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【レビュー】AVIOT TE-D01dはモバイルバッテリーとしても使える機能性抜群

QCC3026搭載、ケース込みで100時間のロングバッテリーなどで発売前から注目を集めていたAVIOTのTE-D01dを購入して数週間使用してレビューしました。

独自性が高くおすすめできる商品でしたので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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注目のオーディオメーカーAVIOT TE-D01d

今回ご紹介するのはこちら、AVIOTのTE-D01dです。

AVIOTを知らない方も多いかもしれませんが、完全ワイヤレスイヤホン業界で数少ない日本企業として最近注目されているオーディオメーカー。

前モデルのTE-D01bは日本で初めてクアルコム製の最新チップQCC3026を搭載している商品としてクラウドファンディングで話題になった商品で、その後継モデルです。

この商品の特徴を挙げると

  • QCC3026搭載
  • AAC・apt X対応
  • 単体で9時間・ケース込みで100時間を超えるロングバッテリー
  • モバイルバッテリーとしても使える
  • IPX4等級の防水性能
  • 美しいデザイン

といったところになります。

それでは早速、詳細にレビューしていきます。

AVIOT TE-D01dレビュー

開封・同梱品

外箱はぱかっと横に開くタイプです。

完全ワイヤレスイヤホンと言えばこの外箱が定着しましたね。

同梱品は

  • イヤホン本体
  • イヤーピース・ウィング
  • 説明書
  • 布製のケース

となっています。

同価格帯ではなかなかケースが入っている商品はないので、傷をつけずに持ち運びたいという人からすれば嬉しい同梱といえます。

私はこの手の同梱ケースは使った試しがないですが、ないよりはあったほうがいいという意味で好評価です。

ケース

このTE-D01dの前モデルからの大きな改善点の一つがケースのコンパクト化です。

完全ワイヤレスイヤホンはケースとともに持ち歩くのでコンパクトさは重要で前のD01bの大きなケースは個人的にイヤホンの質がどれだけよかろうが「なし」の商品だったので、嬉しい変更点となっています。

完全ワイヤレスイヤホンの最近のトレンドである横長ではなく、縦長で立体感のある作りとなっています。

前面にはバッテリー残量のインジケータと押すとフタが開くスイッチがついています。

押しながら開くのではなく、押すと開くタイプはなかなかないので、フタが開きやすくてかなり好印象なポイントです。

蓋は透明になっており、中のイヤホンの充電中の光が蓋を開けずとも見れるという便利な作りになっています。

背面には充電用のmicro USBポート、そしてその下にはこの商品の大きな特徴であるUSB-Aの充電ポートが配置されています。

この点はこの後のバッテリーの項目で詳しく触れたいと思います。

ケースの体積的には他の製品と比較するとやや大きめではありますが、十分に気軽に持ち運べるレベルですし、開けやすいボタンなど総じてケースについては好評価と言えます。

イヤホンの外観

イヤホン本体は標準からやや大きいぐらいのサイズとなっています。

このAVIOT TE-D01dの特徴の一つでもあるのが、日本の会社が作っていることもあるのか漆塗りのようなメタリック調な見た目の光沢感のある色感です。

高級感もあって、1万円台前半の商品としてはかなりレベルが高いと思います。

通常イヤホンはベーシックな黒色が人気なものですが、このデザイン性の高さもあってTE-D01dはダークルージュとネイビーの方が人気とのことで、それも頷けるといったところです。

総じてデザイン面はかなり高い評価です。

イヤホンの装着感:軽い着け心地

購入前に写真を見ている限りでは本体が大きそうで装着感が気になるところだと思っていましたが、実際に使用してみると耳に触れる部分(レッドの部分)に関しては思いの外小さくなっています。

むしろ軽い着け心地で長時間の装着でも耳への負担が少なめで、ぴっちりした装着感が苦手だと言う人は好みな人も多いかもしれません。

耳の外に比較的大きく出っ張っているが故に気になる外れにくさに関しても、ウィングがしっかりとホールドしてくれるので、比較的軽い着け心地ながら外れにくく仕上げられています。

一方で耳の奥にしっかりとフィットするという感じではないので、カナルらしいしっかりとした装着感を求めたり遮音性が高い没入感を求める人からすると、やや物足りなさを感じます。

この辺は好みに大きく左右されるポイントと言えるかなと思いますが、外で音楽を聴く分にはまずまずという評価です。

装着感:★★★★☆

音質:中低域中心の聴きやすいサウンド

音の特徴としては、AVIOTが「もっと、日本の音へ」として低域をブーストしてると唄ってるように、中低音域中心のサウンドです。

個人的にはボーカル(特に女性)が聴きやすく感じ、J-POPに向いているという意味で万人受けしそうなサウンドで、こういった点も日本の音へというチューニングなのかと感じさせられました。

