
【2021年】Pixelのおすすめは?全モデルの価格・スペック徹底比較
「Pixel」はAndorid OSを手掛けるGoogleが作った、”純正”Andoridスマートフォン。Andoridユーザーなら一度は使ってみたいと考えたことがあるでしょう。
2021年09月28日時点では「Pixel 5a(5G)」「Pixel 5」「Pixel 4a(5G)」「Pixel 4a」の4モデルがGoogleストアで販売されています。ただ、スペックを見ても違いがよく分からず、どのPixelがおすすめなのか迷う人もいます。
この記事は、2021年に入手できるPixelの性能・価格・サイズを徹底比較しました。あなたにベストなPixelがきっと見つかります!
Google Pixelとは
Google Pixelとは、Andorid OSを手掛けるGoogleが開発したスマートフォンです。
さまざまなメーカーがAndoridスマートフォンを提供していますが、Pixelは本家のスマートフォン。ソフトもハードもGoogleが作っています。3年間の最新OSアップデート保証が受けられたり、プリインストールアプリが最小限でシンプルだったりするなどメリットが多くあります。
Googleフォトの高画質画像を無制限アップロードできるなど、保管に関しても他のAndroidデバイスより優遇されています。(※Pixel 5a(5G)からこの特典がなくなっています。)
Google Pixelに継承される特徴といえば、抜群のカメラ性能。トリプルレンズや1億画素のようなゴリゴリのスペックで勝負しているのではなく、GoogleらしいAIで美しさを引き立たせています。夜景や暗い部屋もナイトモードを使ってくっきり撮影できます。スマートフォンのカメラでは難しいと言われる星空も撮影できるほど。
現在、Google Pixelは、Googleストアに加えauとソフトバンクの2キャリアで購入できます。品揃えが豊富なのはソフトバンクで、執筆時ではPixel 3a以降の5モデルが販売されていました。
なお、ドコモはPixelを取り扱っていません。とはいえ、Pixelは国内主要バンドにしっかり対応しているためドコモ系の格安SIMを含めどのキャリアでも利用できます。
Google Pixelの対抗馬となるiPhoneとは、機能面でどれだけ違いがあるのか気になる方も少なくないはず。下記の記事では、iPhone 12とPixel 5を様々な点から比較してみました。
Google Pixelの対抗馬とるなるiPhoneとは、機能面でどれだけ違いがあるのか気になる方も少なくないはず。下記の記事では、共に最新のiPhone 12とPixel 5を様々な点から比較してみました。
Pixel各モデルの特徴を紹介
ここからはGoogleストアで販売されているPixelの現行3モデルの特徴を見ていきましょう。
- Google Pixel 5a(5G)
- Google Pixel5
- Google Pixel 4a(5G)
- Google Pixel 4a
なお、Pixel 3およびPixel 3aはGoogleストアでの販売がすでに終了しています。
Google Pixel 5a(5G)
画像引用:Googleストア
GooglePixel 5a(5G)は、2021年08月26日に発売開始となった最新のPixel。CPUやカメラ性能など基本性能はPixel 5と同じまま、細かな機能を省くことで手頃な価格になりました。コスパでは現状No.1と評価できるPixelです。
現在Googleストアで販売されるPixelで最大の、約6.34インチの大画面ディスプレイを搭載。
大画面を使うと使い勝手の良さから小さなディスプレイには戻れません。一度に表示される情報量が多く、最新ニュースのチェックもメールのテキストを読むのも楽チン。さらに、ディスプレイが大きいほど画面表示されるキーボードも大きくなるため、誤入力も減ります。
そのうえ、バッテリーも最大の4680mAhとなっており、1日中エンタメを楽しめる1台です。
名前のとおり5Gに対応しているため、都市部で広がりつつある5Gエリアにおいて4Gを圧倒する通信速度を味わえます。
5Gによる通信は4Gよりはるかに速く、映画や漫画などデータ量の大きなファイルのダウンロードも一瞬。現在は、東京など都市部の一部エリアしか利用できない5Gですが、3キャリアとも5Gエリア拡大に注力していく流れのため、いずれ5Gの恩恵を受けられるはずです。
ディスプレイサイズ | 6.34インチ |
---|---|
