
iPhone 11と11 Proって何が違うの?価格やスペック差は?
2020年9月現在、最新のiPhoneであるiPhone 11とiPhone 11 Pro。
「Pro」という名称の通りiPhone 11 Proの方が上位モデルだということはなんとなく分かりますが、実のところ何が違うのか良く分からない…という方も多いと思います。
そこで今回はiPhone 11とiPhone 11 Proの「違うところ」「だいたい同じところ」「同じところ」を解説。
価格やスペック比較などもご紹介しますので、iPhone 11とiPhone 11 Proどちらを買おうか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
iPhone 11とiPhone 11 Pro、どちらがおすすめ?
iPhone 11とiPhone 11 Pro、どちらを買おうか迷っている方は自身の目的に合わせて選ぶようにしましょう。
例えば、
- とにかく安いものが良いなら:iPhone 11
- カメラの性能で選ぶなら:iPhone 11 Pro
- 好みの本体カラーにしたいなら:iPhone 11
- 本体サイズは小さい方が良いなら:iPhone 11 Pro
と、それぞれ目的別に選ぶことができますよ。
では今からもっと詳しくiPhone 11とiPhone 11 Proの違いを見ていきましょう!
iPhone 11とiPhone 11 Proの違うところ
まずはiPhone 11とiPhone 11 Proで異なるポイントを見ていきます。
価格と容量
iPhone 11とiPhone 11 Proでは容量と価格が異なります。
ドコモなどの大手3キャリア、そしてApple Storeでの価格(すべて税込)は以下。
端末 | 容量 | ドコモ | au | ソフトバンク | Apple Store |
---|---|---|---|---|---|
iPhone 11 | 64GB | 8万7,120円 | 9万720円 | 8万9,280円 | 8万2,280円 |
128GB | 9万5,040円 | 9万6,480円 | 9万5,040円 | 8万7,800円 | |
256GB | 10万6,920円 | 10万9,440円 | 10万8,000円 | 9万9,880円 | |
iPhone 11 Pro | 64GB | 12万6,720円 | 12万7,440円 | 12万7,200円 | 11万7,480円 |
256GB | 14万2,560円 | 14万4,720円 | 14万5,920円 | 13万5,080円 | |
12GB | 16万6,320円 | 17万640円 | 17万2,320円 | 15万9,280円 |
iPhone 11とiPhone 11 Proは容量のラインナップが異なりますが、同じ64GBと256GBでそれぞれ約3万5,000円の違いがありますね。
かなり大きな差と言えますが、果たしてこの3万5,000円分の価値はiPhone 11 Proにあるのでしょうか…?
続いて最大の違いとも言えるカメラについてご紹介します。
※ドコモ、au、ソフトバンクの価格はすべて一括で購入しキャンペーンやプログラム等の適用もない場合の価格です。
カメラ
iPhone 11とiPhone 11 Proにはさまざまな違いがありますが、最も大きな違いはカメラです。
端末 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
レンズの数 | 超広角と広角の2つ | 超広角、広角、望遠の3つ |
ナイトモード | ○ | ○ |
画素数 | 1,200万画素 | 1,200万画素 |
手ぶれ補正 | 光学式手ぶれ補正 | デュアル光学式手ぶれ補正 |
ズーム |
|
|
iPhone 11の目玉機能である「ナイトモード(暗い場所でも明るく写せる)」はiPhone 11もiPhone 11 Proも使えますが、上記の表を見て分かる通りiPhone 11 Proは超広角と広角以外に望遠レンズが搭載されトリプルカメラとなっています。
この望遠レンズによって遠い場所にある被写体の細部を撮ることが可能に。
奥にあるものを大きく写せるので、遠近感のない写真を撮りたいときにも使えますよ。

また、手ぶれ補正やズームアウト・ズームインに関してもiPhone 11 Proに軍配があがります。
ただしインカメラやビデオ撮影にはiPhone 11とiPhone 11 Proに大きな差はありません。
そのためiPhoneは静止画の撮影によく使うという方にiPhone 11 Proがオススメです。
本体サイズと重さ
iPhone 11とiPhone 11 Pro、実はiPhone 11 Proの方が少しだけ本体が小さい作りになっています。
端末 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
サイズ | 高さ:150.9mm 幅 :75.7mm 厚さ:8.3mm | 高さ:144.0mm 幅 :71.4mm 厚さ:8.1mm |
重さ | 194g | 188g |
どちらも大体バナナ1本分くらいの重さとなっていますね。
とは言え最近のスマホは年々大きくなっていますし、ベゼルレスになって右上の角や左上の角に指が届かない!
