次期ホームボタンiPhoneは廉価版?iPhone SE2、噂のまとめ

「iPhone SE2」が発売されるという噂がかなり濃厚になってきました。
過去、iPhone SE2発売の噂は度々出ては消え…の繰り返しでしたが、今回は、本当に出そうな雰囲気が漂っています。

それだけ、オリジナルのiPhone SEが多くのユーザーに愛されている証拠ですが、さすがに、発売から4年が経過し、当時最新鋭だったiPhone 6s相当の機能・性能も、現在の大容量コンテンツを処理するには力不足を感じるようになってきて、次期SE2待望論が高まっています。

Apple側にも、SE2を出す理由やメリットがあります。
それは、ホームボタン装備のiPhoneは、未だに根強いファンが多く、トランプ米大統領をはじめ、新たなホームボタンiPhoneを望む声は少なくないためです。

さらに、そうしたホームボタンiPhoneの利用者、特に、発売から5~6年を迎えるiPhone 6及びiPhone 6sユーザーの買換え用、アップグレード用の端末として、新たなホームボタンiPhoneを出しても売れる可能性が高い事等が挙げられます。

iPhone 6シリーズのユーザーは、1憶人超もいるようですから、SE2を発売する意味は大きいと言う訳です。

今回は、そんな「出てきそうだぞ」の次期iPhone SE2の噂をまとめて、「買い」なのか、「スルー」なのか、考察してみたいと思います。

※2020年1月21日時点の噂を参考にしています。正規リリースではございませんので、ご了承ください。

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iPhone SEとはどんな端末だったのか

iPhone SEとは
画像出典:apple.com

2016年に発売されたiPhone SEは、通常のiPhoneの発売時期とは異なるタイミング(3月)で発売されました。

iPhone SEには2つの特徴があります。

  1. 数字のナンバリング(iPhone 6、iPhone 7等)や、「S」(iPhone 5s、iPhone 6s等)ではないネーミング
  2. 旧モデルiPhone 5sの筐体(本体)に、最新鋭機iPhone 6s相当の機能・性能をドッキング

iPhone SEというネーミング

「SE」というネーミングは、通常のiPhoneのニューモデルのネーミングにはない「SE」が使われていました。

通常、iPhoneのネーミングは、iPhone 5、iPhone 6等のナンバリングと、その翌年発売の「S」モデル、大きいサイズを表す「Plus」で構成されていますが、iPhone SEは、それまで使われた事のなかった「SE」を用いました。

当時、この「SE」は何を意味するのかが盛んに議論され、多くは「Second Edition」だろうと言う事で落ち着いたようでした。

一部には、かのスティーブ・ジョブズが関わった最後のデザインiPhone 4sを継承した5sの筐体を用いたことから、「Steve Edition」ではないかとする向きもありましたが、Appleが何もコメントしなかったため、全ては想像でしかありませんでした。

旧モデル筐体に最新技術を合体

iPhone SEは、2世代前のiPhone 5sの筐体に、前年秋に発売となったiPhone 6sの機能・性能を合体させたモデルで、外観・内部とも新開発ではないため、開発費を抑える事に成功しています。

その影響は、販売価格に反映され、16GBモデルが4万7800円、64GBモデルが5万9800円で発売され、iPhone 6sの7万8800円/8万9800円に比べて非常にリーズナブルな価格設定でした。

また、iPhone 5sの液晶画面が非対応のため「3D Touch」の搭載は見送られましたが、CPUやカメラ等は当時最新鋭のiPhone 6sと同等で、手のひらにすっぽり収まる小ささと相まって、後に「小さな名機」と称えられ、長期間に渡って愛されてきました。

このように、2つの大きな特徴を持っていたiPhone SEの後継モデルを望む声は、「次期iPhone SE」「iPhone SE2」として、何度も噂に上り、SEを待望するユーザーの期待を裏切り続けてきています。

噂されているiPhone SE2のスペック・装備まとめ

次期iPhone SE
画像出典:igeeksblog.com

そんなiPhone SEの後継モデルがついに発売か…と言う事で、Apple製品の予測では定評のあるアナリスト、ミンチー・クオ氏を含め、様々な人や機関がiPhone SE2に関する予想を発表していますので、ここで、噂をまとめてSE2のスペックや装備についてまとめます。

