2008年、当時AppleのCEOであったスティーブ・ジョブズが茶封筒から取り出すという画期的な演出で発表されたMacBook Air。その薄さと軽さはユーザーに大きな衝撃を与えました。

 

2010年以降は価格改定やマイナーチェンジを繰り返し新モデルが長らく発表されず、さらに他モデルが登場したこともあり、一時は「MacBook Airはラインナップから消えるのでは」との声も囁かれていました。

 

しかし2018年、そんな噂を打ち消すように全面的に刷新されたMacBook Airの新モデルが登場。

 

MacBook Airファンにとっては嬉しい一方でAppleには他にもラップトップ型パソコンがあり、「どれを選んでいいのか分からない」という方も多いと思います。

 

そこで当記事ではMacBook Airの価格を始め、メリットやデメリットなどをご紹介。どれを買えばいいのか迷っている方、ぜひ参考にしてみてください。

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MacBook Airとは

そもそもMacBook Airとは、2008年にAppleが発売開始したラップトップ型パソコンです。
当時のAppleの他モデルや他メーカーの製品に比べてもMacBook Airの薄さと軽さは抜きん出ており、そのスタイリッシュな見た目も相まって多くの人気を集めました。

 

画像出典:apple.com

 

しかし初代モデル発売から約10年間、マイナーチェンジや価格改定はあるものの新モデルは発表されず…さらに2015年には「軽さ」を謳ったMacBookが登場したことから(※1)、MacBook Airはラインナップから消滅するのではと囁かれることに。

 

しかし2018年、満を持して新モデルが登場。2019年7月には2018年モデルに改良を加えた最新型が発売されました。

 

※1:2019年9月現在、AppleでMacBookは販売されていません。

MacBook Air 2019の特徴

2019年9月現在、最新のMacBook Airは2019年7月に発売された「MacBook Air 2019」です。

 

MacBook Air 2018との違いはというと、まずディスプレイに最新技術であるTrueToneが取り入れられました。

 

TrueToneとは、周囲の光によってディスプレイを見やすく調整する機能のこと。

 

画像出典:apple.com

 

例えば電球のような暖色系の照明の元ではディスプレイが黄色っぽく、蛍光灯のような寒色系の照明の元ではディスプレイが青っぽくなりますが、TrueToneはこれを感知してディスプレイを白く見やすいように調整してくれます。

 

画面の見やすさはもちろん、目の負荷も軽減させてくれる機能となっています。

 

続いてキーボード。MacBook Air 2019モデルには第3世代を改良した「バタフライキーボード」が採用されています。

 

このバタフライキーボードとは高さが抑えられ、打った時の跳ね返りが少ない感触が特徴。本体の薄型を実現させるため、2015年のMacBookに初めて搭載されました。

 

画像出典:apple.com

 

打鍵感については賛否両論ありますが、年々改良され、MacBook Air 2019モデルは「これまでで最も打鍵感が良い」という声が多く上がっています。さらにチリやホコリも入りにくく改良されているとのこと。

 

このように最新技術を取り入れたMacBook Air、Airファンにとっては待ちに待ったといったところですが、そうではないユーザーからすると「MacBook Airって他と比べてどういう良さがあるんだろう?」と疑問に思うところもありますよね。

 

2019年9月現在、Appleでは

  • MacBook Air(13インチ)
  • MacBook Pro(13インチ、2つのThunderbolt 3ポート)
  • MacBook Pro(13インチ、4つのThunderbolt 3ポート)
  • MacBook Pro(15インチ)

という4種類のラップトップ型パソコンを発売しています。

 

果たしてこの4製品で比較した時のMacBook Airのメリットやデメリットは?1つずつ見ていきましょう。

MacBook Airのデメリット

後ほどメリットもご紹介しますが、まずはMacBook Airの気になるポイント、デメリットについて見てみましょう。

 

画像出典:apple.com

デメリット1:重量

先述した通り、MacBook Airは「Air」と製品名にあるようにその軽さと薄さを全面に押し出して発売された製品です。たった1kgほどというのは2008年当時衝撃だったのですが…現在はというと、他モデルとほぼ変わらない重量に。

