
iPhoneの容量はどれがおすすめなのか。容量選びのポイントをご紹介!
iPhoneの容量(ストレージ)は、iPhone利用者や購入を検討している方が頭を悩ませることの多いポイントです。購入前の「どの容量を買えばいい?」という悩みから始まり、購入後は「容量が足りない!」という悩みが発生することも……。
そこで、iPhoneの容量の選び方やおすすめの容量、用途ごとの適切な容量をご案内します。さらに、容量不足時の対処法もご紹介していきます。ぜひ参考にして下さい!
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iPhoneの容量について
まずはじめに、容量についての基礎的な情報をご説明します。
SDカードでの容量追加はできない
iPhoneユーザーならばご存知かもしれませんが、iPhoneはAndroidのように購入後SDカードでの容量追加ができません。
つまり、iPhoneで容量を選択できるタイミングは"購入時のみ"ということになります。そうなると、「足りなくなったらどうしよう」という不安によって、容量選択には慎重にならざるを得ません。
容量はモデルごとに決まっている
iPhoneは各モデルごとに購入できる容量に違いがあります。それぞれの対応容量は以下の通り。
- iPhone 12 / 12 mini / SE:64GB・128GB・256GB
- iPhone 12 Pro / Pro Max:128GB・256GB・512GB
モデルによって結構な違いがあることが見て取れます。
容量ごとに価格が異なる
当たり前ですが、容量によって同じモデルでも価格が変わってきます。
同じモデルを容量別で比較すると、最小の64GBと最大容量である512GBでは約4万円以上も変わってきます。かなり大きな差になるので、適切な容量を選ぶことはとても大切になってきます。
iPhoneの容量を選ぶ時のポイント・iPhoneで何をしたいのか考えよう
それではiPhoneの容量を選ぶポイントをご紹介します。iPhoneで適切な容量を選ぶために最も大切なこと、それがiPhoneの使用用途です。
例えば……
- 電話とメッセージができればいい
- ほぼSNSやブラウジングしかしない
- いろいろなゲームをしたい
- 写真や動画をたくさん記録したい
一般的な例として上のような使い方がありますが、どれがメインの用途なのかによって選択する容量が異なってきます。購入したiPhoneで、どんなことをしたいのかイメージを固めておきましょう。
写真や動画、アプリなどの容量の具体的な数字の目安は下記のとおり。
- 写真:1枚で約1.5MB~5MB
- 動画:1分で約100MB(4Kは400MB程度)
- Amazon Primeビデオの映画:2時間で約1.2GB〜2GB
- Apple Musicの曲:1曲約10MBほど
- GoogleMapなどのアプリ:1つ約100MB
- 3Dゲーム:約2GB(2000MB)
ざっとこのようになっています。音楽ファイルや写真は一つ一つは大した容量ではありません。
そのため「ちょっと気になったものを撮影したい」という程度の使い方であれば、容量はさほど気にしなくていいでしょう。しかし動画となると話は別です。動画は1本であっても容量が大きいので、頻繁に動画を撮影するとすぐに容量がいっぱいになってしまいます。
アプリが画面にズラッと並んでいると、容量を大量に消費しているようにみえるかもしれません。しかし、よほどたくさんのアプリでなければ、さほどの影響は出ないでしょう。ただし、3Dゲームを数種類プレーするとなると支障がでてきます。最近のハイグラフィックゲームは、2GBを超える容量のものもありますからね。
写真ファイル比較的軽いものですが、塵も積もれば山となります。アプリも同じです。軽いゲームアプリだから大丈夫と、多くのゲームをダウンロードしていると、容量は知らずのうちに圧迫されていくでしょう。そしてもう一つ、動画は容量を使うということは忘れずにいて下さい。
データの整理を小まめに行うか
写真や動画をたくさん撮影すると、容量の圧迫につながるとご説明しました。
しかしある程度たまってきた段階で、小まめに写真や動画を整理できる、整理する癖があるという場合は、選ぶ容量も異なってきます。
整理するというのは、古くなった写真などをパソコンに移動させたり、Dropboxなど別の置き場所に保管して、iPhoneからは消していくことを指します。あくまでもiPhoneに保存しておくのは一時的で、外部に写真や動画などをたっぷり保存する場所があるというイメージです。
自分が今利用している容量をチェック!
もっとも分かりやすい指標となるのが、現在使用しているiPhoneの容量を確認することです。iPhoneであれば、設定→一般→iPhoneストレージと進んでいくと、今現在使用している容量と内訳を確認できます。
現在の使用容量で「使用済み」が多く、「いや、これでもかなり整理はしてるんだけどな」と思うようであれば、次のiPhoneは絶対に今よりも大きな容量が良いです。
反対に、使用されていない容量が圧倒的に多いのならば、次のiPhoneは小さめの容量でも良いということになります。
64・128・256・512GB…iPhoneの容量はどれがおすすめなのか
選択する際のポイントを抑えたところで、それぞれの容量はどのような人におすすめなのかを見ていきましょう!
