今回は、具体的な社名・サービス名を挙げての「おすすめ格安SIMベスト3」を挙げてみたいと思います。

 

さらに、通常とは違うイレギュラーな使い方ができる「おすすめプラス1」もご紹介したいと思います。

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おすすめ格安SIMを選ぶ上での基準とは

おすすめ格安SIMを選ぶ上での基準

おすすめ格安SIMの記事は、「プラン」や「料金」を基準にして…というのがよくあるパターンですが、よく考えてみると、これらの要素は「月間○○GBの容量のプランがいくらなのか」で一括りにできる事ですし、容量や料金などは事業者のWEBを見れば一目瞭然なので、あえて記事に書き出す必要はなさそうです。

 

それより今回は、「料金」「プラン」「容量」以外の項目で選んでみたいと考えました。

 

1つは、通信速度です。

 

筆者はSIMにとっての通信速度は基本性能と位置付けています。
いくら料金が安く大容量を使えるプランだとしても、通信速度が実用性に欠ける遅いSIMでは、せっかくの利点であるはずの「安い料金」や「大容量」を活かすことができません。

 

そこで、混雑する時間帯でもある程度の実用性のある通信速度を提供できているMVNOを選びました。

 

2つめは、際立った特徴です。

 

他社よりも明らかに優れている「何か」を持っている通信会社を選びました。
それは、「そこそこの容量のプランがそこそこ安い」といった平均点主義ではなく、突出している「何か」を持っている格安SIMであり、逆に言えば、ある特徴においては他に比肩するライバルがいない…と言う事でもあります。

 

「安い」という項目に関しては、格安SIMが安いのは最早当たり前であり、特に取り上げるほどの特徴にはなり得ません。
「安い」ことは前提条件として、その上で、「速い」と「特徴(何か)」を併せ持ったSIMを選びました。

他社とは基礎体力が段違い、総合力ダントツのUQmobile

総合力ダントツのUQmobile
画像出展:uqwimax.jp

最初におすすめするのは、最近、ぐいぐい人気上昇中のUQmobileです。

 

UQ mobileは、大手キャリア「au」と同じKDDIグループに属するMVNO(※1)で、運営しているUQコミュニケーションズは、「WiMAX」の回線を保有するMNO(※2)でもあるのです。

 

※1 MVNO … Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)は、大手キャリアから回線を借り受けて格安通信サービスを提供する事業者です。

※2 MNO …  Mobile Network Operator(移動体通信事業者)は、自ら通信回線を敷設・保有・管理する通信会社で、一般的に「大手キャリア」と呼ばれ、現状NTTドコモ・au・Softbankを指します。
MNOは、MVNOに回線を貸し出しています。

豊富な資金力から生まれる総合力の高さ

少し知識のある方ならご存知だと思いますが、auの高速通信は自社のLTE回線だけでなくUQコミュニケーションズの「WiMAX」を束ねて使う事で実現されています。
つまり、auの高速通信の実現のために、UQコミュニケーションズが一役買っているというわけです。

 

UQコミュニケーションズは、MVNO「UQ mobile」としてauの回線を借りている一方で、auや他社にWiMAX回線を貸し出しているMNOでもあり、他のMVNOと比べると非常にお金持ちな企業なのです。

 

その潤沢な資金で大量のau回線を借りてMVNOサービスを提供しているので、他社MVNOが追従できないのはもちろん、時には本家auやドコモの通信速度を凌駕してしまう事もあるUQmobileは、「通信品質」「通信速度」の点では他の追随を許しません。

 

Softbank自身が運営するY! mobile以外に対抗できる格安SIMは存在しません。

 

UQ mobileは、その他のサービスでも大手キャリア並みの高レベルなサービスを提供しており、その基礎体力は段違いと言え、通信品質・速度を筆頭に総合力で他社MVNOの追従を許さない圧倒的な存在になりつつあります。

 

新料金プラン導入でさらに使い勝手が向上

UQ mobile 新料金プラン導入
画像出展:uqwimax.jp

2019年10月1日以降に料金プランが改定され、従来、UQ mobileの弱点の1つだった「2年契約+自動更新」「早期解約違約金(契約解除料)」が廃止となり、拘束や違約金のない新料金プランがスタートします。

