老舗オーディオメーカーのJabraから発売された今流行りの左右分離の完全ワイヤレスイヤホン、Jabra Elite 65tを購入して使用しましたので、レビューしていきます。
私は完全ワイヤレスイヤホンを多数試していますが、久しぶりにかなりおすすめできる商品だったので、完全ワイヤレスイヤホンを検討中の方は是非最後までご覧ください。
Jabra Elite 65t
今回ご紹介するのはこちらの
Jabra Elite 65tです。
こちらの商品の特徴をざっと挙げると
- 単体で5時間、ケースで10時間のバッテリー
- Bluetooth5.0、NFMI対応
- IP55の防水防塵対応
- マルチペアリング
- Alexa・Siri・Googleアシスタント対応
- 外音取り込み機能
- 専用アプリでの操作に対応
などなど、とにかく高機能多機能な完全ワイヤレスイヤホンです。
これからそれぞれについても詳しくみていきますが、結論を申し上げるとかなりおすすめの商品でした。
それでは早速レビューしていきます。
開封&同梱品
外箱はブックケース型のしっかりした作りとなっています。


同梱品は
- イヤホン本体
- 充電ケース
- イヤーピース
- 充電ケーブル
- 説明書
といった、いたって普通の内容となっています。
外観
イヤホンの中央にJabraの刻印がされており、出っ張ってる部分がマイクです。
完全ワイヤレスイヤホンの中では、比較的小さめで、つけていてもそこまで違和感はありません。
またケースがコンパクトというのも重要なポイントです。
ペットボトルのキャップと比較してみるとそのコンパクトさが分かります。
完全ワイヤレスイヤホンは、普段ケースに入れて持ち運ぶものですから、持ち運びの際にかさばりにくいコンパクトさというのも重要なポイントです。
音質
肝心の音質については、高音・低音共にバランスのとれた高音質です。
iPhoneの高音質コーデックAACにも対応しているのでiPhoneを利用している人にもぴったりです。
例えば、完全ワイヤレスイヤホンの代表格AirPodsなどとは1ランク違うと言えるでしょう。
やや解像度が低めな印象はあるものの、細かい音もしっかりと拾っており、バランスが取れており、非常に聴きやすい音と言えます。
後述しますが、こちらのイヤホンはアプリでイコライザーをいじることができるので、音の好みがある方は低音を強めにイコライズしたりなどの調整も可能です。
完全ワイヤレスイヤホンで音質で言えばトップと言われるBoseのSoundSportFreeと比べれば解像度などでやや劣りますが、同価格帯のSonyのWF-1000Xなどよりは優れた音質と言えます。
総じて価格と音質のバランスとしてはかなりグッドな出来と言えます。
音質 |
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通信の安定性
完全ワイヤレスイヤホンは左右独立という性質上どうしても通信が途切れやすいですので、通信の安定性も購入に置いて非常に重要なポイントです。
Jabra Elite 65tにはイヤホンの左右の連携にNFMIと呼ばれる補聴器で使われている技術が搭載されています。
このNFMIはイヤホンとイヤホンの間にある人体の影響を受けにくく通信が途切れにくいという性質があり、これを採用しているAir Pods、EARIN M-2、B&O Beoplay E8などがありますが全て通信の安定性に定評があります。
その例に漏れずこのJabra Elite 65tも全くといっていいほど途切れません。
直近1週間で通信が不安定・途切れるといった状況に遭遇したことはありません。
完全ワイヤレスイヤホンは試したいけど、通信が途切れるのが心配という方でも安心して利用いただけます。
通信の安定性 |
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バッテリー:単体5時間で充実
完全ワイヤレスイヤホンは、イヤホン単体で使える時間とケースでの充電込みで使える時間があり、充電込みで長く使えてもイヤホン単体では残念というものも多いです。
そんな中こちらのElite 65tは単体で5時間、ケース込みで15時間という充実のバッテリーです。
一度の通勤や通学で5時間では足りないという人はなかなか少ないでしょう。
完全ワイヤレスイヤホンは単体で3時間や3.5時間も多い中、Air PodsやBose SoundSportFreeなどのトップクラスに並ぶ5時間というのは超超超グッドポイントです。
バッテリー |
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防水防塵:IP55
防水防塵性能はIP55となっています。
防塵はおまけとして、多くの人が気になるのは防水機能でしょう。
防水性能はIPX5等級で、これは「あらゆる方向からのふん流水による有害な影響がない」と定義されています。