なんてことも。
写真を見ると意外と差があるので、少しでも小さいサイズが良いなぁという方はiPhone 11 Proがオススメです。

本体に使われている素材
iPhone 11とiPhone 11 Proは本体に使われている素材も異なります。
端末 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
本体の素材 | ガラスとアルミニウムのボディ | テクスチャードマットガラスとステンレススチールのボディ |
カタカナが多くて難しく感じますが、簡単に違いを言うと
- iPhone 11:見た目も持った感じもツルツルしている(ガラス)
- iPhone 11 Pro:見た目も持った感じもサラサラしている(マットガラス)
と言った感じ。
iPhone 11 Proの方が高級感があります。
ただしこちらは好みや後述するカラーラインナップにもよるので、絶対にこっちの素材が良い!という方以外は選択の大きな要因にはならないでしょう。
ディスプレイと解像度
続いてディスプレイと解像度について。
端末 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
ディスプレイのサイズ | 6.1インチ | 5.8インチ |
ディスプレイの素材 | Liquid Retina HDディスプレイ | Super Retina XDRディスプレイ |
解像度 | 1,792 × 828ピクセル解像度 326ppi | 2,436 × 1,125ピクセル解像度 458ppi |
ディスプレイの大きさはiPhone 11が少し大きいですが、素材はiPhone 11が「Liquid Retina HD」という液晶ディスプレイに対し、iPhone 11 Proの「Super Retina XDR」の方が性能が良いものとなっています。
Super Retina XDRは有機ELディスプレイで、液晶ディスプレイに比べ
- 発色がよい
- 発熱しづらい
- 黒色の表現力が高い
- 明暗のコントラストが高い映像を表示できる
といった特徴があります。
さらに「Super Retina XDR」は前モデルであるiPhone XSに搭載されていた有機ELディスプレイ「Super Retina HD」よりもコントラスト比2倍、最大輝度は約30%も向上。

ディスプレイ内に敷き詰められたドット数を表す解像度もiPhone 11 Proの方が高いので、描写の細かい動画を見たりゲームをプレイするなどディスプレイの綺麗さにこだわりたい方はiPhone 11 Proがオススメですよ。
バッテリー・バッテリー持ち
iPhone 11とiPhone 11 Proはバッテリーにも差があります。
端末 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
バッテリー容量 | 3,110mAh | 3,046mAh |
ビデオ再生 | 最大17時間 | 最大18時間 |
ビデオ再生(ストリーミング) | 最大10時間 | 最大11時間 |
オーディオ再生 | 最大65時間 | 最大65時間 |
バッテリー容量だけを比べるとiPhone 11の方が少し多いのですが、実際のバッテリー持ちで見るとiPhone 11 Proのほうが優れているのが分かります。
多少の差ではありますが、なるべく1回の充電で長持ちさせたいという方はiPhone 11 Proがいいでしょう。
本体カラー
ケースを付けずそのまま使うという方も多いiPhone。
本体カラーは重要です。
端末 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
カラーラインナップ | パープル イエロー グリーン ブラック ホワイト Product(RED) | ミッドナイトグリーン シルバー スペースグレイ ゴールド |
カラーの豊富さはiPhone 11。
好きな色があれば、それで選んでしまうのも手ですね!