機体のベースはiPhone 8

オリジナルの「SE」の特徴は、2世代前のiPhone 5sの筐体に、最新のiPhone 6s同等の機能・性能を搭載し、価格が安い割に、処理能力などは最新鋭機と同等というキャラクターが人気を博しました。

それを勘案すると、SE2も新たな筐体の開発はなく、既存のiPhoneの筐体を流用するはずです。

ずばり、iPhone SE2のベースモデルは「iPhone 8」だと言われています。

これについては、他の候補が全く挙がっていないため、「8ベース」でほぼ間違いないでしょう。
そうなると、ボディサイズはiPhone 8同等、中身が進化する分、重量は若干増加するかもしれません。

Face IDなし・指紋認証・液晶ディスプレイ・4.7インチ

ベースがiPhone 8だと言う事になると、必然的に、ホームボタンありで、ディスプレイサイズは4.7インチになります。

また、装備については、「SE」の特徴である「開発費をかけずに割安な価格を設定する」からすると、最新鋭機に装備の、「顔認証」「有機ELパネル」は装備されず、認証は「指紋認証」、ディプレイは「LCD(液晶)」パネルになりそうです。

iPhone 8には元々「Face ID」は装備されていません(※)ので、SE2でも踏襲されそうですし、「3D Touch」は、iPhone 8にはありますが、最新のiPhone 11シリーズにはありません。

代わって、「Haptic Touch」と呼ばれる触覚タッチに換装されているので、iPhone SE2でも同様でしょう。

また、ホームボタンもiPhone 8ベースであれば「感圧型」になるはずで、物理ボタンは装備されないはずです。

さらに、筐体を流用となれば、iPhone 8と同じ「IP67」相当の防水性能も搭載されそうです。

※一部に、iPhone SE2には、「顔認証」が搭載されるとの噂もあります。
画面周囲に充分なスペースのあるiPhone 8であれば、顔認証対応のカメラを搭載することは容易ですし、あとはソフトウエアでの対応になるので、充分可能だとしています。

A13 Bionic+3GBメモリーで処理能力高め

iPhone 8に搭載されていたCPUは「A11 Bionic」ですが、SE2には、最新鋭の「A13 Bionic」が奢られ、メモリーも3GBに増量(iPhone 8は2GB)され、最新CPUの処理能力で駆動されるようです。

実はこれぞ、「SE」モデルの最大のメリットと言える特徴です。

オリジナルのSEが大変な人気を得た理由には、「小さなボディ」や「割安な価格」といった要素ももちろんですが、見た目は少し古いモデルのままなのに、ボディ内には最新の処理能力を持つCPUをはじめとする技術が搭載され、サクサク感抜群の動作が期待できる事にもあります。

iPhone SE2にもこの伝統は引き継がれ、見た目は2年前のiPhone 8でも、中身は最新のPhone 11シリーズ並みの能力を、割安な端末価格で手に入れることができます。

カメラはシングルで性能控えめ、高効率アンテナを採用か

最新iPhone 11シリーズは、デュアルカメラ、トリプルカメラ搭載ですが、廉価版のSE2はシングルカメラで、カメラ性能も控えめなものになるだとうと予想されています。

とは言え、歴代iPhoneは、キレイな写真が簡単に取れる事もiPhoneの大きな特徴としてきましたから、SE2で撮った写真が「全然ダメ」という事は考えにくく、ある程度の水準以上の写真を撮れる能力は持っているはずです。

また、ミンチー・クオ氏は、効率アップさせた新設計のアンテナを装備すると予測しています。

ボディカラーは3色、価格は米本国で64GBモデル399ドル

ボディカラーは、スペースグレイ・シルバー・レッドの3カラーが予想されており、iPhone 8で人気のあったピンク系はなくなりそうです。新色のレッドは、「Project RED」なのかは定かではありません。

ストレージの選択肢は、64GB・128GBの選択肢が予想されており、価格は、最小ストレージ64GBモデルで、米本国価格399ドル(日本円換算4万3000円程)と予想されています。

