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【iPhone 12・iPhone 12 Proレビュー】優秀なカメラ性能と動画撮影

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5G対応のiPhone 12シリーズ前4機種が発表され、その内、「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」の2機種が2021年10月23日に発売を迎えました。

iPhone 12シリーズでは、iPhone 12とiPhone 12 Proの共通化が進み、本体サイズは同一でケースも共通となっています。

カメラはiPhone 12がデュアル、iPhone 12 Proがトリプルですが、違いは望遠カメラの有無のみ。広角と超広角に関しては、画質も変わりません。

売りの1つである動画撮影は、ともにDolby Visionに対応していますが、iPhone 12が4K、30fpsまで、iPhone 12 Proは4K、60fpsまでといった差分があります。

本記事では、iPhone 12と12 Proのレビューをお届けします。なお、大は小を兼ねるということで、写真などは、基本的にiPhone 12 Proをベースにして、違いがある場合のみ、その旨を記載していることにはご留意ください。

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目次

直線的なデザインになってシャープさがアップ、MagSafeにも新対応したiPhone 12

直線的なデザインになってシャープさがアップ、MagSafeにも新対応したiPhone 12

iPhone Xの系譜を受け継ぐ全画面のiPhoneは、丸みを帯びた金属のフレームが採用され続けてきました。良くも悪くも、デザインに大幅な変更は加えられていなかったわけです。

これに対し、iPhone 12シリーズは、フレームのデザインを一新。丸みがなくなり、直線的なデザインが採用されました。かつてのiPhoneをご存知の方は、iPhone 4や5を思い出すかもしれません。

iPhone 12と12 Proは、サイズも同じ。手に取ったときの当たりはiPhone 11、11 Proのころよりも強くなりましたが、そのぶん、滑ることなく、しっかり握れます。

ちなみに、フレームの素材はiPhone 12がアルミニウム、12 Proがステンレススチールで光沢感のある仕上げに。

背面のガラスは12が光沢感を残しているのに対し、12 Proはマットな仕上げに。2機種のデザイン上の違いは、ここに集約されます。

iPhone 12 ベゼル(額縁)幅

6.1インチというサイズはiPhone 11と同じで、iPhone 11 Proとの比較では、サイズが上がっています。とは言え、ベゼル(額縁)が細くなっているのと、フレームが直線的になったことが相まって、iPhone 11より持ちやすさは上がっています。

iPhone 11 Proとの比較でも横幅の違いは0.1mm。前機種との比較では、iPhone 11が画面サイズキープで小型化したのに対し、iPhone 12 Proは画面サイズが上がって横幅はほぼ同じと言えると思います。

MagSafe for iPhone

見た目では分かりませんが、新たにMagSafe for iPhoneにも対応しました。これは、Macに採用されていたMagSafeのように、磁気でアクセサリーなどを装着する仕組みのこと。

アップルからは、対応するケースやワイヤレス充電器が発売されています。例えば、ワイヤレス充電器に本体を近づけると、ピタッと磁石で固定されます。

一般的なワイヤレス充電器は単に置くだけなので、軽い衝撃でズレてしまうことがありますが、これなら安心。どこに置けばいいのかも分かりやすく、使い勝手が上がります。

MagSafe for iPhoneに対応したアクセサリーは、今後も続々と追加される予定です。

磁力を生かし、本体背面に張り付けておけるカードケースが純正で用意されるほか、サードパーティからもこの仕組みを使ったアクセサリーが発売される予定。周辺機器の広がりが、楽しみになる仕様と言えそうです。

iPhone 12はAIを生かしたカメラ性能がさらに進化、動画の美しさは必見

iPhone 12はAIを生かしたカメラ性能がさらに進化、動画の美しさは必見

iPhone 12シリーズは、カメラの画質も向上。まず、メインとなる広角カメラは、画素数こそ変わっていませんが、レンズのF値は1.6と明るくなっています。

ハードウェア以上に進化したのが、ソフトウェア。

「A14 Bionic」の処理能力を生かし、スマートHDRがより高機能になったほか、シーンを認識して被写体ごとに最適な改善を施せるようになっています。

また、超広角やインカメラでもナイトモードが使えるようになりましたが、これもA14 Bionicの処理能力のお陰。カメラは超広角と広角が共通。iPhone 12 Proはこれに加えて望遠カメラも搭載しています。