本体サイズ | 156.2mm×73.2mm×8.8mm |
CPU | Snapdragon 765G |
カメラ | 12.2MPと超広角16MP/8MP |
ストレージ | 128GB |
バッテリー容量 | 4680mAh |
ネットワーク | 5G/4G |
発売日 | 2021年08月26日 |
カラー | Mostly Black |
Google Pixel 5
画像引用:Googleストア
Google Pixel 5は4モデルで一番高機能です。5G対応のネットワーク性能やカメラ性能などは、同時発売されたGoogle Pixel 4a(5G)と変わりません。注目したいPixel 5の特徴は、防水・防塵性能とバッテリー機能です。
Pixel 5は、IP68の防水・防塵性能があるのが特徴で、IP68は防水・防塵性能規格の最上位です。Googleストアで販売される4モデルのうち最高レベルの防水・防塵性能となっており、雨の日も水濡れによる故障を心配することなく持ち出せます。台所やお風呂場での使用や、まめに手を洗うことが増えた昨今の事情を考えても、Pixel 5の高い防水・防塵性能はうれしい限りです。
また、Pixel 5は、Qi認証 ワイヤレス充電に対応しています。Qiに対応する充電器を使えば、置くだけで充電が可能。ワイヤレス充電機能も、Googleストアで販売される4モデルで唯一の対応端末です。
Pixel 5の価格は他モデルより高いものの、機能性や使い勝手はさすがの最上位モデル。ちょっとした違いが「便利」「快適」と感じさせてくれるので、資金に余裕があれば選びたい1台です。
ディスプレイサイズ | 6.0インチ |
---|---|
本体サイズ | 144.7mm×70.4mm×8.0mm |
CPU | Snapdragon 765G |
カメラ | 12.2MPと超広角16MP/8MP |
ストレージ | 128GB |
バッテリー容量 | 4080mAh |
ネットワーク | 5G/4G |
発売日 | 2020年10月15日 |
カラー | Just Black/Sorta Sage |
Google Pixel 4a(5G)
画像引用:Googleストア
Pixel 4a(5G)は、CPUやカメラ性能はPixel 5と同じで、細かな機能を省くことで価格を抑えました。Pixel 4a(5G)の特徴は、全体的にPixel 5a(5G)に似通っており、残念ながらPixel 5a(5G)に劣っています。Pixel 5a(5G)の方が、大画面でバッテリー容量が多く、そのうえ防水・防塵機能付きです。
価格を考えても、Pixel 4a(5G)よりも後継のPixel 5a(5G)がお買い得。Pixel 4a(5G)の購入を考えていた人は、一度Pixel 5a(5G)の性能を比較しましょう。
とはいえ、全てにおいてPixel 4a(5G)が劣るわけではありません。Pixel 4a(5G)はPixel 5a(5G)と違って、Googleフォトの高画質画像のアップロードが無制限。Googleドライブの無料枠である15GBを超えてアップロードできます。撮影が好きなら、Googleフォトの利用制限がないPixel 4a(5G)がおすすめです。
ディスプレイサイズ | 6.24インチ |
---|---|
本体サイズ | 153.9mm×74mm×8.2mm |
CPU | Snapdragon 765G |
カメラ | 12.2MPと超広角16MP/8MP |
ストレージ | 128GB |
バッテリー容量 | 3885mAh |
ネットワーク | 5G/4G |
発売日 | 2020年10月15日 |
カラー | Just Black/Clearly White |
Google Pixel 4a
画像引用:Googleストア
Google Pixel 4aは、最もお手頃価格なPixelです。
とはいえ、決して性能が低いわけではありません。Snapdragon 730Gと6GB RAM搭載で高い処理性能を持っています。おかげでアプリがサクサク快適に動くのはもちろんのこと、高度な処理が必要な写真のAI補正もパッと終わります。
Pixel 4aはPixel4a(5G)と同様に3.5mmイヤホンジャックを装備していて、有線イヤホンを利用できるのが便利です。Bluetooth対応の無線イヤホンは接続の手間がかかるため、挿してしまえばすぐにイヤホンが利用できるジャック付きはありがたいですよね。
ディスプレイサイズ | 5.8インチ |
---|---|
本体サイズ | 144mm×69.4mm×8.2㎜ |
