大手通信会社のNTTドコモ、au、ソフトバンクは、それぞれ独自の携帯料金プランを有しています。もちろん、月額利用料が安くなるのは大歓迎なのですが、キャリアごとにある大容量プラン、割引サービスなど、見るべきところが多すぎてどれがいいのやら……。

 

そんな人でも分かりやすいように、今回は3大キャリアのプランを全部比較して徹底検証してみます!
自分にピッタリな会社とプランはいったいどこなのか?いま支払っている月額明細を片手に見比べてみてくださいね。

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まずは携帯料金に関する3つのポイントを知る

各社の料金プランを見比べる上で注目したいポイントは3つあります。まず「料金プラン」、次に「割引プラン」、最後は「その他のサービス」です。携帯電話の月額はこの3つが組み合わさって最終料金を決定しているので、しっかりとチェックする必要があります。

料金プランは大きく分けて2種類あり

2019年、携帯電話の料金形態は大きく変化しました。ドコモ、au、ソフトバンクともにそれまで複雑だったプランを整理し、大きく分けて2種類のプランを提供しています。

 

すなわち、スマホをとことん使う人向けの「データ大容量プラン」と、料金を抑えたい人向けの「段階制データプラン」です。詳しいプラン内容は後ほどキャリアごとに説明しますが、ここでは「3社とも“高額だけど使い放題コース”と“制限されるけど格安コース”がある」と覚えておいてください。

各社が力を入れる割引プラン

携帯料金にはさまざまな割引プランが用意されています。「家族全員で契約すると」「家の光回線をそろえたら」など、ある特定の条件をクリアすることで携帯料金をグンと下げるサービスです。こちらもしっかり把握しておくことが、自分にぴったりのプランを作る第一歩となります。

その他のサービス

3キャリアはそれぞれ、独自のポイントサービスを展開しています。付与されるポイントを使うことで、月額料金の補填ができることも。
各社のポイントシステムもチェックしておきたいですね。

 

それでは、これら3つのポイントを踏まえた上で、3大キャリアの料金をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

料金プラン

大容量プラン

動画視聴や音楽配信、オンラインゲームなどを頻繁に行う人に向けて用意されたのが「大容量プラン」。
月額は高めですが、毎月使えるデータの上限が大きく設定されていて、事実上スマホをほぼ使い放題できます。

 

キャリアプラン名データ使用量特徴プラン基本料金※
NTTドコモギガホ30GBデータ量を使い切っても通信速度は最大1Mbps6980円
auauデータ
MAXプラン Pro
無制限データ量の上限なし9150円
auフラット
プラン20N
20GB3タイプの通話スタイルから選べる選択式プラン6170円
~7670円
auフラット
プラン7プラスN
7GBTwitterやfacebookなどの通信はデータ量に含まれない5650円
ソフトバンクウルトラギガモンスター+(プラス)50GBYouTubeやLINEなどの通信はデータ量に含まない7480円

※プラン料金+基本使用料を合算した値。2019年10月7日時点。

 

ドコモ

大容量プランの中ではデータ使用量が30GBと中間規模。
その分、プラン基本料金も控えめになっています。また、月のデータ使用量が30GBを越えたとしても速度制限が最大1Mbpsと比較的速い状態で留まるのが特徴。(auとソフトバンクは速度制限時128kbps=0.128Mbpsまで下がる)

au

3キャリアの中では唯一のデータ使用量が無制限のプランあり。また、使用量別にいくつものプランが用意されています。プランの基本料金はやや高めですが、割引プランが複数用意されているので一概には判断しきれません。

ソフトバンク

3社の中でも比較的大容量となる50GBを上限としたプランを用意。
さらにソフトバンクには「動画SNS放題」というサービスがあり、「LINE」「Instagram」「Facebook」「YouTube」「AbemaTV」「TVer」「GYAO!」「Hulu」での通信量はカウントしない仕様。これらのアプリを多用する人にとっては嬉しい限り。

段階制プラン

スマホの料金を抑えたい人向けなのが「段階制プラン」。毎月使った通信量に対応して料金が変動する仕組みです。各社によって通信量の設定と対応料金が違うので注意が必要。また、Wi-Fi利用時は通信量がかからないので、周りにWi-Fi環境が整っている人なら段階制プランのほうがおトクといえます。

 

NTTドコモ
ギガライト
au
新auピタットプランN
ソフトバンク
ミニモンスター
~1Gまで2980円3150円3980円
~2Gまで--5980円
~3Gまで3980円--
~4Gまで-4650円-
~5Gまで4980円-7480円
~7Gまで5980円6150円-
~50Gまで--8480円

※すべて2年間同一回線の継続利用を前提とした金額。2019年10月7日時点。

 

