
MacBookのバッテリー交換方法・目安は?長持ちさせるポイントも
MacBookのバッテリーを交換したいけどどうしたらいいかわからない。MacBookのバッテリーは自分でも交換できるのか?今回はそんな疑問をスッキリ解決します!
おすすめのバッテリー交換方法をはじめ、交換修理サービスの所要期間や料金をまとめました。また、MacBookのバッテリーを長持ちさせるコツも伝授。バッテリーのお悩みがある人はぜひ参考にしてください。
MacBookについては、下記の記事に詳細にまとめましたのでぜひこちらも参考にしてみてください。
バッテリー交換は自分でやっていいの?
MacBookに限らずバッテリー交換は自分でやると安くすみます。実際に検索すれば、バッテリー交換を行った人の備忘録や動画なども数多く見つかるのは事実です。簡単そうに見えるので「自分でやってみようかな?」と思う人もいるでしょう。
ですが、自分でやるバッテリー交換にはリスクがあります。
MacBookのバッテリー交換を自分でやってはだめな理由
理由は下記のとおりです。
- Appleサポート対象外になる
- 偽バッテリーを掴まされる恐れがある
- バッテリー間違えが起きやすい
まず一番のリスクは、Appleのサポート対象から外れてしまうこと。
仮に、バッテリー交換は自分でやれたとしましょう。ですが、その後別の問題が起きたとき「Appleで診てもらいたい」と思っても後の祭りです。サポート対象外のMacBookをAppleが診てくれることは決してありません。
さらに、バッテリーを入手する際にトラブルが多い点もリスキーです。一般的な通販では、純正バッテリーはまず手に入りません。運よく見つけられたとしても割高です。ときには、純正と偽ってただの互換バッテリーを販売している店もあります。そんなバッテリーは怖くて使えませんよね。
また、バッテリーはMacBookのモデルによって細かい部分が異なります。違うモデルのバッテリーを買っても使用できません。自分のMacBookに合うバッテリーを見極められない人は、決して手を出してはいけませんよ!
自分でMacBookのバッテリー交換をして、もし失敗してしまったら、もうそのMacBookは冷たい箱です。そんなリスクを回避するためにも、自分で交換するのはやめておくが吉です。
MacBookのバッテリー交換方法は
ではどこでMacBookのバッテリーを交換すればいいのでしょうか。自分でやる以外の交換方法は2つです。
- Apple公式の修理サービスを使う
- 一般の修理サービス業者に頼む
一番のおすすめはAppleの公式サービスです。これは後で詳しく説明しますね!
バッテリー交換は、一般のパソコン修理業者などに頼むことができます。ですがこの方法はおすすめしません。なぜなら、非公式のサービスでバッテリー交換した場合、Appleのサポート対象から外れてしまうからです。もし、街の修理屋さんで手に負えないトラブルが発生したら?Appleのサポートを受けられない以上、買い替えの道しかなくなってしまいます。
それではいざ!MacBookのおすすめバッテリー交換方法、Apple公式の修理サービスについて詳しくみていきましょう。
Appleストアへ持ち込み修理
Apple製品の直営販売店および技術サポート拠点であるApple Storeでは、もちろんバッテリー交換も受け付けてくれます。
記事公開時点で国内に存在するApple Storeは10店舗(東京都5店舗。神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、福岡県に各1店舗)。サポートスタッフが在中しており、安心して修理を頼めます。近くにApple Storeがあるならばおすすめの選択です。
注意点!