CPU | Snapdragon 730G |
カメラ | 12.2MP/8MP |
ストレージ | 128GB |
バッテリー容量 | 3140mAh |
ネットワーク | 4G |
発売日 | 2020年08月20日 |
カラー | Just Black/Barely Blue |
Pixel 4aの実機レビューは下記をご覧下さい。
機能・スペックについて
Google Pixel4モデルの機能・スペックについて、13項目を比較しながら解説します。
本体サイズと重量の比較
Pixel4モデルの本体サイズと重量を比較しました。
本体サイズ | 重量 | |
---|---|---|
Pixel 5a(5G) | 高さ:156.2mm 幅 :73.2mm 厚さ:8.8mm | 183g |
Pixel 5 | 高さ:144.7mm 幅 :70.4mm 厚さ:8.0mm | 151g |
Pixel 4a(5G) | 高さ:154.9mm 幅 :74.0mm 厚さ:8.2mm | 168g |
Pixel 4a | 高さ:144mm 幅 :69.4mm 厚さ:8.2mm | 143g |
本体サイズが最もコンパクトなのはPixel 4aで本体サイズや重量は、iPhone SE(第2世代)に近いです。
注目したいのは本体幅が69.4mmで70mmより小さいこと。
70mmより大きいと片手にすっぽり収まるサイズ感ではなくなると言われます。手が小さいと思う人は、Pixel 4aがおすすめです。重量も軽いため、長時間使っても疲れにくいのが特徴です。
6.34インチの大画面ディスプレイが特徴のPixel 5a(5G)は、本体サイズと重量ともに現行4モデル最大。特に幅は73.2mmとかなり大きめなので、片手操作の人は避けるのが無難ですが、両手でスマホを操作する人は入力しやすくなります。
画面サイズと解像度
画面サイズが大きければ見やすくなりますが、小さいほうが指が画面の端まで届きやすく操作はしやすくなります。解像度はディスプレイに敷き詰められたドット数を示します。
画面サイズ | 解像度 | |
---|---|---|
Pixel 5 | 6.0インチ | 1080×2340 |
Pixel 4a(5G) | 6.24インチ | 1080×2340 |
Pixel4a | 5.8インチ | 1080×2340 |
大画面ディスプレイで迫力のある映像を見たい人は断然Pixel 4a(5G)がおすすめ。大画面はゲームの操作もしやすくなります。指で隠れずしっかり見える範囲が広がり、どんな種類のゲームも何かと有利になるはずです。
解像度は3モデルに違いはありません。1080×2340はフルHD+と言われ、1080×1920のフルHDよりも精細。他のAndoridスマートフォンと比較しても、価格帯としては十分満足できる解像度です。
画面サイズと解像度
画面サイズが大きければ見やすくなりますが、小さいほうが指が画面の端まで届きやすく操作はしやすくなります。解像度はディスプレイに敷き詰められたドット数を示します。
画面サイズ | 解像度 | |
---|---|---|
Pixel 5a(5G) | 6.34インチ | 1080×2400 |
Pixel 5 | 6.0インチ | 1080×2340 |
Pixel 4a(5G) | 6.24インチ | 1080×2340 |
Pixel4a | 5.8インチ | 1080×2340 |
大画面ディスプレイで迫力のある映像を見たい人は断然Pixel 5a(5G)がおすすめ。大画面はゲームの操作もしやすくなります。指で隠れずしっかり見える範囲が広がり、どんな種類のゲームも何かと有利になるはずです。
解像度の違いはほとんどありません。わずかにPixel 5a(5G)の解像度が高いものの、そもそも画面も一回り大きくなっています。ですから、見た目で差を感じるほどではありません。
1080×2340はフルHD+と言われ、1080×1920のフルHDよりも精細。他のAndoridスマートフォンと比較しても、価格帯としては十分満足できる解像度です。
ネットワークの比較
Pixelのネットワークを比較しましょう。
スマートフォンの通信で使われるのは5Gと4Gです。Gはジェネレーション、つまり世代を意味します。5Gは第5世代の通信規格、4Gは第4世代の通信規格です。日本全国どこでも利用できるのが4Gで、今後普及していくのが5Gです。
5G | 4G LTE対応バンド | |
---|---|---|