新プランの特徴① 2年縛り+自動更新の廃止

新プランの最大の特徴は、2年縛り+自動更新が廃止された事で、契約後、いつでも自由に解約・MNP転出が可能になり、しかも、違約金の課金もなくなった事です。

 

他社MVNOが設定している「最低利用期間」もないため、期間的な拘束は皆無となりました。

新プランの特徴② 料金プランがシンプル化+割安化

また、料金も分かりやすくシンプルになりました。

 

旧料金では、通話サービス込みで1年目に1,000円を割り引く事で割安感を演出する一方で、2年目には割引がなくなる事で、逆に割高感を感じさせていました。

 

新プランでは1年目・2年目関係なくずっと同じ料金となり、分かりやすく不要な割高感が消えました。

 

さらに、新プランでは、旧プランでセットされていた「5分かけ放題」「通話パック」が別途オプションの位置づけとなったため、通話サービスが不要なユーザーでも無駄な支払いがなくなりました。

 

別途オプションとなった「かけ放題(700円/月)」は制限時間が10分に拡大され、「通話パック」も500円/月で利用可能になりました。

「10分かけ放題」は、他社MVNOの相場が800~850円ですので、700円/月で利用できるのは割安感があります。

 

プランプランSプランMプランL
旧プラン
(通話サービス込)
1年目1,980円2,980円4,980円
2年目2,980円3,980円5,980円
月平均額2,480円3,480円5,480円
新プラン通年1,980円2,980円3,980円
新プラン10分かけ放題通年700円700円700円
新プラン合計月額費用2,680円3,680円4,680円
※プランL容量は、旧:21GB、新14GB。金額は全て税別表示

 

新プランでは割引制度がなくなり、通話サービスが別途オプションになった事で、一見、「割高」になったのではないかと感じますが、実は、通話サービス込みの新プランと旧プランの料金差違いは僅かに200円に過ぎず、新プランに伴う2年縛りや違約金の廃止や、かけ放題の拡大などを勘案すれば、実質的には値下げと言える変更内容です。

UQmobileがイチオシの理由まとめ

  • 他社MVNOが追従できないダントツの通信品質・通信速度
  • 安い大手キャリアとも言えるサービスレベル・総合力の高さ
  • 2年縛り+違約金が廃止となり、いつ解約・MNP転出しても余計なコストがかからなくなった
  • 無料時間が10分に拡大されたかけ放題は、他社MVNOの相場よりも割安な700円/月になった

 

UQmobileの弱点・デメリット

  • 海外ブランドのスマホでauの周波数帯域に対応していない場合があり、利用不可な端末がある
  • auで購入したスマホであっても、UQ mobileで使用時にSIMロック解除が必要なケースがある

コスパ業界ナンバー1、従量制課金で無駄がないb-mobile

従量制課金で無駄がないb-mobile
画像出展:bmobile.ne.jp

b-mobileは、日本通信が運営するMVNOサービスです。

 

日本通信と言ってもあまり知られていませんが、実は、国内初のMVNO事業を開始した歴史ある通信会社です。

 

提供サービスの「b-mobile」も地味な存在ですが、一部のリテラシーに高いユーザーに「実はb-mobile結構速いんだよね」と人気を博している「隠れおすすめMVNO」なのです。

 

速いと言っても、UQモバイルに比肩する程ではありませんが、大手キャリアの資本が入っていない独立系MVNOとしては、通信速度はかなり頑張っていると言えます。

 

b-mobileも他社にない突出した特徴を持っており、筆者のおすすめ格安SIMの2番手としてご紹介します。

 

業界最安値レベルの割安料金が魅力

皆さんは、データ容量ごと月額料金相場をご存知でしょうか。

 

1GB:500円前後、3GB:1,000円前後が相場と言えます。

 

音声通話機能を付加する場合は+700円、SMS機能を付加する場合には+150円が相場です。
つまり、音声通話SIMなら、1GB:1,200円、3GB:1,600~1,700円が相場と言えます。

 

それを踏まえた上で、こちらをご覧ください。

1GB3GB6GB10GB15GB
b-mobile(D)990円1,290円1,790円2,590円3,590円
mineo(A)-1,510円2,190円3,130円-
楽天モバイル-1,600円2,150円※2,960円-
イオンモバイル1,280円1,580円※1,980円2,680円-
b-mobile(S)990円1,690円2,390円3,190円4,390円
※楽天モバイルは5GB、イオンモバイルは4GB。価格は全て税別表示

 

