iPad mini 4iPad mini 5iPad 第7世代
64GB-4万5800円-
128GB①4万2790円
②3万5800円
-4万4800円
(2019年9月18日時点、税抜き)

 

iPad mini 4の価格①はAmazonの価格です。
注目するべきは②の価格です。こちらの価格はAppleの「整備済製品」の価格です。

 

整備済製品というのは、例えば家電量販店などから返品されて来た品や初期不良があった端末などを、Apple公式が特別に整備して安く販売しているものです。

 

整備済製品は通常の中古品とは異なり、新品と同じような整備とテストをクリアしており「新品同様」の商品です。1年間の保証がつき、AppleCare+に加入することもできます。

 

この整備済製品のiPad mini 4のWi-Fiモデルの価格は3万5800円とかなり安いです。Amazonなどでは、公式販売が終わったことで新品にはプレミアが付くことが予想されます。通常の中古品購入は不安という人にはおすすめです。

意外にスペックで困らない

メリットというと語弊がありますが、デメリットとの対比という意味でiPad mini 4のスペックでどこまでできるのかを紹介します。

 

iPad mini 4を今から購入する人にとって一番気になるポイントは「実際にどの程度使用できるのか」という部分でしょう。
デメリットではチップが古く、現行モデルとは圧倒的な差があると説明しました。チップの数字だけを見ればそれは事実なのですが、もう1つ注目するべき数字はメモリ(RAM)です。

 

RAMというのは、CPUが情報を処理する際に使われるメモリなのですが、よく机に例えられます。

 

RAMが学習机だとしましょう。
何かを調べる時に、たくさんの本や辞書を一度に開くには大きな学習机が必要ですよね?また、巨大な地図などを広げたい時にも机が大きくないと開くことはできません。
iPadにおいては、この本や地図にあたるものがアプリです。RAMが大きければ同時にたくさんのアプリが開けますし、重い(=大きい)アプリを動作させることも可能です。

 

さてそんなRAMですが、iPad mini 4のRAMは2GBとなっています。これはiPadのRAMと同じ大きさです。そのためiPadで行えるようなことは、iPad mini 4でも問題なくできると考えられます。

 

また、iPad mini 4はカクカクするというレビューもありますが、速さと反応の強化がウリ文句のiOS12にアップデート後は、大幅にその動作が改善されました。

 

つまり、複数の重い作業を一気にこなしたい場合は動きが緩慢になるかもしれませんが、多くの人の日常的な使用では、そこまでストレスが溜まるようなことにはなりません。

コンパクトなサイズ感・軽さ

説明不要かもしれませんが、iPad mini 4の最大のメリットはサイズおよび軽量さです。iPadシリーズは数多くあれど、片手でホールドできるのはiPad miniシリーズだけです。

サイズが小さければもちろん重さも軽くなり、298.8gというのはどのiPadのモデルと比較しても150g以上軽いものです。

 

持ち運ぶ際にもカバンの中で邪魔にならず、さっと取り出すことができます。iPhoneの巨大化が著しいですが、それでもiPad mini 4と比べれば小さいです。iPhoneよりも大きいけれど小回りのきくサイズ感といえば、iPad miniしかありません。

ディスプレイが美しい

iPadシリーズの強みであるディスプレイの美しさは、iPad mini 4でも損なわれていません。

 

同じようにコンパクトなAndroidタブレットも存在しますが、iPad mini 4の解像度は最新のタブレットと比較しても引けを取らないものになっています。

まとめ:今でもおすすめできるiPad mini 4

最後に、メリットデメリットをまとめておきましょう。

 

メリット

  • 価格が安い
  • 充分に使えるスペック
  • コンパクトサイズ感
  • 軽い
  • 美しいディスプレイ
  • iOSアップデートが可能

 

デメリット

  • チップ(性能)で劣る
  • Apple Pencil使用不可
  • 容量の選択肢がない
  • 公式ストアで購入できない

 

iPad mini 4は、Apple Pencilを使ってみたい方やハイスペックが好きな方にはおすすめできませんが、動画視聴やゲーム、ブラウジングなどの軽い作業を主に行う人の選択肢としてはおすすめできます。

iPad mini 4を買うならセルラーがおすすめ

iPad mini 4には、Wi-FiモデルとSIMカードを差して使用するWi-Fi+Cellular(セルラー)モデルがあります。2つのモデルには価格差があるので、購入する際に迷う人も多いでしょう。

 

Wi-Fiモデルは家の中だけで使う場合は快適ですが、外出先で使用する際にはWi-Fiの設定が必要であったり、モバイルWi-Fiルーターを持ち運ばなくてはなりません。

 

iPad mini 4の魅力の1つである、持ち運びの気軽さを考えるとWi-Fi+Cellularモデルの方がおすすめできます。さっと取り出して素早く使用できるのはiPad mini 4の大きなメリットですからね。

最後に

iPad mini 5が発表され、公式の取り扱いもなくなった今でもiPad mini 4は魅力的な端末です。

 

もちろんiPad mini 5はかなり素晴らしいスペックを持っていますが、自分の使い方と照らし合わせて「iPad mini 4でもいいかも?」と思う人には、整備済製品という選択肢がある今がお買い得です。

 

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