Pixel 5a(5G) | ○ | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/25/26/28/29/30/32/38/39/40/41/42/46/48/66/71 |
Pixel 5 | ○ | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/25/26/28/29/30/32/38/39/40/41/42/46/48/66/71 |
Pixel 4a(5G) | ○ | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/25/26/28/29/30/32/38/39/40/41/42/46/48/66/71 |
Pixel 4a | - | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/38/39/40/41/42/66 |
自宅や仕事場をはじめ、普段利用するエリアがすでに5Gエリアに対応しているなら5G対応の3モデルがおすすめ。各キャリアの5Gエリアはエリアマップで確認できます。
現在のエリアだけでなく今後の見通しも確認できるので、5Gを使いたい人は一度チェックしてからPixelを選びましょう。
カメラの性能比較
カメラの性能比較です。
カメラレンズは広角・超広角とありますが、超広角はより広い範囲を撮影できるため、風景写真や室内での集合写真の撮影に向いています。
画素数はMP(メガピクセル)の数値が大きいほどより精細で、拡大しても画質の劣化が少ない写真を撮影できます。
f値は絞り値と言われ、この数値が小さいほど明るく撮影できます。f値に優れ、さらにナイトモードが搭載されていれば、夜景で光量が少なくても写真は美しくコントラストが明瞭です。
ポートレートモードがあればボケ感を出せるため、人や物など撮影モデルの引き立つ一眼レフっぽい写真に仕上がります。
レンズ数 | 種類 | 画素数 (背面カメラ/前面カメラ) | f値(背面カメラ/前面カメラ) | 手ブレ補正 | デジタルズーム | 光学ズーム | ポートレートモード | ナイトモード | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Pixel 5a(5G) | 2 | 広角 超広角 | 12.2MPと16MP/8MP | 1.7と2.2/2.0 | 光学式および電子手ぶれ補正機能 | 7倍 | - | 〇 | 〇 |
Pixel 5 | 2 | 広角 超広角 | 12.2MPと16MP/8MP | 1.7と2.2/2.0 | 光学式および電子手ぶれ補正機能 | 7倍 | - | 〇 | 〇 |
Pixel 4a(5G) | 2 | 広角 超広角 | 12.2MPと16MP/8MP | 1.7と2.2/2.0 | 光学式および電子手ぶれ補正機能 | 7倍 | - | 〇 | 〇 |
Pixel 4a | 1 | 広角 | 12.2MP/8MP | 1.7/2.0 | 光学式および電子手ぶれ補正機能 | 7倍 | ー | 〇 | 〇 |
優秀なAIを持つPixelは、いずれの3機種もスペック以上の写真が撮影できます。
風景写真や集合写真の撮影が多いなら、超広角レンズを持つPixel 5a(5G)、Pixel 5、Pixel 4a(5G)を選びましょう。画角の広さだけはAIの処理では対応しきれません。Pixel 4aの広角レンズだけでは撮影できない範囲を1枚に収めるには超広角レンズを持つ3モデルがおすすめです。
Pixelはすべて光学ズームが利用できないことに注意しましょう。使えるズーム機能は、拡大すると画質が荒くなるデジタルズームのみです。最大7倍までズームできるとはいえ、現実的にはそこまで拡大すると画質劣化します。
動画・ビデオ撮影
動画撮影でよく目にする4K。Kはキロつまり1,000を意味するとおり、4KはフルHD画質1080pの計4倍の解像度を持ちます。
fpsの数値で表すのは1秒当たりの画像数です。動画といっても仕組みは画像の集合体で、パラパラ漫画の要領で動画になっています。そのため、この数値が増えるほど動画はなめらかです。例えば、30fpsなら1秒間に30枚の画像が流れます。
ビデオ撮影(背面カメラ/前面カメラ) | |
---|---|
Pixel 5a(5G) | 4K 60fps/1080p 30fps |
Pixel 5 | 4K 60fps/1080p 30fps |
Pixel 4a(5G) | 4K 60fps/1080p 30fps |