ドコモ

コースは4種類。1G/3G/5G/7Gまでの4コースがあり。毎月の使用量に応じて翌月の月額が決定していきます。

au

コースは3種類。1G/4G/7Gまでの3段階で料金が変動します。1Gを越えるといきなり4Gまでのコース料金になるのが注意すべきポイント。結果定期的に7Gまで使うなら大容量プランの「auフラットプラン7プラスN」のほうがおトクになります。

ソフトバンク

3社の中では金額が一番高いコースとなっています。また、唯一50GBまでのコースがありますが、この場合大容量プランのギガホよりも割高となってしまいます。

割引プラン

プランの基本料金と並んで重要なのが、各社それぞれが打ち出す割引施策です。基本料金と割引サービスを組み合わせることで毎月の支払い金額が決定するので、その内容はよく理解しておくことが必要です。

 

また、割引プランには期間限定のものもあり、サービス期間が終わると割引も終了し、結果月額が上がったように感じる……というケースもしばしば。それぞれのサービスがいつまで続くのかを知っておくことも重要なポイントです。

ドコモの割引サービス

ドコモの割引サービス

サービス名割引額有効期間特徴
みんなドコモ割-500円~
-1000円/月
永続同一グループ内の契約回線数が2回線の場合500円引き、3回線以上は1000円引き
ドコモ光セット割-500円~
-1000円/月
永続家のネット回線を「ドコモ光」にすることで受けられる割引。ギガライト3Gは-500円、ギガライト5G~とギガホは-1000円割引。
ギガホ割-1000円/月最大
6か月間
ギガホプランの契約者が対象。最初の半年のみ割引
はじめてスマホ割-1000円/月最大
12か月間
ガラケーからスマホに移行するユーザーが対象
dカードお支払割-170円/月永続2年縛りなしでスマホを購入したユーザーが利用料金の支払い方法をdカード/dカードGOLDにした場合に2年縛りのケースと同じになるよう調整割引される。

※2019年10月7日時点。

 

最も多くの割引サービスを用意しているのがドコモ。いわゆる家族割の「みんなドコモ割」や固定電話との併用割引である「ドコモ光セット割」はスマホの月額料金をダイレクトに安くしてくれるため、自分の環境が条件にあうのであればぜひ加入したほうがいいでしょう。

 

また「ギガホ割」や「はじめてスマホ割」は期間限定のサービス。割引の効果がなくなった翌月には料金が上がったように見えるのであらかじめ仕組みを理解しておきましょう。

 

auの割引サービス

auの割引サービス

サービス名割引額有効期間特徴
2年契約N-170円/月永年2年間の継続利用で基本使用料から割引。
スマホ応援割プラス-1000円/月6か月間auデータMAXプランProの契約者が対象
スマホ応援割20-1000円/月6か月間Auフラットプラン20Nの契約者が対象
家族割プラス-500円~
-1000円/月
永年家族2人が加入時それぞれ-500円、3人以上加入で各1000円引きされる
auスマートバリュー-500円~
-1000円/月
永年家のネット回線をauひかりなどの対象固定通信サービスにすることで受けられる割引。auデータMAXプランPro、auフラットプラン20Nの場合-1000円、新auピタットプランNの場合-500円。

※2019年10月7日時点。

 

auの割引プランは全部で5つ。スマホの契約を2年単位で継続する場合、「2年契約N」の割引サービスを受けられます。またプランごとに専用の割引サービスが用意されていたり、家族みんながau回線に統一することで受けられる「家族割プラス」や固定電話とのセットプラン「auスマートバリュー」を活用することでスマホ料金を下げることができます。

 

ソフトバンクの割引サービス

ソフトバンクの割引サービス

サービス名割引額有効期間特徴
1年おトク割-1000円/月12か月間新規契約、または機種変更の場合に適用
みんな家族割+-500円~
-2000円/月
永年同一グループ内の契約回線数が2回線の場合それぞれ500円引き、3回線の場合1500円引き、4回線の場合2000円引きとなる。
おうち割光セット-1000円/月永年家のネット回線を「SoftBank 光」にすることで受けられる割引。

※2019年10月7日時点。

 

ソフトバンクの割引プランは3つ。中でも「みんな家族割+」は他2社と違い、3回線で1500円、4回線以上だと2000円の値引きとなります。ソフトバンクの料金プランを大きく引き下げる効果があるので、家族全員で同キャリアに統一できるならぜひ利用したいところです。

 

スマホライフ別 料金比較

基本料金と割引サービスを組み込んだ結果、どこのキャリアが一番おトクなのでしょうか。
その答えは「スマホを使う人の環境によって異なる」です。そこで、さまざまなスマホライフを想定してどのキャリアとプランが合うのか検証してみましょう。