実際に、撮った写真を見てみましょう。

iPhone 12で撮影した料理写真

シーンの判別が正確になり、レンズの明るさも上ったため、室内での料理写真がより色味が豊富になって、瑞々さが増しています。

iPhone 12で撮影した人物写真

人物写真に関しては、あまり違いが分かりませんが、色味は正確で、暗い照明の室内にしては、肌の色がしっかり出ています。

ノイズも少なく、総じて優秀なカメラ性能と言えそうです。

iPhone 12のナイトモードで撮影した夜景写真

また、超広角カメラを使って、ナイトモードで写真を撮ってみましたが、ご覧のとおり、ダイナミックな構図と、明るさが両立しています。

ナイトモードは、1秒以上、本体を固定する必要がありますが、手ブレも起こっていません。かなり暗くなった室内で撮ったナイトモードの写真も、以前よりノイズが抑えられており、絵の具で塗ったような印象は薄くなっています。

着実に進化したカメラですが、よりインパクトが大きいのは、動画撮影です。

iPhone 12シリーズは、リアルタイムにDolby VisionによるHDR撮影ができるようになっているからです。

iPhone 12のDolby VisionによるHDR撮影

従来だと、Dolby VisionでのHDRは、後処理の編集でつけるものでした。スマホはもちろん、ビデオカメラの処理能力では、リアルタイムで映像を撮るのは難しいとされていました。

Dolby Visionで撮ると、明るいところはより明るく、暗いところはクッキリと締まった絵作りになります。発色が非常によく、きらびやかな映像が撮れるため、夜景などを生かした動画を撮るには最適。

ただし、Dolby Visionの映像を見るには、対応したテレビなどが必要になります。

手っ取り早いのはiPhone 12、12 Proそのもので見ることですが、FacebookやTwitterでシェアしようとすると、HDRが変換されてしまい、動画の美しさが伝わらない可能性がある点には注意した方がいいでしょう。

歴代iPhoneで最高の処理能力、5Gの爆速通信にもしっかり対応

歴代iPhoneで最高の処理能力、5Gの爆速通信にもしっかり対応

ベースとなる性能も十分高く、A14 Bionicは歴代のチップセットの中では、最高のパフォーマンスです。

ベンチマークアプリのGeekbench 5で測定したCPUのシングルコアスコアは1592、マルチコアスコアは3971で、歴代最高峰。Androidのハイエンドモデルに搭載されるSnapdragon 865よりも、高い数値を記録しています。

歴代iPhoneで最高の処理能力、5Gの爆速通信にもしっかり対応

GPUの性能を示すMetalスコアも同様に高く、こちらは9278となっています。

CPU、GPUの処理能力が高いため、4Kで撮った動画の編集などもスムーズに行え、撮影から編集、アップロードまでを一貫して行えるのは、iPhone 12シリーズの魅力。

サードパーティのアプリも豊富にそろっているため、写真や動画にこだわる人にはうってつけの端末と言えそうです。

また、5G対応もiPhone 12、12 Proの目玉

iPhone 12シリーズは、後に発売されるiPhone 12 miniやiPhone 12 Pro Maxも含め、全4機種が5Gに対応。日本では、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルで5Gのネットワークを利用することができます。

5Gに対応したSIMカードを挿すと、モバイル通信の設定に、「5G」や「5Gオート」といった項目が出現。

デフォルトでは「5Gオート」になっていますが、これは、利用状況に応じて、通信速度が必要ない場合に自動で4Gに切り替える「スマートデータモード」のこと。iPhone側が判断してくれるため、常に5Gでなければならないというのでなければ、設定を変更する必要はなさそうです。

5G利用時にFaceTimeや動画再生などの画質を自動で上げることもできますが、これも、モバイル通信設定の「データモード」で切り替えることが可能

「5Gでより多くのデータを許容」にすると、このモードになります。

まだまだエリアは超限定的な5Gですが、東京などの首都圏では、少しずつ電波をつかむようになってきました。いったん接続してしまえば、スピードはまさに爆速。

場所や時間にもよるため一概には言えませんが、1Gbps近い速度が出ることもありました。

エリアは今後、徐々に広がっていくため、電波アイコンの横に5Gの文字が表示されているのを目する機会も増えるはず。その広がりを体感するためにも、iPhone 12や12 Proを手に入れておいて損はないでしょう。

iPhone 12の詳細スペックなどはiPhoneおすすめは?全モデル スペック・価格 比較をご覧ください。

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