
Kindleシリーズのおすすめは?全端末を比較!最適な端末の選び方
Amazonの「Kindle」は、使いやすさと価格の手頃さから人気の電子書籍リーダーです。
本記事では、初代Kindleを輸入してまで購入し、いつの間にか4台のKindleを所有するほどのKindleマニアの私が、Kindleのおすすめモデルを紹介します!
Kindleを使用すれば、スマホやタブレットよりも快適に読書ができますよ!
Kindleシリーズ、端末はどれがおすすめ?
一口にKindleと言ってもラインナップは豊富です。そこがKindleの良さでもありますが、購入する際には悩みのタネになることも…。
まずは簡単に特徴を紹介します。スペックの詳細はこちら↓。
特徴/ポイント | 商品名 | イメージ | 価格 |
---|---|---|---|
最安値 最軽量 | Kindle | 8,980円~ | |
コスパ最強! バランスが良い | Kindle Paperwhite | 1万3,980円~ | |
多機能 1番読みやすい | Kindle Oasis | 2万9,980円~ |
(※2021年6月11日時点の税込価格)
それでは、どのモデルがどんな人におすすめなのか、モデルごとの情報とともに詳しく紹介します。
価格重視!安さなら Kindle
出典:Kindle
まずは時に“無印”とも呼ばれる基本機種である「Kindle」ですが、特徴はなんといってもその安さ。広告ありのモデルならば8,980円と、全モデル中1番安いです。ただ、安いだけあって容量は8GBのみ、接続方法もWi-Fiのみとなっています。
大きさは6インチで重さは174gとかなり軽量なので、読書時に手が疲れることがありません。また、以前の無印Kindleはライトが搭載されていなかったのですが、最新Kindleにはフロントライトが4つ搭載。暗い場所での読書もバッチリです!
解像度は167ppiと他のモデルに比べると低いですが、じっと文字を見なければさほど気にはならないでしょう。漫画などでは細かい部分に粗さを感じる可能性はありますが、サクサク読んでいく分には十分な解像度です。
物足りない部分はあれど、電子書籍リーダーとして必要な機能はしっかり詰まっていて、「とにかく安いやつがいい!」という人の他に、最低限の機能があればいいなという人にもおすすめのモデルです。
軽量・防水付でコスパ良! Kindle Paperwhite
性能の高さと低価格を両立し、最もコスパが良いのが「Kindle Paperwhite」。Kindleシリーズの中で1番の売れ筋モデルでもあります。
Kindle Paperwhiteの特徴は、ズバリ小型なのに性能バッチリ!という点。
無印Kindleにはない防水性能が付いていたり、フロントライトの数もKindleよりも多く、暗い場所でもより快適に読書できます。そして、防水性能はIPX8等級!これは真水であれば水深2メートルで最大60分耐えることのできるレベルで、お風呂で読書中うっかり落としても問題なし。また、解像度が300ppiと高いので、細かい文字や画像の細部までしっかりと描画してくれます。
サイズは6インチで重さは182g(Wi-Fiモデル)か191g(Wi-Fi+4Gモデル)をラインナップ。Kindle Paperwhiteはもっとも自分の好みで選ぶことができる要素の多いKindleでもあります。
無印Kindleでは選択できない容量や通信方法に加えて、本体が4色から選べるのはKindle Paperwhiteだけ。ここまで充実した性能で価格は1万3,980円~と実にお手頃!
コスパの良いモデルが欲しい人や、買った後に性能不足を感じたくないという人にはKindle Paperwhiteがおすすめです。
読みやすさを追求! Kindle Oasis
出典:Kindle Oasis
「最も進化したKindle」がウリ文句のKindleシリーズ最上位モデル、それが「Kindle Oasis」で、特徴は最も多機能、これにつきます。
防水はIPX8等級!フロントライトはなんと25個!
Kindle Paperwhiteの完全上位モデルです。フロントライトの数がかなり多くなったことで、どんな場所でも画面の隅々まで読みやすいのもKindle Oasisの良いところです。
また、Kindle Paperwhiteにはなかった、明るさの自動調整機能や調光機能も搭載。
画面サイズは7インチと他モデルよりも大きめ。解像度は300ppiでKindle Paperwhiteと同じですが、Kindle Oasisには自動画面回転機能が付いていて、漫画の見開きなどを横画面で楽しみたい時にうってつけ。
さらに、物理ページ送りボタンが付いているのもこのモデルだけ。Kindleは画面をタップすることでページ送りをしますが、時々反応が鈍いことも。しかし物理ボタンならばそんな心配はありません。
画面サイズが大きいので重さは188gとなっていますが、複数冊の紙の本を持ち運ぶことに比べれば羽の如き軽さでしょう。
最上位モデルというのは、すべての性能が詰まっているということ。これ以上のものはないのです。
何かを購入した後、「あーやっぱり上のモデルにすればよかったかな~」と思いがちな人はKindle Oasisにするべきです。
子どもに与えるならKindleキッズモデルが最良!