Pixel 4a | 4K 30fps/1080p 30fps |
Pixelの現行3モデルの背面カメラはすべて4K撮影が可能です。ただし、Pixel4aは30fpsとなっています。よりなめらかで美しい動画を撮影したいなら、4K 60fps対応のPixel 5a(5G)やPixel 5、Pixel 4a(5G)がおすすめです。
ディスプレイ
ディスプレイの各種性能を比較します。
OLEDは有機ELディスプレイのことで、TFT液晶やIPS液晶などの液晶ディスプレイに比べ明るく美しいディスプレイです。有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの違いを最も強く感じるのは、晴れた日の画面の見やすさ。有機ELディスプレイなら周りが明るくても、ディスプレイに表示される文字や画像がしっかり見えます。
リフレッシュレートは、画面を切り替える回数を示したもの。例えば60Hzであれば、1秒間に60回画面を切り替えます。一般的なスマートフォンは60Hzです。数値が高くなるほど、動きがなめらか。
強化ガラスは、通常のガラスよりキズや凹みに強い素材です。有名な強化ガラスと言えば、Corning社のGorilla Glass 。新しい世代になるほど強くなり、最新版は2020年に発表された第7世代にあたるGorilla Glass victusです。
OLED | リフレッシュレート | 強化ガラス | |
---|---|---|---|
Pixel 5a(5G) | 〇 | 60Hz | Gorilla Glass 3 |
Pixel 5 | 〇 | 最大90Hz | Gorilla Glass 6 |
Pixel 4a(5G) | 〇 | 60Hz | Gorilla Glass 3 |
Pixel4a | 〇 | 60Hz | Gorilla Glass 3 |
Pixelの4モデルは、すべてOLED採用でどれも明るく美しいディスプレイです。
どのPixelも、一般的なリフレッシュレートである60Hz以上となっています。
唯一、Pixel 5のみ最大90Hzです。”最大”というのがミソで、つまりはPixel 5のディスプレイが可変リフレッシュレートであることを意味します。ゲームや動画など高リフレッシュレートが求められる使用下は90Hzで動かしますが、読書のように画面切り替えが少なければリフレッシュレートを下げます。これにより、なめらかな動きとバッテリー持ちを両立させました。
採用された強化ガラスについては、Pixel 5のみ2018年に発表されたGorilla Glass 6を採用。他モデルは2013年発表のGorilla Glass 3です。発表年数、世代数を考えるとPixel 5と他モデルのディスプレイ強度には大きな開きがあります。
ディスプレイを覆わないタイプのカバーやケースを使うなら、より強度のあるPixel 5を選びたいですよね。
オーディオ・音質
ステレオスピーカーは、片側から音声が聞こえるモノラルと違って両サイドから音声が聞こえるので立体的。
マイクにノイズ抑制機能があれば、通話時のノイズが抑制され、風が吹いている場所でもノイズが載らずこちらの声が相手にしっかり伝わります。
Pixelはスペック上はどの機種も同じですが、実はPixel 5の音質がイマイチと不評です。ラジオっぽい音質で、こもっているような音という口コミが散見されました。
Pixel 5の音質が低い要因は、おそらく画面下にスピーカーが搭載されているからでしょう。Pixel 5はスピーカーの音を出す穴がありません。このおかげで高い防水・防塵性能を確保できるのですが、代わりに音質が犠牲となりました。もちろん、イヤホンを使えば音質は改善されますが、家事をしながらYouTubeで映像や音楽を流すこともありますし、イヤホンを介さず通話することもあるはずです。
スピーカーの音質やオーディオにこだわりたいなら、Pixel 5以外がおすすめです。こちらの方がクリアな音質を楽しめますよ。
電池容量の比較
電池容量はmAhで表され、数値が大きいほど容量が大きく長時間使えます。
電池容量 | |
---|---|
Pixel 5a(5G) | 4680mAh |
Pixel 5 | 4080mAh |
Pixel 4a(5G) | 3885mAh |
Pixel 4a | 3140mAh |
1日中バッテリー容量を気にせず使いたいなら、断然Pixel 5a(5G)です。Pixel 4aに比べ約50%も容量が増えています。使用できる時間もそれだけ長くなり便利です。