上記の一覧表は、日本通信b-mobile他に、「料金が安い」という記事に必ずと言ってよいほど登場する有名MVNO3社(mineo・楽天モバイル・イオンモバイル)の通話機能付きSIMの料金ですが、全ての容量でb-mobileの方が割安な料金設定になっています。

 

相場感覚で言えば、b-mobileのプランであれば、他社の3GB分の料金で6GB使える…といった具合で、他社よりもかなり割安な料金が1つの特徴となっています。

使った分だけ支払う無駄のない従量課金制

b-mobileは従量課金制
画像出展:bmobile.ne.jp

b-mobileの料金は、珍しい「従量課金制」を採用しています。

 

通常、MVNOの料金は、月間に使用できるデータ容量に対して料金が固定的に決まっている「固定課金制」を採用しています。
固定課金制は、一旦契約すると、月に決まった容量分の料金が必ず請求されるため、データ容量を使い切れなかった場合でも料金は変わらず、余った容量を次月へ繰り越せるようになっています。

 

これに対して「従量課金制」は、データ容量の区切りごとに段階制の料金が定まっており、月ごとに使った容量分の料金を支払う仕組みですので、あまり容量を使わなかった月の請求は少なく、たくさん利用した月には相応の料金を支払うという、無駄のない料金となります。

b-mobileがおすすめの理由まとめ

  • 料金がダントツに安い。よく安いと言われる有名MVNOよりも確実に料金を節約できる
  • 容量の使用量に応じた料金支払いとなる従量課金制は無駄のない料金体系
  • 最低利用期間・早期解約違約金が廃止された。しかも既存ユーザーにも同時に適用された
  • 余り知られていないが、実は、通信速度は速めで、混雑時間帯でも実用速度を維持できる

 

b-mobileの弱点・デメリット

  • 端末販売を行っておらず、セット購入ができない(SIMのみの販売)
  • 料金単位の1か月が月初~月末ではない(契約タイミングで月途中から1か月が始まる)
  • Softbank回線の3GB以上は、ドコモ回線より若干割高

エンタメ系最強!動画・映画見るならBIGLOBEモバイル

エンタメ系最強 BIGLOBEモバイル
画像出典:BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルは、長年、NTTドコモ回線サービスを提供する老舗MVNOですが、2017年に買収され、現在はKDDIグループに属していますが、親会社auの回線サービスに加え、NTTドコモ回線サービスも継続しているため、1社で2種類の回線サービスを提供するマルチ・キャリアです。

 

動画・音楽等の通信料を定額化するエンタメフリーオプション

BIGLOBEモバイル エンタメフリーオプション
画像出典:BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルの看板商品とも言える「エンタメフリー」オプションは、動画・映画、音楽、電子書籍など、所定のエンタメ系コンテンツを利用する際の通信料を定額化する、いわゆる「カウントフリー」サービスです。

 

エンタメフリーオプションは、音声通話SIMの利用者は480円/月額、データ通信SIM利用者は980円/月額で利用でき、所定のエンタメ系コンテンツを利用する際に発生する通信料を月額料金のみに定額化します。

 

つまり、このオプションを利用すれば、映画をどんなに見てもデータ容量は消費されず、月定額分の支払いのみで見放題になるというわけです(サービス利用料が定額化する訳ではないので誤解なきよう)。

 

いわば、エンタメコンテンツを利用する際には「最強ツール」と言えます。
対象となるサービスは以下の通りです。

動画配信YouTube、AbemaTV、U-NEXT、YouTube Kids
音楽・ラジオ配信Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、Spotify、AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、radiko、らじる★らじる、dヒッツ、RecMusic
電子書籍配信

dマガジン、dブック
その他アプリFacebook Messenger

BIGLOBEモバイルがおすすめの理由まとめ

  • エンタメ系コンテンツ使うなら、「エンタメフリー」オプションが最強ツール
  • KDDI傘下でau回線の通信速度が速めなので、エンタメフリーオプションが活かせる
  • 旧型iPhoneを割安な価格でセット購入可能

 

BIGLOBEモバイルの弱点・デメリット

  • ドコモ回線の通信速度はあまり速くない
  • 1GBの小容量プランがない(最小3GB~)

大手キャリアのまま通信料金を節約するeSIM

eSIM

2019年7月からIIJ(Internet Initiative Japan)が提供を開始した、日本国内唯一の「eSIM」を「おすすめプラス1」としてご紹介します。