一部では、米本国価格499ドル(≒5万3000円)とも予想されていますが、廉価版としてのインパクトは確実に399ドルの方が大きく、反響も大きなものになるのは目に見えていますが、その辺りはAppleがどう考えるか次第です。

ただ私見を言えば、iPhone 11の正価が7万4800円、1年落ちのiPhone XRが6万4800円である事を勘案すると、SE2の128GBストレージモデルを、5万円半ばの価格に設定しようとすれば、64GBモデルは4万円台が妥当ではないか、そんな気がします。

ストレージにはオプションがあるとの噂もあるので、もしかすると、発売時のみ台数限定で256GBモデルを出す等の変化球もあるかもしれません。

iPhone 8iPhone SE2
チップA11 BionicA13 Bionic
メモリー2GB3GB
認証指紋(Touch ID)指紋(Touch ID)
3D Touch×
Haptic Touch-
カメラシングル12MPカメラ(広角)シングル12MPカメラ(広角)
新設計高効率アンテナ×
ボディカラースペースグレイ・シルバー・ゴールドスペースグレイ・シルバー・レッド
ボディサイズ138.4 mm×67.3 mm×7.3 mm138.4 mm×67.3 mm×7.3 mm
重量148g148g+α
価格5万2800円(64GB)4万3000円(64GB)

iPhone SE2というネーミングについて

iPhone SE2
画像出典:igeeksblog.com

ここで、iPhone SE2というネーミングについて考えてみます。

内容がiPhone 8の後継機になるので、「iPhone 8s」、あるいは「Phone 9」になるかもしれないとの観測もありますが、筆者としては、それではこれまでのネーミングのルールから外れると感じます。

と言うのは、先にも触れたように、iPhoneの後ろに付く数字(6・7・8など)や、数字の後ろの「S」の名称が付くモデルは、発表・発売の時点で、過去に発表・発売されたものではなく、まったく新規に開発されています。

一方、オリジナルのSEは、2016年春の発売時点で2年経過していたiPhone 5sの筐体に、前年秋に発売されたiPhone 6sの機能・性能を乗せたもので、当時最新ではあっても、その時点での新規開発モデルではありません。

悪い言い方をすれば、「ニコイチ(2つを合わせて1つにする)」モデルです。

「SE」発売当初、「Second Edition」の略だといわれましたが、筆者的には「ニコイチ」なのであれば、SEは「Supplement(補足的な)Edition」や、「Substitute(代替・置き換え)Edition」の略ではないかと考えていましたが、今回のSE2でも、全くの新規開発のボディ・機能・性能ではないモデル(ニコイチ)には、やはり「SE」のネーミングが妥当に思えます。

そういう意味で、「iPhone SE2」あるいは、「iPhone 8 SE」がネーミングルールに則った名称ではないかと思います。

ただ、Appleはネーミングルールを無視する事が少なくないので、必ずしも、従来のネーミングルールを踏襲するとも断言できません。

例えば、iPhone 7の次は「7s」ではなく「8」でしたし、2017年発売のiPhone Xは、ローマ数字の「X(テン)」とネーミングされ、それまでのネーミングルールを変更しました。

翌2018年はローマ数字ルールを踏襲して「XS」でしたが、2019年は、ルールに則れば「Ⅺ」になるはずですが、アラビア数字の「11」に戻し、再びネーミングルールを変更しています。

Appleは、ネーミングにはあまり拘りがなく、その時の気分で軽い気持ちでネーミングしているのかもしれませんね。

iPhone 12が「小さいiPhone」か?