出典:Kindleキッズモデル
「Kindleキッズモデル」は、その名の通り子どもたちのために作られた端末。
端末自体のスペックは無印Kindleと同じなのですが、キッズモデルには子どもの読書をサポートする下記のサービスがついています。
- キッズカバー付き
- 2年限定保証有り
- Amazon Kids+が1年無料で利用できる
キッズモデルにはデフォルトでカバーが付いています。落下や衝撃に強くなるので、うっかり落としてしまっても多少は安心ですね。とはいえ、カバーがあっても強すぎる衝撃には耐えられません。そんな時に役立つのが保証です。
Kindleキッズモデルには2年間の保証がついています。濡れてしまったり落としてしまったりして壊れてしまったとき新品と交換が可能で、しかも交換費用は無料!
また、キッズモデルを購入することで、1000冊以上の本が読み放題のAmazon Kids+が1年無料で利用できます。Amazon Kids+は、有名児童文学から学習に役立つ本まで、充実のラインナップが自慢のサービスです。子どもがいろいろな本と出会うきっかけを与えてくれそうですね。
さらに!見守り機能もあり、端末の利用履歴やどのような本を読んでいるか、読書の進捗などをダッシュボードで確認可能です。子どもの興味がある分野を把握でき、子育てのサポートになりそうですね。
Kindleシリーズを利用するメリット
Kindle愛用者は必ず「Kindleは便利」と言います。具体的にどんなところが便利なのか、メリットを整理してみましょう。
紙のような表示で日光の下でも読みやすい
Kindleはその形から、タブレット端末と同じと思っている人もいるかもしれませんが、それは違います。Kindleは電子ペーパーという技術を使用し、紙と同じような視認性を持っているのです。
そのおかげで日光の下でも画面が反射せず、快適に読書することができます。
目に優しいので長時間使用できる
タブレットやスマホは、バックライトによって液晶画面の後ろから光があてられていて、光が画面から目に向かって出ている状態です。長時間そのような画面を見ていると、光による刺激で目に負担がかかります。
一方Kindleはフロントライトを採用。
これはライトで画面を照らして明るくする方法で、光が直接目に刺さりません。これにより、ライトを使用した状態で長い時間読書をしても、目にかかる負担が軽減されます。
バッテリーが長持ち
Kindle Oasisは公式発表で最大6週間使用できるとされています。また、無印KindleとKindle Paperwhiteは数週間と発表されていて、具体的な使用可能時間はわかりませんが、少なくとも1週間で電池がなくなることはありません。
日々充電の心配をしなくても良いのは、かなり嬉しいポイントです。また長旅にも安心して持っていけますね。
タブレットと比べ価格が安い
Kindleは読書専用の端末で、タブレットのように色々なことができるわけではありません。しかし、だからこそ価格はタブレットと比べてかなり安くなっています。
最安値は無印Kindleの8,980円と1万円を切ってきますし、Kindle Oasisで価格の高くなるオプション(広告無し、4G通信あり、32GB)を選んでも4万0,980円とかなりお手軽。
Kindle端末の選び方
Kindleは機種によっては通信方法や容量、広告の有無を選択することができます。それらを基準にしたKindleの選び方を紹介します。
商品名 | Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | Kindle キッズモデル |
---|---|---|---|---|
価格 | 8,980円~ | 1万3,980円~ | 2万9,980円~ | 1万0,980円 |
本体サイズ | 160mm×113mm×mm8.7 | 167mm×116mm×8.18mm | 159mm×141mm×3.4-8.4mm | 162mm×119mm×14mm (カバー含む) |
重量 | 174g | 182g(Wi-Fi) 191g(Wi-Fi+4G) | 188g | 288g (カバー含む) |
画面サイズ | 6インチ | 6インチ | 7インチ | 6インチ |
容量 | 8GB | 8GB/32GB | 8GB/32GB | 8GB |
接続方法 | Wi-Fi | Wi-Fi Wi-Fi+4G | Wi-Fi Wi-Fi+4G | Wi-Fi |
防水機能 | × | ○ | ○ | × |
明るさ自動調整 | × | × | ○ | × |
特徴/ポイント | 最安値Kindle 最軽量 | コスパ最強! バランスが良い | 多機能 物理ボタン有り | 子ども用に最適 |
(※2021年6月11日時点の税込価格)
広告(キャンペーン)の有無で選ぶ
Kindleにはキッズモデル以外に「広告あり」モデルと「広告なし」モデルが存在します。