 

MacBook Air(13インチ)MacBook Pro
(13インチ、
2つのThunderbolt 3ポート)
MacBook Pro
(13インチ、
4つのThunderbolt 3ポート)
MacBook Pro(15インチ)
重量1.25kg1.37kg1.37kg1.83 kg
高さ0.41~1.56 cm1.49cm1.49cm1.55 cm

薄さに至ってはMacBook Proよりも劣っています。しかしこの程度ならば誤差ですので、「最軽量モデル」とは確かに言えないものの、デメリットと言うほどではないかもしれません。

デメリット2:スペック

続いて各モデルのスペックについて。以下、比較表です。

MacBook Air(13インチ)MacBook Pro
(13インチ、
2つのThunderbolt 3ポート)
MacBook Pro
(13インチ、
4つのThunderbolt 3ポート)
MacBook Pro(15インチ)
グラフィックスIntel UHD Graphics 617Intel Iris Plus Graphics 645Intel Iris Plus Graphics 655 ・Intel UHD Graphics 630(標準構成)
・Radeon Pro 555X(4GB GDDR5メモリ搭載)
・Radeon Pro 560X(4GB GDDR5メモリ搭載)
・Radeon Pro Vega 16(4GB HBM2メモリ搭載)
・Radeon Pro Vega 20(4GB HBM2メモリ搭載)※2
CPU1.6GHzデュアルコアIntel Core i5
(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)
・1.4GHzクアッドコアIntel Core i5
・1.7GHzクアッドコアIntel Core i7
(Turbo Boost使用時最大4.5GHz)※2
・2.4GHzクアッドコアIntel Core i5
・2.8GHzクアッドコアIntel Core i7
(Turbo Boost使用時最大4.7GHz)※2
・2.6GHz 6コアIntel Core i7
・2.3GHz 8コアIntel Core i9
・2.4GHz 8コアIntel Core i9
(Turbo Boost使用時最大5.0GHz)※2
メモリ最大16GB最大16GB最大16GB最大32GB
ストレージ最大1TB最大2TB最大2TB最大4TB
バッテリー最大12時間最大10時間最大10時間最大10時間
オーディオステレオスピーカーハイダイナミックレンジステレオスピーカーハイダイナミックレンジステレオスピーカーハイダイナミックレンジステレオスピーカー
その他Touch IDTouch IDとTouch BarTouch IDとTouch BarTouch IDとTouch Bar

 

※2:MacBook Pro(15インチ)のグラフィックスとCPU、各MacBook Pro(13インチ)のCPUは選択可能です。

 

CPU?メモリ?と難しい専門用語が並びますが、CPUはコンピューターの「脳」のようなもので、数値が高いほど高度な作業ができます。メモリはそのCPUの作業スペースで、これも数値が高いほど効率的に作業が可能。

 

そのため表を見ると、MacBook Proと比較した時にMacBook Airは劣っているのが分かります。

 

ただ、ここで大事なのは「MacBookで何がしたいか」ということ。

 

例えばYouTubeに公開する動画を編集したい!音楽を作りたい!画像を編集したい!とプロが行うような作業をしたいのなら、たしかにMacBook Pro(15インチ)のようなスペックが求められます。

 

しかし例えばネットサーフィンだったり仕事のプレゼン資料作成だったり、メール送受信だったりするならばMacBook Proのようなスペックはトゥーマッチ。MacBook Airでまったく問題ないと言えます。

 

むしろMacBook AirはProよりもバッテリー部分で優れているので、外出先で作業をする方にはピッタリ。MacBookでなにがしたいのか、自身の目的に合わせたモデルを選ぶことが重要です。

デメリット3:Touch Barの有無

MacBook Proにはあって、MacBook AirにはないTouch Bar。

 

このTouch Barとは、タップやスワイプなどiPhoneでも馴染みのあるジェスチャーを使ってファンクションキーにアクセスしたり輝度や音量などを調整したりできるもの。

 

画像出典:apple.com

 