64GBはこんな人におすすめ
- できるだけ低価格が良い人
- 電話とメッセージだけできれば十分な人
- 主な用途がSNSやブラウジングやゲームなどの人
- 写真や動画はさほど頻繁ではない人
- 小まめなデータ整理ができる人
最小容量ということで選ぶことに不安を抱える人も多いかもしれませんが、正直なところ、多くの場合は64GBで十分です。3Dゲームやハイクオリティなゲームであっても「数種類入れておきたい」というわけでないならば、64GBでも大丈夫ですよ。
128GBはこんな人におすすめ
- 64GBではやや不安な人
- プラス5,000円なら出してもいいと思える人
128GBはモデルによっては存在しない容量ですが、最も適度な容量と評価されることも多いです。「64GBでも足りると思うけれど、ちょっと不安」という人の不安を取り払ってくれる容量だと思います。
64GBが倍になっているのに差額は5000円というコスパも魅力です。しかし残念なことに、最新モデルではこの容量は存在しません。
256GBはこんな人におすすめ
- 写真や動画をたくさん撮りたい人
- データを整理したくない人
- ローカル(オフライン)で完結したい人
- 長期間利用する予定の人
iPhoneのカメラ性能はモデルごとにどんどん向上しています。カメラのためにiPhoneを選んでいる方もいらっしゃるでしょう。そんなカメラ好きで、写真や動画をたくさん撮りたいという方は、256GBがおすすめです。
またそれほど多く撮影するわけではないけれど、とにかく写真や動画はiPhoneの中だけで保存しておきたい方もこの容量が安心ですね。
512GBはこんな人におすすめ
- 動画撮影をしている人
- 写真などを長期間保持しておきたい人
- 最大容量ではないと不安な人
Appleファンたちの間でも「512GBは普通いらない」と囁かれることの多い超巨大容量が512GBです。ものすごく頻繁かつ多くの動画をiPhoneで撮影する方など、動画撮影が職業に直結する場合などは、512GBを活かせると思います。
また、もしあなたが「やっぱりどうしても容量不足が不安」と感じるならば、心の安らぎのために512GBの選択はありかもしれません。しかし、"容量不足が不安でも256GBで十分"というのが、正直なところです。
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iPhoneの容量が足りない!そんな時には……
ここからは、すでに容量不足で困っている方向けの対処法をご紹介します。容量が不足すると様々なことに支障が出ます。ぜひ一度お試し下さい。
使っていないアプリを削除する
どんなに軽量のアプリでも、たくさんあれば容量を圧迫する原因になります。要らないアプリは消すことが大切です。そうは言っても「でも使うかもしれないから」と思ってしまうのが人情というものですよね?
そんな方におすすめなのが「非使用のAppを取り除く」機能です。(※iOS11以降のみ)
この機能を使用すると、iPhone側がインストールされてはいるけれど使っていないアプリをピックアップし、それだけを削除してくれます。自分は忘れているようなアプリをさっくり掃除してくれるというわけです。
一括で削除されてしまうのが不安な方は、アプリを個別に削除する方法を取りましょう。個別に削除する際の注意点として「Appを取り除く」はあまり効果がないことを覚えておいて下さい。
例えばTwitterアプリですが、「Appを取り除く」を選択した場合、Appのサイズである100.6MBしか容量が空きません。その代わりにデータは保持されます。「Appを削除」を実行すると、データも削除されますが、1.28GBの容量が空きます。すぐにでも容量を減らしたい時には「Appの削除」をする必要があります。
写真や動画を削除する
動画や無数の写真は容量圧迫の原因になります。
パソコンなど別の場所に移動させ、iPhone本体内の写真や動画を削除しましょう。写真をそんなに撮っていないという方でも、メモ代わりにスクリーンショットを活用している方は要注意!意外とスクリーンショットが溜まっているかもしれません。
写真の管理については、次にご紹介するiCloudを活用する方法も便利です。
iCloudを使う
まず最も手軽かつiPhoneユーザーに親しみ深いものが「iCloud」の活用です。
iCloudは様々な機能がありますが、容量不足の改善という点に置いては、iCloudストレージを使用すると便利です。Appleが管理するオンライン上にデータを保存しておくという感じですね。
iCloudは無料で5GBを使用できますが、それ以上は有料サービスになります。しかし、50GBでも月額たったの130円、年間でも1560円です。この価格で50GBのストレージを手に入れられるのはお得です。
しかもiCloudはiPhoneと連携することで、写真や動画などのファイルを自動的にクラウドにアップロードし、同時にiPhone本体には容量を食わないサムネイルを残してくれるのです。写真や動画の整理が苦手な方にはうってつけです。
音楽・映画を整理しよう
音楽ファイルもいつの間にか大量になりやすいファイルです。
入れっぱなしにして最近聴いていないものは削除しましょう。iTunesで購入したものであれば、削除してもまた聴きたくなったときにすぐダウンロードできるので「消えちゃうのは嫌だ」と恐れる必要もありません。
また映画のファイルはかなりの容量を使用します。一度視聴して、再度見るまでに間があるならば、一旦削除しておくことをおすすめします。
キャッシュを削除
iPhoneを使用していると、どうしてもキャッシュ(一時的に保存されるデータのこと)が溜まってしまいます。このキャッシュは使用されなくなっても自動では消えないため、知らぬ間に蓄積されてしまうというわけです。
キャッシュは色々な時に作られますが、特にブラウジングを良くする方はSafariのキャッシュを削除することをおすすめします。設定→Safari→履歴とwebサイトデータを削除でOKです。
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