
PS4とPS4Pro 本体はどちらがおすすめ?価格・スペックなど違いを比較
モンスターハンターワールド:アイスボーンやキングダムハーツ3などの人気ソフトを楽しめるPS4は、ゲーム好きの方ならばぜひ購入したい据え置き機です。
しかし、PS4のラインナップはPS4とPS4 Proの2つあり、なおかつ容量も選択できるので、どのモデルを買うべきか迷っている方も多いでしょう。
今回の記事では、PS4とPS4 Proを徹底的に比較し、異なる点や価格の違い、どのような方におすすめなのかをご紹介していきます。読み終わるころには、PS4とPS4 Proのどちらを購入するかを決定しているはずです!
※PS5について【PS5】スペックは?PS4からどう変わるの?【PlayStation 5】で解説しています。
PS4で選べる選択肢
PS4を購入する際に自分で選べる部分は以下の3つになります。順番に解説いたします。
- 本体の種類(PS4かPS4 Pro)
- 容量(500GB〜2TB ※モデルによる)
- カラー
PS4本体の種類:PS4とPS4 Proの違いは?
まず最初に選択することになるポイントは、本体の種類です。
- PlayStation 4
- PlayStation 4 Pro
現在SONYで取り扱われているラインナップはこの2つになりますが、PS4はスタンダードモデル、PS4 Proはハイエンドモデルとして販売されています。
また、両方の現モデルは2016年9月にモデルチェンジされたもので、それ以前のモデルよりも薄型になり、発売当初はPS4 Slimという異名を持っていました。
PS4 スペック:CPU・GPUなどの違い
Proと名前についていることでも判断できますが、ハイエンドモデルであるPS4 Proは、通常モデルよりもグレードが高い機種になっています。
具体的な数値を表でまとめてみました。
CPU | GPU | |
---|---|---|
PS4 | 8コア 1.6GHz | 1.84TFLOPS |
PS4 Pro | 8コア 2.1GHz | 4.20TFLOPS |
まず、機械の脳でもあるCPUは共に8コアではあるのですが、このCPUの動作に関わる動作周波数に差があります。
GHz(ギガヘルツ)で表記されている動作周波数は、CPUがデータを処理する際に出される信号のことで、この信号を合図にCPUが働きます。
そのため、数字が大きいほどスピーディーに信号を出し、CPUもより素早い働きを見せてくれます。つまり、同じ8コアCPUであっても、PS4 Proのほうがあらゆる処理が速いということになります。
次にグラフィックのスペックに関わるGPUの数値ですが、数字を見ただけで明らかな差が感じ取れます。TFLOPS(テラフロップス)というのは、処理能力を示す単位なのですが、数字が大きいほど、たくさんの処理を高速で行える程度の認識でOKです。
そもそもグラフィックに関しては細かい数値を見るまでもなく、PS4Proは4Kに対応しており、PS4では4Kに対応していないというだけでも、差を感じるかもしれません。
具体的に何が違う?
スペックの数字だけを比べても、いまいち実際の差はわかりにくいです。どちらの本体を選んでも「使用するソフトは同じだし……」と思う方もいるでしょう。
ここからは、より具体的でわかりやすいポイントを紹介していきます。
ゲームをプレイする上で、PS4とPS4 Proではっきり違いが浮き彫りになるのは以下の2つのポイントです。
- 4K表示
- フレームレート
4K表示
先ほども少し触れましたが、PS4 Proでは4K表示に対応しています。そのため、PS4という商品自体が売りにしている、美しい描写・描画をフルに楽しむことができます。
Call of Duty: Infinite Warfareなどを始めとした一部のタイトルは、4K対応ソフトとなっており、PS4 Pro+4K対応モニターを使用することにより、より臨場感のあるゲームが楽しめます。
また、モニターやテレビが4Kでない場合でも、画質を向上させてくれる機能がついているので、PS4 Proを選択するメリットはあります。ただし、PS4 Proの能力を最大限味わうという意味では、やはり4K対応機のモニターを持っている方におすすめしたいです。
フレームレート
PS4 Proが優れている点は、フレームレートにおいても顕著です。
フレームレートというのは、より動きを滑らかに見せるために必要な要素です。1秒間に何コマの静止画を見せるかというのが、フレームレートの数字によってわかります。パラパラ漫画と同じで、細かい動きの違いを描いた枚数が多ければ多いほど、動きも滑らかになります。
フレームレートは通信環境やゲームによって変動がありますが、PS4 Proはスタンダードモデルに比べてフレームレートが安定しています。それにより、スタンダードなPS4ではカクつきが出る場面でも、スムーズに動くというわけです。
また、PS4 Pro発売以前にリリースされていたゲームに対して「ブースト機能」を使用することができます。この機能を使うことで、フレームレートを向上させ動作を安定させたり、品質を高めることができるのです。
視点の切り替えが激しいゲームなどでは、フレームレートが安定していることが非常に重要です。また、モンスターハンター:ワールドなどのアクションゲームやPUBG・CODなどのFPSゲーム、ストリートファイターV AEなどの格闘ゲームでは、フレームレートによって明らかにプレーに差が出ます。
このようなゲームを遊ぶ方には、PS4 Proを選ぶことをおすすめします。
PS4 Pro対応ソフトでは自分の好みの設定ができる