オリジナルのiPhone SEは、後に「小さな名機」と呼ばれるようになる人気モデルですが、「ニコイチ」によって得られた割安な価格設定と、高機能・高性能ぶりと共に、小さなボディで片手操作が容易で、使い勝手が良かった事も人気の要因でした。

新しいiPhone SE2は、iPhone 8ベースですので、ボディサイズはiPhone 8同等になるため、オリジナルのSEよりもかなり大きなモデルとなります。

「なんだ、SEなのに小さくないのか」

「もう小さなiPhoneは出ないのか」

とお嘆きの方に、ちょっとお知らせしておきたいことがあります。

今回のiPhone SE2の噂と共に、2020年秋の通常進化版のiPhone 12(仮)の内容も伝わってきていますが、その中で、最も小さなモデルとして、5.4インチの画面サイズが存在するとされています。

5.4インチサイズ

皆さん、あまり注目していないようですが、5.4インチという大きさ(つまり対角線の長さ)は、なんと、iPhone SEの外形寸法の対角線の長さと非常に近いのです。

Siriに尋ねれば5.4インチは137.2mmだとすぐに分かりますが、iPhone SEの対角線の長さは外形寸法から計算すると(※)、136.97mmになり、0.23mmしか違わないのです。

※ iPhone SEのサイズは、123.8mm(A)×58.6mm(B)ですので、対角線(C)は、(A)二乗+(B)二乗のルートで求められ、136.97mmとなります。

画面の周囲に少しばかりのベゼルがあるとしても、iPhone 12の最小モデルは、ほぼiPhone SEのサイズ感であると言えます。

実は筆者は、iPhone SE2の噂が出るたびに、SEの筐体で全画面iPhoneをつくれないのかな…と考えていましたが、まさに、iPhone 12のディスプレイが5.4インチだとの噂を聞いて、「きた!」と思った次第です。

考えようによっては、AppleはオリジナルiPhone SEの2つの特徴を別々に受け継ぐモデルを作ろうとしているのではないかとも考えられます。

すなわち、旧型iPhone 8の筐体に最新機能・性能を詰め込んだモデルを「iPhone SE2」として発売、オリジナルiPhone SEと同等サイズの「小型iPhone」を、iPhone 12で投入しようとしている…という訳です。

結論:iPhone SE2は買いか?スルーか?

噂のまとめから、筆者の余談まで読んで頂きましたが、果たしてiPhone SE2は「買い」か、「スルー」か…と言う事です。

iPhone 6s以前のモデルユーザーの場合

文中でも書きましたが、現在、iPhone 6s以前のモデルを使っている方は、迷わず「買い」だと思います。

おそらく、買い替えを検討した場合、iPhone 8や、iPhone 7が候補に挙がっていたと思いますが、iPhone 8よりも2世代も新しいチップと増量されるメモリーだけでも「買い」ですが、価格が、実際に4万円台であるなら、もう迷う事は何もないと言っても過言ではないと思いますので、iPhone 6s以前モデルユーザーの選択肢は、iPhone 7でもiPhone 8でもなく、SE2でしょう。

また、iPhone 7、iPhone 8のユーザーも、チップが2世代新しくなっているので、SE2は問題なく「買い」でしょう。

機種問わず、ホームボタンがあった方が良いと考えるユーザーは言うまでもなく「買い」でしょう。

iPhone Xシリーズユーザーの場合

iPhone X及び、XS/XS MAX/XRユーザーは、

  • 画面が小型になる事
  • ホームボタンがある事(すなわち全画面ではない)
  • Face IDがない事

等の違いを容認できるのであれば、チップ自体はSE2の方が新しいので充分に「買い」だと思いますが、画面サイズを考えると、iPhone 12シリーズを待つべきかと思います。

やはり、5インチ以上の画面に慣れていると、4.7インチの画面はかなり小さく感じますし、特に、動画やInstagram等の視聴・閲覧の際に物足りなさを感じます。

SE2が4万円台で発売されれば、割安な価格設定は大きな魅力ですが、さらに、iPhone 11相当の機能・性能が盛り込まれるとなれば、かなりの大ヒットが予想され、オリジナルのiPhone SEに負けず劣らずの人気機種、ロングラン機種となりそうな予感がします。

また、iPhone 12にも、機能・性能についての魅力的な噂がありますし、5.4インチのSEサイズの「小さなiPhone」にも要注目ですので、2020年のiPhone選びは悩み多き年になるかもしれません。

噂どおりに次期iPhone SE2が発売される事を願いますが、いずれにしても、新しいiPhoneが登場する時は、いつも、ワクワクして楽しいものですね。

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