ランニングやトレーニングのお供に必須なのは音楽、そして音楽を快適に聞くためにはイヤホンが欠かせません。
今回は、10月25日に発売された、装着感抜群かつ防水・防汗でトレーニングのお供にぴったりなワイヤレスイヤホン「Jaybird TARAH」をレビューしていきます。
※製品のサンプルをご提供いただきました。
Jaybird TARAH
今回ご紹介するのはこちら
JaybirdのTARAH(タラ)です。
Jaybirdはスポーツ用イヤホンで有名なオーディオメーカーで、耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
このTARAHの特徴をざっと挙げると
- シリコン製のイヤージェル
- ケーブルの長さ調整のスピードシンチ
- IPX7の防水・防汗
- 急速充電対応
- アプリ連携
- マルチポイント
といったところになります。
それでは早速実際に使用してどうなのかレビューしていきます。
開封・同梱品
外箱はかっシリとした高級感のある作りとなっています。
同梱品は
- イヤホン本体
- シリコンイヤージェル
- シャツ用クリップ
- 統合USB充電クレードル
となっています。
充電がクレードルなのは特徴的です。
このようにはめ込んで充電できます。
よくあるカバーを外してmicroUSBをさすのはややメンドくさいのでぱちっとはめるだけなのはいいなと思う一方、このクレードルでしか充電できないので、ケーブルが+1本確実に必要になるのは残念なポイントで、一長一短といったところです。
外観デザイン
操作用のボタンとケーブルを短くできる調整ケーブルが配置されています。
デザインで特徴的なのはイヤー部分で、Jaybirdで初となるイヤージェルが採用され、イヤーフックと一体のイヤーチップが使用されています。
透ける黄色のデザインがカジュアルでおしゃれなデザインです。
装着感
このイヤホンを使用してまず感じたのが装着感の良さでした。
先述の通りイヤージェルのおかげで耳へのあたりが非常に柔らかく長時間つけていても快適に利用できます。
またイヤーフック部分も耳のくぼみ部分にぴったりとはまってくれるので、激しい動きをしても外れることはありません。
そしてもう一点装着感をよくしてくれるのが調整チューブで、イヤホンをつけてから絞ることでケーブルの遊んでいるあまりの部分をぴったりとすることができます。
私の場合はジムですが、トレーニング中にケーブルの余りがぷらぷら肌についたり離れたりしたり擦れ音がきこえるのは大きなストレスの一つなので、かなり嬉しいポイントです。
特にランニングをするときの体が動くたびに揺れるケーブルの余りはストレスでしかないですからね。
イヤージェルの装着感、調整チューブの絞り共にさすがスポーツ用を謳うだけあるなと思わせる装着感です。
装着感 |
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音質
肝心のサウンドについてですが、5000円以下のエントリーイヤホンと比較するとはっきりと違いがわかっていただけるレベルにあります。
非常にクリアな音声を響かせてくれます。
一方で高価格帯と比較すれば、音場の広さや解像度では正直劣るといった印象です。
音域の調整としては中高音域が厚めで低音域はやや弱めですが、この後の機能性の項目で紹介するアプリのイコライザで低音を強調することでやや改善されます。(それでもスポーツの際に使うにはやや低音が弱いのかなと思いますが。)
総じて、非常にクリアでスポーツの際はもちろん、普段の通勤や家でも十分満足に利用できるとは思いますが、1万円台前半という価格設定ということを考えれば値段なりのまずまずの音質といったところで、この価格でこの音質なら、感動はしないけどがっかりもしないし、まぁ満足といった感じです。
音質 |
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通信の安定性と遅延
Bluetoothのバージョンは5.0ですが対応コーデックがSBCということもありやや心配していた通信の安定性は実際に使用してみると非常に良好でほとんど途切れることはありません。
たまに不安定になる場面もありましたが、このTARAHだから不安定になったということではないですし、すぐに復帰してくれるので特に気になりませんでした。
総じて通信の安定性は十分なレベルにあります。
また、Youtubeでの動画視聴時も音ズレを感じることなく快適に利用でき、遅延に関して非常に高いレベルと言えます。
通信の安定性に問題がなくても、動画を見ると口と音がずれるというイヤホンも多いので、これはグッドなポイントでした。
通信の安定性 |
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バッテリー
TARAHは最大で6時間の連続再生が可能です。
エントリーモデルでもこれ以上の再生時間を誇るモデルもありますが、6時間使えれば1度の通勤・通学やランニング・トレーニングで困るということはそうそうないでしょうし、十分なレベルにあります。
また、10分の充電で1時間再生できる高速充電に対応しており、充電がなく困った時に短い時間で使用できるのはとても嬉しいポイントです。
高速充電はないモデルも多いので、優位点とも言えます。
バッテリー |
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防水・防汗
防水性能はIPX7となっています。
これは一定時間水中に浸しても問題ないという、ワイヤレスイヤホンの中ではかなり高いレベルを誇ります。
また防水対応していても、塩分などが含まれる汗に関しては言及なしのメーカーも多い中、Jaybirdは防汗対応、つまり汗で濡れても問題ないということを公言しています。
さすがスポーツイヤホンの人気ブランドといったところです。
機能性
マルチポイント
TARAHは2台の端末と同時に接続できるマルチポイントを利用することができます。
何がいいのかというと、例えばiPhoneとiPadにマルチポイントして、iPadで動画を見ていてiPhoneで音楽を聴きたくなったら、iPhoneで音楽を再生するだけで、めんどくさい接続の切り替えなどをせずにiPhoneで再生している音楽がイヤホンから流れ始めます。
マルチポイントはなかなかスポーツ系イヤホンで採用されていることは少ないので、パソコンやスマホをいったりきたりすることも多い私の場合、かなり嬉しい機能のひとつです。
アプリ連携
Jaybirdには専用のアプリがありまして、ここでイコライザーをいじることができます。
また用意されているプリセットもあるのでそちらを利用することもできます。
他にもイヤホンの利用ガイドだったり、紛失した時にイヤフォンの検索機能であったり連携して利用できます。
まとめ
イヤージェルやケーブル調整で装着感がよく防水・防汗とスポーツ用のワイヤレスイヤホンにぴったりの性能を備えたさすがJaybirdと言える商品でした。
また通信の安定性やマルチポイントなどスポーツの時のみならず普段使いでも役立つ機能も嬉しいポイントでした。
評価をまとめると以下の通りです。
商品名 | Jaybird TARAH | 総合評価 | |
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音質 | |||
通信の安定性 | |||
装着感 | |||
バッテリー | |||
機能性 |
総じてスポーツ用のワイヤレスイヤホンとしてバランスのとれた高い完成度を誇る商品で、ランニングやトレーニング中に使うワイヤレスイヤホンを1万円台くらいで探しているという方なら買って後悔することはないと思いますので、購入を検討してみてください。
ちなみに同じく今月に、Jaybirdからバッテリー持続時間がTARAHよりも2時間長いX4も発売されましたので、興味がある方はそちらも是非チェックしてください。
以上!