さらに、PS4 Pro対応ソフトでは、解像度優先モード・フレームレート優先モード・グラフィック優先モードの3つの中から、自分の好きな設定が可能になっています。
- 解像度優先:より細部まで繊細な描画をする
- フレームレート優先:より滑らかな動作を実現
- グラフィック優先:陰影や質感などの描写品質向上
人気のモンスタハンター:ワールドを始め、対応ソフトも数多いので、「自分のプレースタイルに合うモードがある」という方にはとても良い機能でしょう。
サイズ・重量の違い
PS4 Proはとても高性能です。そのためどうしてもサイズや重量の面では、コンパクトさにかけてしまいます。
サイズ | 重量 | |
---|---|---|
PS4 | 265×39×288mm | 2.0kg |
PS4 Pro | 295×55×327mm | 3.2kg |
携帯型のゲーム機とは違い、そこまで重さを気にかける方はいないかもしれませんが、上の画像を見て分かる通り、PS4とProは一回り大きさが違います。幅の差も顕著ですので、画質や機能よりもとにかくコンパクトなモデルがいいという方はPS4を選択しましょう。
置くスペースなどに問題がない方は、特にサイズや重量を気にする必要はありません。
PS4とPS4 Proの価格の違い
ここまで大きく性能が異なれば、価格ももちろん違ってきます。(※2019年12月20日時点のメーカー希望小売価格)
PS4 | PS4 Pro | |
---|---|---|
500GB | 3万9,980円 | - |
1TB | 3万4,980円 | 3万9,980円 |
2TB | - | 4万4,980円 |
容量については後ほど紹介するので、まずは価格だけを比べてみましょう。
同容量の1TBモデルで比較すれば、価格差はなんと5000円です!機能・性能面の違いから考えると、この5000円の差というのは小さいものだと言わざるを得ません。
しかし、「とりあえずPS4が欲しい」という場合で、遊ぶソフトなども決まっていないならば、エントリーモデルとして500GBは魅力的な選択肢の一つでしょう。
モデル選択:PS4とPS4 Pro こんな人におすすめ
ここまで、2つのモデルの違いについて紹介してきましたが、それぞれのモデルがどのような人におすすめなのかをまとめておきましょう。
PS4を買うべきなのはこんな人
- 画質にはあまりこだわらない
- コンパクトさを重視
- とりあえずゲームができればOK
- できるだけ低価格なものがいい
- テレビ・モニターが小型or4Kではない
PS4 Proを買うべきなのはこんな人
- 画質・フレームレートにこだわりたい
- 本体の大きさは気にしない
- テレビ・モニターが大型で4K対応
- 快適にゲームを楽しみたい
- ゲームをかなりやりこみたい
この他に、自分が遊びたいソフトから本体を選ぶのも一つの手です。例えばパワプロなどのあまり画質が重要ではないゲームをメインに遊ぶ方ならばPS4でも充分です。しかしMarvel's Spider-Manなどの、高画質が売りのゲームに興味があるならばPS4 Proを選択するとよりゲームが楽しめます。
また、フレームレートの項目でも話した通り、PUBGやCODやApex LegendsのようなFPSゲームをプレーする方は、フレームレートの安定性から考えて間違いなくPS4 Proがおすすめです。
HDD容量の違い:500GB・1TB・2TB
PS4かPS4 Pro、どちらかのモデルを決めた後は容量の検討が必要になります。
モデルが同じであっても、容量が異なると5000円ほどの差があり、これはソフト1本文程度の価格なので、慎重に考える必要があるでしょう。
容量選択のポイントとしては、ソフトを購入する際に「パッケージ版」を買うのか「ダウンロード版」を買うのかを考えることが重要です。
この2つの違いは……
●パッケージ版
若干安い、売ることができる、別の本体でプレー可能、所有欲を満たせる
●ダウンロード版
発売日当日0時からプレー可能、保管場所不要、ディスクの入れ替え不要
ざっとこのような違いがあります。
ダウンロード版の購入がメインであれば、HDD内にソフトをダウンロードする必要があるので大きな容量が必要です。パッケージ版だけしか購入しない、それほどたくさんのタイトルをプレーしないならば、価格を重視して500GBも良いでしょう。
しかし、昨今のゲームは高画質なものが多く、それに伴い容量も大きくなっています。「そんなに多くのソフトは買わないから」と思って500GBを購入し、数本ダウンロードした後に容量の問題が出てくると厄介です。
遊びたいタイトルが決まっている方は、先にゲームの容量などを下調べした後に本体の容量を検討するのもいいですね。
ダウンロード版がメインだと最初からわかっているのであれば、1TBのモデルが安心です。また、PS4に動画や画像を保存したい方は、大きめの容量を選択しておくと安心です。
2TBのモデルについては、よほど多種多様のゲームをダウンロードしない限り、必要のない大きさです。
500GBを買うべきなのはこんな人
- パッケージ版で購入する
- 安さにこだわりたい
1TBを買うべきなのはこんな人
- ダウンロード版で購入する
- 容量のことを気にしたくない
色:ジェット・ブラックorグレイシャー・ホワイト
最後にご紹介するのは色です。
ジェットブラックとグレイシャーホワイトの2色から選ぶことができますが、これは個人の好みで決める以外にはありません。
PS4を置く場所の雰囲気や、家具などとのバランスを見て決める方もいれば、汚れやすいから黒のほうが良いかな?と考える方もいるでしょう。
機能面に違いはないので、お好みの色を選択してください。
【PS5】スペックは?PS4からどう変わるの?【PlayStation 5】