ケース1:1人でスマホをかなり使う場合

スマホの月額支払いは1人で行い、動画や音楽配信といった重いデータのやりとりをする予定のヘビースマホユーザーを想定。
家族割は適用されませんが、自宅に設置した固定通信回線をキャリアと揃えていればセット割が割引が適用されます。比較してみると──。

 

ドコモauソフトバンク
プラン基本料金ギガホ
6980円
auデータMAXプラン Pro
9150円
ウルトラギガモンスター+
7480円
割引サービスギガホ割 -1000円スマホ応援割プラス -1000円 &
2年契約N -170円 &
auスマートバリュー -1000円
1年おトク割 -1,000円 &
おうち割光セット -1000円
月額合計5980円
(7か月目から6980円)
6980円
(7か月目から7980円)
5480円
(2年目から6480円)

※2019年10月7日時点。

 

月額合計でみるとソフトバンクが一番安く、次いでドコモの順に。auの月額は高めですが、通信量の上限が無制限であることを考えれば納得でしょうか。ただし3社とも期間限定の割引施策が効いているので、ドコモとauは契約開始から7か月目以降、ソフトバンクは2年目から月額が変動します。

 

ケース2:夫婦2人でそこそこスマホを使う場合

夫婦でキャリアを揃えて契約し、お互いに毎日メールやLINE、ウェブ閲覧など比較的ライトにスマホを利用している場合のプランを比較。毎月5BGを使用し、家族割の2人コースと固定通信回線割も受けている想定だとこうなります。

 

ドコモauソフトバンク
プラン基本料金ギガライト(~5G)
4980円×2
auフラットプラン 7プラスN
5650円×2
ミニモンスター(~5G)
7480円×2
割引サービスみんなドコモ割(2人) -500円 &
ドコモ光セット割 -1000円×2
2年契約N -170円 &
家族割プラス(2人) -500円 &
auスマートバリュー -1000円×2
みんな家族割+(2人) -500円 &
1年おトク割 -1000円 &
おうち割光セット -1000円×2
月額合計(2人分)6960円7960円9960円
(2年目から1万1960円)

※2019年10月7日時点。

 

家族2人の場合、3社ともに値引きプランの額は横並びになるので、単純に基本料金の額がそのまま月額合計に反映されます。なお、ソフトバンクは「1年おトク割」が終了する2年目から金額が上がるので注意が必要です。

 

ケース3:家族3人でスマホを使う場合

夫婦2人と子供が1人の3人家族を想定して計算してみましょう。夫婦は毎月スマホをそこそこ使うため使用量を5GBに想定。子供は基本、自宅でのWi-Fi環境で利用するために一番少ない1GBの段階制プランにします。

 

ドコモauソフトバンク
プラン基本料金ギガライト(~5G)
4980円×2 &
ギガライト(~1G)
2980円
auフラットプラン7プラスN
5650円×2 &
新auピタットプラン(~1G)
2980円
ミニモンスター(~5G)
7480円×2 &
ミニモンスター(~1G)
3980円
割引サービスみんなドコモ割(3人)-1000円 &
ドコモ光セット割 -1000円×3
2年契約N -170円 &
家族割プラス(3人) -1000円 &
auスマートバリュー -1000円×3
みんな家族割+(3人) -1500円 &
1年おトク割 -1000円 &
おうち割光セット -1000円×3
月額合計(3人分)6940円7770円8440円
(2年目から1万1440円)

 

各社ともに家族割が3人になると割引額がアップするため、合計金額が夫婦2人だけのパターンよりも下がるという驚きの結果に。特にソフトバンクの家族割は-1500円となるため、下がり幅に直接影響しています。

 

ケース4:家族4人でスマホを使う場合

それでは、夫婦2人と成人した子供2人の4人家族で、全員がスマホの容量をMAXまで使いたい場合はどうなるでしょうか。「大容量プラン」とすべての割引サービスを適用して計算してみましょう。

 

ドコモauソフトバンク
プラン基本料金ギガホ
6980円×4
auデータMAXプラン Pro
9150円×4
ウルトラギガモンスター+
7480円×4
割引サービスギガホ割 -1000円 &
みんなドコモ割(3人以上)-1000円 &
ドコモ光セット割 -1000円×4
スマホ応援割プラス -1000円 &
2年契約N -170円 &
家族割プラス(3人以上) -1000円 &
auスマートバリュー -1000円×4
みんな家族割+(4人以上) -2000円 &
1年おトク割 -1000円 &
おうち割光セット -1000円×4
月額合計(4人分)1万5920円
(7か月目から1万9920円)
2万3920円
(7か月目から2万7920円)
1万3920円
(2年目から1万7920円)