また、例えば「写真アプリ」なら写真一覧が表示され選択できる等、Touch Barで作業できるアプリがあったり、カスタマイズ性にも優れているので、よく使うボタンを追加したり並べ替えたりも可能。作業効率がアップします。

 

一方、MacBook AirにはTouch Barはなく、一般的なファンクションキーが並んでいるだけ。とは言えTouch IDは搭載されていますし、ユーザーの中には「Touch Barはあまり使わない、要らない」という声があるのも確か。

 

Touch Barの良さや必要性は実際に使ってみないことには分かりづらいと思いますが、一度店頭で触れてみるとイメージが湧きやすいと思います。

MacBook Airのメリット

さてここまでデメリットを見てきましたが、続いてメリットを見てみましょう。

 

画像出典:apple.com

メリット1:価格

MacBook Airのメリットはなんと言ってもその価格(いずれも税別)。

 

MacBook Air(13インチ)MacBook Pro
(13インチ、
2つのThunderbolt 3ポート)
MacBook Pro
(13インチ、
4つのThunderbolt 3ポート)
MacBook Pro(15インチ)
11万9800円から13万9800円から19万8800円から25万8800円から

 

この通り、MacBook Pro 13インチ(2つのThunderbolt 3ポート)と比べても2万円以上も安価となっています。

 

スペックが劣るという点はありますが、先述した通り使用用途がプレゼン資料の作成や動画視聴など簡単なものなら、MacBook Air一択で間違いないと言えるでしょう。

メリット2:キーボード

先ほど「デメリット1:重量」で、MacBook Airの高さは「0.41~1.56 cm」とお伝えしましたが、中には高さが変動するってどういうこと?と思われた方もいらっしゃると思います。

 

実はMacBook Airは横から見ると傾斜が。

 

画像出典:apple.com

 

この絶妙な傾斜がタイピングする時に威力を発揮。わずかな違いなのですが、手首の負担が軽減されキーが打ちやすくなっています。

 

さらにキーボード自体も第3世代を改良した、いわば第3.5世代の最新キーボードを採用している点も見逃せません。

 

しかし傾斜やキーボードは好みが大きいところですので、Touch Bar同様、一度店頭で触ってみることをおすすめします。

メリット3:充電

スペック表でも少し触れましたが、MacBook AirはMacBook Proに比べ、最大2時間ほどバッテリー持ちが長くなっています。

 

これは外出先に持っていく方にとって大きなメリットですが、実は充電環境にも違いが。Macbook Pro(13インチ)は充電するために61W、MacBook Pro(15インチ)は87Wが必要なのですが、MacBook Airはなんとその半分の30WでOKなんです。

 

今や現代人の必需品となったモバイルバッテリーも30W出力のものは多く発売されていますが、61W以上のものはそこまで多くありません。この点からも充電環境のない場所で作業するシーンが多くある方はMacBook Airの方が安心と言えます。

MacBook Airのまとめ

以上MacBook Airの価格やメリット・デメリットをご紹介しました。主要な点をまとめると以下のように。

 

MacBook Air(13インチ)MacBook Pro
(13インチ、
2つのThunderbolt 3ポート)
MacBook Pro
(13インチ、
4つのThunderbolt 3ポート)
MacBook Pro(15インチ)
軽さ・薄さ
スペック
TouchBar×
価格
キーボード
充電

 

スペックは他モデルに比べて劣りますが、その他の部分ではMacBook Airに軍配が上がります。

 

  • 持ち運びやすい軽さ、薄さ
  • スペックはほどほどでOK(ネットサーフィンや資料作成などがメイン)
  • 価格は安いほうが良い
  • 外出先で作業することがあるからバッテリーの持ちは長いほうが良い

 

といった一般的な作業をするためにラップトップ型のパソコンを探している、という方なら「MacBook Airは買い」と言えるでしょう。

 

一方、動画や画像の編集、音楽制作などプロの作業を行いたい方はMacBook Airでもまったくできないというわけではないですが、快適に作業を進めたいのならばMacBook Proがおすすめです。

 

自分がパソコンを使って何をしたいのか、自身の目的に合ったMacを購入してくださいね。

 

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