広告ありとなしで何が異なるかと言うと、まずは価格です。広告ありモデルは2,000円ほど安くなりが、その代わりにホーム画面やスリープ画面に広告が表示されます。
ホーム画面では一番下にバナー広告が表示され、スリープを電源ボタンで解除したときも広告が出てきます。ただ、広告の内容はKindleの事故保証プランや、セール中の書籍、KindleストアなどKindleに関するもので、それほど煩わしい類の広告ではありません。
本体価格が2,000円安くなるのは大きな魅力ですので、少しでも安く買いたい場合は広告ありモデルおすすめ。ただ、この広告は後から消すことはできませんので、その点には注意しましょう。
接続方法で選ぶ
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisには「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+4Gモデル」が用意されています。ネットワーク接続はKindleストアでの書籍の購入や、ダウンロード時に使用します。
Wi-FiモデルはWi-Fiのみの接続なので、Wi-Fiが繋がらないところでは新しく書籍を購入したりダウンロードすることはできません。自宅にWi-Fi環境があり、読みたい本は自宅で全部購入、ダウンロードする人に向いています。
Wi-Fi+4Gモデルでは、4G通信が無料で使用できます。Wi-Fiのない外出先でも書籍購入やダウンロードをするかも?という人や、気になった本をいつでもどこでも購入したい!という思いがある人も、こちらが安心ですね。
Wi-FiモデルとWi-Fi+4Gの価格差は5,000円とちょっと大きいので、自分が4Gを使用するか否かをよく検討する必要があります。
また、Wi-Fi+4Gモデルを選択すると、有無を言わさず容量は32GB、広告なしになってしまいます。この点には注意したいですね。
容量で選ぶ
容量を選べるのはKindle PaperwhiteとKindle OasisのWi-Fiモデルで、8GBか32GBのどちらかを選択できます。
書籍によって容量が変わってくるので、8GBと32GBでどのくらいの差があるのか、具体的な数値を出して答えることはなかなか難しいところ。
そこで、参考までにKindleストア売れ筋ランキングの「小説」「ライトノベル」「漫画」ジャンルの、それぞれTOP5のファイルサイズを調べ、平均値を出して検証してみました。
- 小説の平均サイズ:3,904KB
- ライトノベルの平均サイズ:15,951KB
- 漫画の平均サイズ:110,007KB
ページ数などが異なるのであくまで参考ですが、文字だけの小説はやはりサイズもかなり小さめ。挿絵の多いライトノベルは小説と比較するとぐっとサイズが大きくなりますが、漫画はかなり大きなファイルサイズですね。
この数値で計算すると…
容量 | 8GB | 32GB |
---|---|---|
小説 | 2,148冊 | 8,594冊 |
ライトノベル | 525冊 | 2,103冊 |
漫画 | 76冊 | 305冊 |
こんな感じになります。あくまでも参考値ですが、この程度の冊数は間違いなく入るというわけですね。
小説だけを読むならば8GBで十分、しかし漫画をメインに読みたいのであれば32GBが安心です。
容量の差額はKindle Paperwhiteが2,000円。Kindle Oasisは3,000円になります。KindleはSDカードなどで後から容量を足すことはできないので、
漫画メインか、小説メインなのかを考えて容量を選べばOKです。
機能で選ぶ
機能面からモデルを選択する際には、自分がどんなシチュエーションでKindleを使用するかを考えると良いです。
- 「お風呂でも読書したい」なら防水性能のあるKindle PaperwhiteかKindle Oasis!
- 「屋外でも読書する」なら?明るさ自動調整機能のあるKindle Oasisが便利
- 「子供専用の書籍リーダーが欲しいな」という時はカバーが付いていて頑丈、見守り機能もあるキッズモデルが最適
- 「ページめくりは物理ボタンが良い」派は?物理ボタンがあるのはKindle Oasisだけ!
自分がどんな風にKindleを使用したいのか、どんな機能を求めているかによって選ぶモデルは変わってきます。購入前にシミュレーションをしてみると失敗しませんよ。
Kindleシリーズまとめ
最後にここまでの情報をざっくりまとめて、それぞれのモデルの強みをあげてみます。
- Kindle:価格の安さ
- Kindle Paperwhite:コスパの良さ
- Kindle Oasis:機能の多さ+7インチ画面
- Kindleキッズモデル:子どもの読書に最適な機能充実
個人的には、Kindle Paperwhiteが最も価格と性能のバランスが良く、流石に売れてるだけあるなあと思います。かなり優秀な電子書籍リーダーですね。
Kindleは頑丈で長く使える製品です。後悔することのないように、ぜひ記事を参考に最高の1台を手に入れて下さい!