※2019年10月7日時点。

 

3社で唯一、4人以上の家族割コースがあるソフトバンクが抜きんでた形になりました。「1年おトク割」の効果が切れる2年目以降も最安値をキープする結果となります。

 

ケース5:月額をとことん抑えたい場合

最後にスマホの月額を徹底的に抑えたい、最低限の金額ならどこが一番なのか、という疑問に応えて調べてみました。条件は「契約は自分一人、金額は最低限のものを選ぶ」です。

 

ドコモauソフトバンク
プラン基本料金ギガライト(~1G)
2980円
新auピタットプラン(~1G)
3150円
ミニモンスター(~1G)
3980円
割引サービス-2年契約N -170円1年おトク割 -1000円
月額合計2980円2980円2980円
(2年目から3980円)

※2019年10月7日時点。

 

通信量にはこだわらず、各キャリアの最安値にのみ特化したプランを出してみました。ドコモの場合、ギガライト(~1G)の基本料金(2980円)が最安値ですが割引プランはないのでそのままが月額合計に。

 

一方、auは2年契約Nの割引を効かせてドコモと同金額のプランを達成。

 

そして1年おトク割を活用することで、ソフトバンクの月額も2980円になります。ただし2年目からは金額があがるのであまりおススメはできません。

 

まとめ

  • 1人で契約してがっつりスマホをいじりたいなら…ドコモかソフトバンクがおススメ
  • 家族みんなでまとめて契約するなら…ソフトバンクがおススメ
  • 多少割高でも通信量を一切気にしたくないなら…auがおススメ
  • 最安値でスマホを利用したいなら…ドコモかauがおススメ

 

その他のサービスもチェックする

プランの基本使用料金、その額を値引きする割引サービスをチェックしたら、最後に各社が力を入れている「その他のサービス」も知っておきましょう。

 

携帯会社を一度決めたら、そこから最低でも数年は同じところで使い続ける人も多いことでしょう。そこで各社ではより長く使ってもらうための継続割引が存在します。

その他のサービスもチェックする

ドコモ

継続利用割引サービス

契約年数が1年を超えると、継続利用期間に応じて月々の基本使用料が割引されていきます。2年目は7%、3年目は8%、4年目が10%、5年目が12%、6年目以降はずっと15%割引となります。

ずっとドコモ特典

毎年、ユーザーの誕生日にdポイントをサービス。dポイントクラブのステージと契約プランに応じて、500pt~3000ptまでが送られます。

dポイント

ドコモのスマホ月額料金に充当することが可能です。

au

au WALLETポイントプログラム

毎月の使用料金に応じて、ポイントが貯まります。貯まったポイントはネットショッピングやコンビニ店頭でも使えるほか、クレジットカードの利用料金に充当することも可能。

ソフトバンク

PayPayボーナス

長期継続特典として、以下の2種類のボーナスを受け取れます。

  1. 2年に1度3000円相当分(2回目以降は1000円相当分)のPayPayポイントを付与
  2. 毎月の携帯利用料金の最大5%分のPayPayポイントを付与

PayPayポイント

ソフトバンクのスマホ月額料金に充当することが可能です。

毎月の支払金額にはスマホ代金が加算されることをお忘れなく

2019年、政府の指導によりスマホの料金形態はこれまでの「通信料金+スマホ代金」の合算方式から、分離型の表記に変更することとなりました。

 

つまり、ここまで紹介してきた各キャリアのプラン額はあくまでも「スマホの基本使用料」=通信料金のことであり、スマホの分割支払い代金が残っている人はその分が加算されることも覚えておかなければなりません。

 

これまでにスマホの代金をすべて支払い終わっている、という人は上記のプラン金額のみが毎月の支払額になるのですが、まだ分割支払い中、またはこれから新たにスマホを購入するという人にとっては毎月のスマホ代金が上乗せされます。

 

(イメージ)
プラン基本料金 + スマホの分割代金 = 毎月の支払額

 

とはいえ、スマホの代金はどのキャリアでも大差がないのが現状なので、やっぱりプラン基本料金を見比べてキャリアを選択するのがキモといえそうです。

 

携帯会社をどこにしようかと迷っている人、いまのプランよりさらに安いものはないかと探している人は、ぜひ「スマホをどの程度使うか(プラン選択)」「契約は何人でするか(家族割の有無)」「固定通信環境をそろえられるか(セット割の有無)」「スマホ代金も加算したビジョンをもっておくこと」を把握しておくことが大事です。ぜひ、それをふまえた上で自分のスマホライフに合ったキャリアを見つけましょう。

 

 

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