ただし先ほども言った通り、本体に使われている素材が異なるのでiPhone 11の「グリーン」とiPhone 11 Proの「ミッドナイトグリーン」は同じグリーンでもまったく違うものとなっていますよ。

写真で見てもなかなかイメージできないので、この色味の違いはぜひ店頭で見比べてみてくださいね。
iPhone 11とiPhone 11 Proのだいたい同じところ
続いてiPhone 11とiPhone 11 Proでほぼ同じところを見てみましょう
高速充電
30分で最大50%充電できる高速充電にiPhone 11もiPhone 11 Proも対応しています。
端末 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
高速充電 | ○ | ○ |
18Wアダプタ | 別売 | 付属 |
ただしこの高速充電は18W以上のアダプタを使用しないといけないのですが、その18WのアダプタがiPhone 11 Proには付属している一方、iPhone 11には付属しておらず別で購入しなければなりませんのでご注意を。
もちろん18WアダプタはApple純正品だけでなく1,000円程度で購入できるサードパーティ製でもOKですよ。
防水性能
iPhone 11もiPhone 11 Proも同じIP68となっています。
端末 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
防水性能 | IP68 (水深2メートルで最大30分間の耐水性能) | IP68 (水深4メートルで最大30分間の耐水性能) |
しかしよく見るとiPhone 11は水深2m、iPhone 11 Proは水深4mになっていますね。
「ということはiPhone 11 Proの方が防水性能に優れているってこと?」というのは確かに正解なのですが、もし水没してしまってもAppleは水没が原因の故障は保証外としています。
基本的にiPhoneは水に濡らさない方がベターとすると水に沈めて写真を撮る…なんてもってのほかですし、水深2mでも水深4mでもユーザーとしての使い方は変わらないと考えておいた方がいいでしょう。
iPhoneの防水性能=突然の雨に降られても急いでバッグの中にしまう必要がない、程度に思っておくといいかもしれません。
iPhone 11とiPhone 11 Proの同じところ
続いてiPhone 11とiPhone 11 Proの同じところを見ていきましょう。
チップ(パフォーマンス)
iPhoneの「頭脳」であるチップ(高性能コアや効率コア、Neural Engine、GPUなどをまとめた集積回路製品)はiPhone 11もiPhone 11 Proも同じものが搭載されています。
端末 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
内臓チップ | A13 Bionicチップ (第3世代のNeural Engine搭載) | A13 Bionicチップ (第3世代のNeural Engine搭載) |
チップによってiPhoneを操作する時の動作速度にも違いが出る=快適に操作したいなら新しいチップが搭載されているiPhoneを選ぶべきなのですが、iPhone 11もiPhone 11 Proも同じA 13 Bionicチップなのでそこに差はありません。
セキュア認証システム
続いてセキュア認証システムについて。
端末 | iPhone 11 | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
セキュア認証システム | Face ID | Face ID |
iPhone 11もiPhone 11 Proもどちらも顔認証であるFace IDが搭載されています。
ワイヤレス充電
続いてワイヤレス充電について。
高速充電と同じくiPhone 11もiPhone 11 Proもワイヤレス充電を使うことができます。
ただしどちらも充電パッドなどは付属されていないので、ワイヤレス充電を利用したい方は別途購入する必要があります。
まとめ:iPhone 11とiPhone 11 Proのどちらを買うべき?
以上、iPhone 11とiPhone 11 Proの違うところ、ほぼ同じところ、同じところと分けてご紹介しました!
簡単にどちらを買うべきなのかまとめると、
iPhone 11を買うべき人
- とにかく安さ重視!
- 本体サイズは大きくてもOK
- ディスプレイも大きいほうが良い
- ツルツルした見た目、持ち心地が好き
iPhone 11 Proを買うべき人
- 多少、価格は高くてもOK
- カメラの性能にこだわりたい
- ディスプレイは綺麗な方が良い
- 本体サイズは小さめ希望
- 高級感ある見た目・持ち心地が好き
といったところ。
価格に約3万5,000円の差があるので、そこを鑑みつつ選んでくださいね!
参考になれば幸いです。