これはワイヤレスイヤホンの中では特に優れてるわけではありませんが、軽い汗や軽い雨などでは問題なく、スポーツ時でも安心して利用できます。
操作は物理ボタン・操作性は普通
操作は左右に機能の別れた物理ボタンが設置されています。
物理ボタンは耳を押し付ける形になるので気になる方も多いのですが、Elite 65tは軽い力で押せるのでそこまで気にしなくても大丈夫なレベルです。
操作性については他の機種と同じ程度で特筆すべき点はありません。
高い機能性
Jabra Elite 65tはここまで上げた音質・バッテリーなども優れているのですが、付加価値としての機能性も非常に優れています。
マルチペアリング・マルチポイント
私がこの商品で一番嬉しい機能がこちらのマルチペアリング・マルチポイントです。
通常、端末AからBに切り替える際には、Aで接続を解除してからBで繋げる必要があるのですが、Elite 65tでは同時に2台の端末に繋げることができ、使いたい端末でワンタッチするだけでそちらの端末で使用することができます。
- 通常:端末Aで接続解除→端末Bで接続→端末Bで再生
- Elite 65t:端末Bで再生
外で作業するときを始めMacとiPhoneを行き来する機会が多い私にとっては非常に素晴らしい機能となっています。
こういった機能はAir Podsにはあったのですが他の完全ワイヤレスイヤホンではなかなか搭載されていなかったので、非常に大きなポイントです。(厳密にはAir Podsは切り替えで、Elite 65tは同時接続なので違いますが、同じような使い勝手です。)
耳から外すと自動で停止・つけると再生
これまたAir Podsで搭載されている機能なのですが、こちらのElite 65tは耳から外すと自動で停止、再度耳につけると再生を自動で行ってくれます。
超便利!
アシスタント対応
今流行りの音声アシスタントにも対応しています。
特にAmazon Alexaは完全ワイヤレスイヤホンで唯一の対応端末です。
これは人によるかもしれませんが、私の家ではAlexaでの音声制御を導入しているため、外でAlexaを呼び出しクーラーをつけるよう指示すれば対応してくれます。
外音取り込み機能:HearThrough
またボタンを2度おすことで、周囲の音を取り込むHearThrough機能をONにすることができます。
外でのアナウンスを聞くとき、交通量が多い場所で周囲を気をつける時など音楽を聴きながらも周囲の音をイヤホンを取ることなく確認できます。
専用アプリ対応
Jabraの専用アプリに対応しており、イコライザーを自分の好みにいじったり、自分の状況に合わせて外音の取り込みなどの設定を選択することもできます。
例えば上の画像であれば、ベース(低音)を強調したイコライズができます。
機能性は最高
ここまでみてきましたが、これらの機能はそれぞれの完全ワイヤレスイヤホンに搭載されてきた目玉機能で、それらを1つにまとめちゃいましたみたいなもんです。
特にマルチペアリングはAirPods以外の選択肢という意味で非常に素晴らしい機能です。
文句なし星5です。
機能性 |
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気になったポイント
このイヤホンを使って気になったポイント、つまりはデメリットですが、私はありませんでした。
今までどんなに素晴らしい完全ワイヤレスイヤホンでも何かしらの気になるポイントはあったのですが(本体がでかい・バッテリが弱いなどなど)、このイヤホンはありません。
こんな風に書くとおべんちゃらのようにも聞こえるのですが、この商品を押して私にいいことは特にありません笑
もちろん価格を考慮しなければ、他の機種と比較して音質で劣るなどの意味でのポイントはありますが、このイヤホンを使用する上でデメリットに感じることはありませんでした。
大きなデメリットのない、非常にバランスのとれた端末です。
✴︎今後もしも気づいたら追記します。
まとめ
ここまで読んでもらえれば分かる通り、めちゃくちゃおすすめできる完全ワイヤレスイヤホンでした。
音質も良く、バッテリーも長持ち、通信も安定、機能も豊富などなど2万円代前半とは思えないぐらい充実していました。
商品名 | Jabra Elite 65t | 総合評価 | |
---|---|---|---|
音質 | |||
通信の安定性 | |||
装着性 | |||
バッテリー | |||
機能性 |
私のサイトでは今まで使用してきた完全ワイヤレスイヤホンの中でもおすすめを厳選してまとめているのですが、当然このイヤホンはそのおすすめ記事入りします。
AirPodsの利便性を取り入れつつ、カナル型で音質もAirPodsよりも上、さながらAirPodsの上位互換とも言える商品で、めちゃくちゃおすすめのイヤホンでした。
完全ワイヤレスイヤホンを探していて、お値段が出せるという方であればぜひ購入を検討してみてください。
以上!