Apple Storeは原則予約制です。Webで事前予約し、日時や来訪店舗を決めましょう。店舗に空き時間がある場合、予約なしで受付してもらえることもありますが、賭けになるのでおすすめはしません。
Appleの配送修理サービス
Apple Storeが遠い人や、ストアへ行く時間が捻出できない人には、配送修理サービスが便利です。配送修理サービスとは、機器をAppleのリペアセンターに配送し、修理をしてもらうサービスです。申込みはWebか電話で行います。
申し込み後、希望した日に配送業者が集荷にきてくれるのでMacBookを預ければOK!簡単に手続きでき、集荷時間が自分で決められるので、多忙な人におすすめですね。
Apple正規サービスプロバイダ
Apple正規サービスプロバイダとは、Appleから認可された修理サービス店です。街の修理屋とは違い、Appleからお墨付きをもらっている店舗なので、使用する部品やバッテリーは純正品!安心ですね。
Apple Storeと違い、全国に約100店舗ほど存在するのも嬉しいポイント。「配送だと不安」という人は、近くの正規サービスプロバイダを利用してみましょう。
Apple正規サービスプロバイダは下記のとおり。
バッテリー交換の期間と費用は
MacBookのバッテリーを交換するにあたって、まず気になるのは期間です。なるべく早く手元に戻ってきてほしいですよね。また、バッテリー交換の費用はMacBookのモデルによって異なります。主要なモデルの価格も整理しておきましょう。
期間
Apple Storeへの持ち込み修理の場合
通常5〜7営業日かかります。修理の混雑具合によって期間が伸びることもありますが、大体の場合は1週間以内で完了すると考えていいです。
Apple配送修理サービスの場合
配送修理サービスの所要期間は一般的に5〜7営業日です。それにプラスして配送にかかる時間があります。リペアセンターから離れている地域では、+1日〜2日と考えておくといいでしょう。
Apple正規サービスプロバイダで修理した場合
最短3日で仕上がることがあります。店によって混雑状況が異なるので、修理を依頼するときに「期間はどのくらいか?」としっかり尋ねておく必要がありますね。
費用
MacBook Pro(16インチ) MacBook Pro Retina ディスプレイ(15インチ) MacBook Pro Retina ディスプレイ(13インチ) | 2万1,780円 |
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MacBook Pro(15インチ) MacBook Pro(13インチ) | 1万4,080円 |
MacBook Air(13インチ) MacBook Air(11インチ) | 1万4,080円 |
MacBook(12インチ) | 2万1,780円 |
※2021年9月現在の税込料金
これらの料金はすべて保証対象外修理の料金です。Apple製品1年限定保証やAppleCare+に加入している場合、保証対象になる可能性があります。
AppleCare+の加入状況や、保証対象になるかなどは、Apple公式サイトからチェックできるので、修理に出す前に確認しておきましょう!
MacBookのバッテリー交換の目安は
「バッテリーの消耗が早い」「なんだかバッテリーがおかしいかも?」などの悩みがあるときは、バッテリーの状態を確認しましょう。バッテリー交換の目安がわかります。
バッテリー状態の確認方法
MacOS Big Surの場合
「システム環境設定」で「バッテリー」をクリック。
サイドメニューから「バッテリー」を選択し「バッテリーの状態」をクリック
このようにバッテリーの状態が確認できます。
「正常」と表示されていればバッテリーの交換は必要ありません。交換が必要な場合は「修理サービス推奨」と表示されます。
macOS Catalina 以前の場合
オプションキー(⌥ option)を押しながら、メニューバーのバッテリーアイコンをクリック!バッテリーの状況メニューが表示されます。
「正常」の場合は問題ありませんが、「間もなく交換」「今すぐ交換」「バッテリーの交換修理」という表記があったら交換時です。
MacBookのバッテリーを長持ちさせるコツは
MacBookを長期間使用していれば、バッテリーの消耗はつきものです。ですが、なるべく長持ちさせたいですよね!ここからは、MacBookのバッテリーを長持ちさせるコツをご紹介します。
設定を最適化する
バッテリーメニューすべての項目にチェックが入っている状態、これがもっともバッテリーにやさしい設定です。
また、ディスプレイの輝度設定の見直しも有効です。輝度が高くなくても問題がない場合は、ディスプレイを可能な限り暗くするとバッテリーへの負担が減ります。
さらに、ネットワークを使用していないときにはWi-Fiをオフにしましょう。Wi-Fiはネットワークと接続していない状態でも電力を消費してしまうのです。オフにしておけば、ムダな電力を消費せずにすみます。同じ理屈で、周辺機器(SDカードやUSBメモリなど)も使用していないときには外しておきましょう。
高温環境での使用を避ける
MacBookのバッテリーは高温が苦手です。具体的にいえば35℃以上の環境になるとバッテリーの寿命が削られてしまいます。
使用時の周囲温度管理をして、MacBookにとって快適な環境を整えましょう。また、夏場は高温になりやすい場所にMacBookを放置しないことも大切です。
最新のソフトウェアを使用する
毎回ではありませんが、ソフトウェアの更新には「バッテリー管理改善」など、バッテリーにとってよいアップデートが含まれています。更新が面倒な気持ちはわかるのですが、しっかり最新ソフトウェアにアップデートするといいですよ。
バッテリー交換はAppleまたは正規サービスプロバイダへ
MacBookのバッテリー交換はApple公式、または正規プロバイダーサービスでかんたんに行なえます。配送サービスを使用すれば、店に行かなくても修理依頼ができて便利です!
しかし、公式のサポートには「サポート対象モデル」があります。対象外の古いMacBookを使用している場合は、買い替えをおすすめします。バッテリー状態がよくないMacBookでトラブルが起きると厄介ですからね。
買い替えた後は、バッテリー長持ちのコツを参考に、負担のない使い方を心がけると寿命が長くなります。
新しいMacBookの購入を検討している方は、下記の記事も参考にしてみてください。