充電方法
充電方法で注目したいのが、急速充電機能とワイヤレス充電機能です。
急速充電機能は、従来の充電より短時間で充電できます。朝起きたら充電が少なかった、そんな時も出かけるまでの時間でバッテリーが大幅に回復します。
ワイヤレス充電は、無線接続の充電機能。Qi(チー)という認証規格がよく使われます。Qi対応のスマホスタンドにポンっと置けば充電開始。わざわざ充電ケーブルを挿す手間がありません。毎日のちょっとした面倒が消える便利機能です。
充電方法 | |
---|---|
Pixel 5a(5G) | USB-C 18W急速充電 |
Pixel 5 | USB-C 18W急速充電 Qi 認証ワイヤレス充電 他のデバイスにバッテリーシェア |
Pixel 4a(5G) | USB-C 18W急速充電 |
Pixel 4a | USB-C 18W急速充電 |
Pixelの4モデルはすべてUSB-C 18W急速充電に対応しています。どれも短時間で充電できます。ワット数が同じものの、バッテリー容量はPixel 4aがもっとも少ないので、フル充電はPixel 4aが早いです。
Pixel 5は唯一Qi 認証ワイヤレス充電を使えます。ケーブルを挿す手間を減らしたい、毎日をちょっと便利に過ごしたい人におすすめです。
また、Pixel 5のみ他のデバイスにバッテリーをシェアできる機能があります。例えば、この機能を使ってワイヤレスイヤホンを充電すれば、イヤホンの充電用にわざわざモバイルバッテリーを持ち運ぶ必要がありません。Pixel 5のバッテリー容量が多くないため、使い道は限られるものの、やはりあると便利な機能です。
防水・防塵(耐久性)
防水・防塵性能は等級が数値で区別されます。最高等級はIP68です。1つ目の数字が防塵性能、2つ目が防水性能を指します。防塵性能は0~6で表され、最大の6は完全な防塵構造で粉塵の侵入から完全に護ります。防水性能は0~8で表し、最大の8であれば水面下で使用可能です。
モデル名 | 防水・防塵性能 |
---|---|
Pixel 5a(5G) | IP67 |
Pixel 5 | IP68 |
Pixel 4a(5G) | なし |
Pixel 4a | なし |
Pixel 5は最高の防水・防塵性能であるIP68に対応しています。ライバル機種であるiPhone 12各シリーズも同様の耐久性を持っていますね。肌身離さず使うスマートフォンは、どれほど気を付けても水濡れのリスクが付き物。安心して使えるPixel 5がおすすめです。
Pixel 5a(5G)とPixel 5の違いは、防水性能。Pixel 5は密閉構造になっており、より防水性能が高くなっています。Pixel 5a(5G)が浸水30分の試験テストをクリアしているのに対し、Pixel 5はそれ以上の時間をクリアした等級が付与されました。ただ、現実的に考えると、30分以上も浸水させるタイミングはほとんどないでしょう。台所でシンクに落としたりPixelに水がかかったりしたら、たいていはすぐに拭いたり風に当てたりするはずです。
ですから、Pixel 5a(5G)とPixel 5の防水性能の等級差は、それほど気にする必要はありません。
CPU(チップ)
CPU(チップ)はスマートフォンの頭脳です。GHz(ギガヘルツ)で示されたクロック数値が高いほど賢く処理が速いと覚えておけば、おおよその性能を比較できます。
CPUのコア数は1つではなく複数搭載されることがあります。例えば8つのコアがあればオクタコアと呼ばれ、コア数が増えるほど並列処理に強くなり、よりサクサク快適に動きます。
モデル名 | CPU(チップ) |
---|---|
Pixel 5a(5G) | Snapdragon 765G 2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz 64ビット オクタコア |
Pixel 5 | Snapdragon 765G 2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz 64ビット オクタコア |
Pixel 4a(5G) | Snapdragon 765G 2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz 64ビット オクタコア |
Pixel 4a | Snapdragon 730G 2.2GHz+1.8GHz 64ビット オクタコア |