 

eSIMは、従来のSIMのように実態がなく、電子的なSIMとしてネット経由でiPhoneにセットアップするもので、2018年発売のiPhone XR/XS/XS MAX、2019年発売のiPhone 11/11 Pro/11Pro MAXに限られてしまいますが、大手キャリアSIMとの「デュアルSIM」を利用する事ができます。

 

IIJmio eSIMは、月間6GBのデータ通信専用SIMで、通信にはNTTドコモ回線を利用していますが、ドコモを含めて、全てのキャリアで購入したiPhoneでSIMロック解除が必要です。

 

メイン回線に大手キャリアのSIMをセットし通話メインで利用、サブ回線にeSIMをセットし通信メインで利用する事で、割高な大手キャリアの通信を減らす事ができます。

 

~1GB~3GB~5GB6GB~7GB
ギガライト2,980円3,980円4,980円-5,980円
IIJmio eSIM---1,520円-
(料金は全て税別表示)

こちらは、NTTドコモのギガライトの料金と、eSIMの料金です。

 

ギガライトだけで月間7GB使った場合の料金は5,980円ですが、ギガライトを1GB以内に抑え、eSIM(6GB)を併用した場合の料金は、2,980円+1,520円=4,500円となり、月額1,480円の節約となります。

 

年間では17,000円以上、2年では35,000円以上の料金差となるのは決して小さな額ではありません。

IIJmio eSIMがおすすめの理由まとめ

  • 大手キャリアに居ながらにして格安SIMの恩恵を受けられる、料金を節約できる
  • 面倒なMNPによる乗換え手続きが不要
  • ネット上から設定するので、SIMが宅配で届くのを待つ必要がない、即時利用開始可能

 

IIJmio eSIMの弱点・デメリット

  • eSIMの通信速度は速くない 高速通信を必要とする利用方法には不適
  • キャリア購入のiPhoneは、ドコモ版を含めSIMロック解除が必須
  • 請求が別々になり、2か所から請求される
  • 一部のデュアルSIM対応端末でしか利用できない

おすすめ格安SIM まとめ

今回は、筆者が自信を持っておすすめする格安SIM「BEST3」と、大手に居ながら格安SIMの恩恵を受けられる特殊な事例として「プラス1」をご紹介しました。

 

こうしたおすすめ格安SIMに必ずと言ってよいほど登場する「mineo」「楽天モバイル」「LINEモバイル」等が顔を出さないので「あれ?」と思う方もいるかもしれません。

 

今回は、冒頭にも述べたように、他社と明確に差別化できる特徴を持ったサービスで、なおかつ、実用的な通信速度を維持できている事を条件に選んだことで、何でも平均点的な「そこそこ良い」サービスは一切選びませんでした。

 

ダントツの通信品質と通信速度、キャリア並みのサービス、そして分かりやすく使い勝手の良い新しい料金プラン、ネックと言われた2年縛り・違約金の廃止など、総合力の高さでは他の追随を許さない「UQmobile」。

 

料金の安さはピカイチ、他社にない従量課金制で無駄のない料金支払いが可能、さらに、独立系としてはかなり頑張っている通信速度など、コスパの良さが光る「b-mobile」。

 

KDDI傘下となり、au回線の質・速さが向上した上、エンタメ系ユーザーに鉄板ツールとなっている独自のカウントフリーサービス「エンタメフリー」が最大の魅力の「BIGLOBEモバイル」。

 

どのサービスも特徴的で、明確な選択理由があって選ぶなら、決して期待を裏切らない良質なサービスだと思います。

 

さらに、大手キャリアに居ながら格安SIMの料金の安さのメリットを享受できる、国内唯一の「eSIM」(IIJmio)も、現時点のタイミングでおすすめから漏らすわけにはゆかないサービスです。
大手キャリアを利用中のデュアルSIM仕様iPhoneユーザーは是非検討してみて頂きたい格安SIMです。

 

如何だったでしょうか。

平均点主義の格安SIMならいくらでもありますので、誰かに教わらずしても選ぶ事はさほど難しい事ではありませんが、突出した「何か」について知らなければ、選ぼうにも選ぶ事はできません。

 

そんな事を考えながら今回の3社プラス1社をえらびました。
皆さんの格安SIM選びの一助になればと思います。

 

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