高音域は正直伸びやかさに欠け苦しい部分もありますが、極端に気になるほどではありません。

細かく言えば、同価格帯の他社の商品と音質だけで比較すると、個人的にはファーストチョイスとは言えないかと思いますが、大きく気になるほどの差異ではないですし、外で利用する際にそんな細やかな差異を重視する人はなかなかいないでしょう。

総じて音質に関しては、通勤や通学の際に使う上では十分なレベルで聴きやすいサウンドを提供してくれており、一定の水準を上回る満足できる品質と言えます。

音質:★★★★☆

通信の安定性・遅延

通信の安定性については、QCC3026を搭載していることもあり言うことがないレベルの安定度です。

私が購入から現在まで使用している限りでは、途切れることなく実に快適に利用できています。

遅延についても、Youtubeで動画を見るレベルであれば違和感なく楽しめる、完全ワイヤレスイヤホンとしては十分すぎるものでした。

通信の安定性:★★★★☆

バッテリーは驚きの100時間再生

この商品の大きな特徴がバッテリー面の充実っぷりです。

単体での9時間の連続再生も素晴らしいですし、前モデルの800mAhから1800mAhに進化したバッテリーケース込みでの100時間の再生時間というのは、他の追随を許さない素晴らしいものとなっています。

短時間の充電で使えるfast charge機能がないのはやや残念ではありますが、現状の完全ワイヤレスイヤホンで、単体での時間もですしケースで10回以上充電できるというのは、文句なしの満点評価です。

バッテリー:★★★★★

充電器としても使えるので、モバイルバッテリーとして

これだけでもすごいですが、さらにすごいのがケースがモバイルバッテリーとしても使えるというポイントです。

今までもモバイルバッテリーとして使える商品はありましたが、その他の品質でやや厳しいものが多く、実用レベルで使える完全ワイヤレスイヤホンとしては、かなり独自性の高い機能と言えます。

容量は1800mAhとiPhone 8をほぼ満充電できるぐらいのレベルで、万が一の備えとしては十分です。

今まで帰りにスマホの充電が切れた時用にモバイルバッテリーを持ち運んでいたという人にはかなり嬉しい機能となっています。

私のところにも、モバイルバッテリーとして使える商品はないかとの質問が来ることもありましたので、そういった方にとっては非常に大きな選択のポイントと言えます。

操作性

TE-D01dの操作はイヤホン表面の金色のボタン部分をクリックすることで行います。

対応している基本的な操作は

  • 左・右1回:再生・停止
  • 右2回:曲送り
  • 右3回:曲戻し
  • 左2回:音量下げる
  • 左3回:音量上げる

となっています。

他社の標準的な操作と比べると操作が特殊なものが多いので、その点は難ありです。(このイヤホンだけを使うということであれば問題ないです。)

前モデルからの大きな変更点が、イヤホン本体で音量を操作できるようになった点です。

個人的に完全ワイヤレスイヤホンの操作で音量の操作というのはかなり重要なポイントだと思っているので、これは高評価です。

ただ複数回操作のコマンドが多く、また耳に負担のかかりやすい表面ボタン型と言うこともあり、操作性に関してはぼちぼちという評価です。

まとめ

クアルコムの最新チップQCC3026の搭載、独特で高級感のあるデザイン、モバイルバッテリーとしても使える大容量バッテリーケースなど、オンリーワンな要素がふんだんに盛り込まれた完全ワイヤレスイヤホンでした。

もちろん完全ワイヤレスイヤホンとしての基礎である、音質や通信の安定性といった面でも必要十分な品質をしっかりと超えており、満足できる品質を兼ね備えながらというのも重要なポイントです。

そして、さらにこの商品のすごさが、この品質・独自性で約13000円(2月20日時点)という価格の安さです。

前モデルより3000円近く値下がりしているのもそうですし、競合の商品と比較しても数千円安くなっており、コスパという観点でも非常に優れた商品と言えます。

価格・品質・機能性・独自性を兼ね備えた、人気も頷けるおすすめできる商品でした。

他の商品とは好みによって選び分けることになる部分もあるとは思いますが、通勤・通学に使えて機能性が豊富でコスパがいいという点で、1万円台で完全ワイヤレスイヤホンを探しているという方にはかなりおすすめできる商品です。

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