Pixel 5a(5G)とPixel 5、Pixel 4a(5G)のCPUはまったく同じです。これら3モデルはPixel 4aで採用されるSnapdragon 730Gよりクロック数が高いです。またクロック数の異なる3種類のコアが採用されています。必要な処理能力に応じ適切なコアを使い分けられるため、強力でありながら省電力。当然バッテリー持ちも良くなります。
快適さを追求するならSnapdragon 765G採用のPixel3モデルがおすすめです。
イヤホンジャックの有無
イヤホンジャックの有無を比較しましょう。
イヤホンジャックがない場合は、Bluetooth接続のイヤホンを使うかUSB-Cーオーディオの変換機を使います。
モデル名 | イヤホンジャック |
---|---|
Pixel 5a(5G) | 有り |
Pixel 5 | なし |
Pixel 4a(5G) | 有り |
Pixel 4a | 有り |
Pixel 5はイヤホンジャックがありません。高音質や遅延がないことなど有線イヤホンや有線ヘッドホンにこだわりたい人は避けるのが無難です。
また、変換機を活用し有線イヤホンをつなげる場合、USB-Cジャックを塞ぎます。そのため同時にUSB-C接続で充電できません。充電しながらゲームをしたり音楽を聴いたりしていた人は、Pixel 5ではそれができなくなるため、Pixel 5a(5G)とPixel 4aの2モデルがおすすめです。
容量
容量はGB(ギガバイト)で示されます。数値が大きいほどたくさんの画像や音声、アプリを保存できます。
容量 | |
---|---|
Pixel 5a(5G) | 128GB ※Googleフォト高画質アップロード制限有り |
Pixel 5 | 128GB |
Pixel 4a(5G) | 128GB |
Pixel 4a | 128GB |
Pixel現行4モデルはすべて128GBで、その他の容量は用意されていません。容量不足を感じるならGoogleドライブを最大限活用しましょう。
ただし、表に記載したとおり、Pixel 5a(5G)は唯一Googleフォトの高画質画像の無制限アップロードが対象外となっています。無料で使えるのはGoogleドライブに含まれる15GBまで。写真をGoogleフォトで保管している人は、Pixel 5a(5G)を選ぶと今後撮影する写真の保管容量が制限されます。
Pixelの端末価格
Pixelの販売価格を比較しました。
容量 | au | ソフトバンク | Googleストア | |
---|---|---|---|---|
Pixel 5a(5G) | 128GB | 取扱なし | 3万2,400円 | 5万1,700円 |
Pixel 5 | 128GB | 3万7,375円 | 4万3,920円 | 7万4,800円 |
Pixel 4a(5G) | 128GB | 取扱なし | 2万8,800円 | 6万0,500円 |
Pixel 4a | 128GB | 販売終了 | 1万8,360円 | 4万2,900円 |
最新のPixel 5はGoogleストアでは7万4,800円と高めですが、auで購入すれば実質負担額は3万7,375円ですみます。
Googleストアは販売価格が高いものの、SIMフリーモデルなのでどの通信キャリアにも対応しています。
一方、キャリアでPixelを買えば価格が安いうえ、端末保証を付けることが可能。落下や水濡れ破損などが不安なら、キャリアでの購入が安心でしょう。
Pixel 3aはソフトバンクで購入できますし、Pixel 3も中古なら手に入る可能性があります。Pixel 3シリーズが気になる人は中古ショップもチェックしましょう。
Pixel おすすめポイントまとめ
PixelはGoogle本家のAndoridスマートフォンで、どのモデルもカメラ性能に優れていました。現行4モデルの特徴をおさらいしましょう。
- Pixel 5a(5G):5G対応で6.34インチの大画面、4680mAhの大容量で一日中エンタメを楽しめる!コスパ最高。
- Pixel 5:最高レベルの防水・防塵、Qi ワイヤレス充電対応で毎日がもっと便利になる。
- Pixel 4a(5G):Pixel 5a(5G)、Pixel 5と同じカメラ。後継モデルPixel 5a(5G)と違って、Googleフォトに高画質画像を無制限アップロードできる。
- Pixel 4a:最も安価だけど、Pixelの美しいカメラ性能は健在。価格重視の1台。
iPhoneに負けない”本物”のAndoridスマートフォン「Pixel」で、もっとGoogleを使いやすく、もっと毎日を便利に過ごしてくださいね。