今イヤホンの流行といえば左右分離の完全ワイヤレスイヤホンで、購入を検討されているという方も多いことでしょう。
ただ、気になるのは完全ワイヤレスイヤホンで実用に耐えうるものは通常のワイヤレスイヤホンと比べて割高という点で、5000円以下のコスパが良くなおかつ実用に耐えうるレベルの完全ワイヤレスイヤホンの需要は高いです。
そこで今回は、SoundPEATSから発売された5000円以下の完全ワイヤレスイヤホン「TrueFree+」を購入して数週間使用しましたので、詳しくレビューしていきたいと思います。
SoundPEATS TrueFree+
今回ご紹介するのはこちら
SoundPEATSのTrueFree+です。
SoundPEATSは安価ながら品質の良いイヤホンを販売している中華系メーカーで、今回ご紹介するTrueFree+は前作TrueFreeの新作として発売された商品です。
この商品の特徴をざっと挙げると
- Bluetooth 5.0
- AAC対応
- 単体で4時間・ケース込みで35時間利用可能なバッテリー
- IPX4等級の防水
- オートペアリング
といったところになっています。
では前モデルのTrueFreeとの違いという観点も含めながら、この3000円台の完全ワイヤレスイヤホンがおすすめできる商品なのか、詳しくレビューしていきたいと思います。
同梱品
同梱品は
- イヤホン本体
- 充電ケーブル
- イヤーピース
- 説明書
といたって普通の内容となっています。
ケース:蓋がついた!
前作から見た目という意味で最も大きく変化したのはケースです。
前モデルは上に蓋がない独特のデザインでしたが、今回は完全ワイヤレスイヤホン一般と同じく蓋がついたケースに改良されました。
前モデルも磁力が強くこぼれる心配はなかったとはいえ、やはり蓋がある方が安心感があって優れています。
また、非常に取りにくかったイヤホンも指で掴める部分が増えたため、取り出しやすくなりました。
底面には中華系のイヤホンで漏れがちな商品も多い技適マークもしっかりと刻印されています。
また、正面には前モデルではなかったバッテリーのインジケータが設置されケースの残充電が確認できるようになりましたが、残念ながら充電中しか表示されない点は残念です。(蓋を開いた際などでは確認できない)
プラスチック感が強めで高級感はありませんが、3000円台の商品のケースとしては十分にしっかりとした作りで、悪くない出来となっています。
イヤホンの外観・装着感
イヤホンの表面はSoundPEATSのロゴマークが刻印された押しボタンになっています。
形状は通常のカナル型イヤホンです。
カナルらしい密着度の高いしっかりとハマるタイプで、装着感は可もなく不可もなくといった出来になっています。
装着感 |
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音質:価格を考えれば満足できるもの
前モデルのTrueFreeの際にも値段によらずバランスのとれたクリアなサウンドと評価しましたが、TrueFree+も同じくクリアなサウンドを響かせてくれます。
ただ、SoundPEATSによるとTrueFree+になって音質が改善されたとのことですが、私の耳では正直そこまでの違いはわかりませんでした。
もちろん同価格帯の有線イヤホンなどと比べても、細かな音のボヤけなど気になる点は複数ありますが、値段を重視するのであれば通勤・通学や外出の際に音楽を聴く際に最も重要なのはクリアさや明瞭さで、価格を考えればその点は十分にクリアしていると言える品質です。
価格を考えれば多くの人は満足できる品質で、高評価と言えます。
音質 |
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通信の安定性・遅延
前モデルのTrueFreeでも3000円台とは思えない、ブツブツ途切れたりすることのない安定した通信性を誇っていましたが、TrueFree+でもその安定性は引き継がれています。
特に安い完全ワイヤレスイヤホンでは途切れまくりで実際に使えるレベルではないという「安物買いの銭失い」な商品も多いことですから、十分に評価できるレベルと言えます。
遅延に関しては、Youtube等で動画を見る際に若干の違和感を感じることはありますが、見れないこともないといったレベルです。
動画でこれなので、リアルタイム性を求められるゲームでの使用はおすすめしません。
通信の安定性 |
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バッテリー:着実に進化
バッテリーは単体で4時間・充電ケースの充電を含めて35時間となっています。
前モデルから、単体での連続再生時間は変わりませんが、ケース込みの時間は20時間から35時間に大きく向上しました。
もちろん単体での時間が長いに越したことはありませんが、1度の使用で4時間を超えて連続で使用する場面があるという人は少数派でしょうし、何より価格を考えれば非常に充実した品質となっています。
バッテリー |
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操作性
操作はイヤホン表面のボタンを押し込んで行え、主な操作は
- 1回押す:再生・停止
- 右2回:曲送り
- 左2回:曲戻し
と、操作の種類はかなり少なめで、さらに個人的に重要と考えている音量の調節も行えません。
また密着性の高めのカナル型と押しボタン式のコンボで、やや耳に負担がかかりがちなのも気になるポイントです。
値段を考えれば仕方がないとも言えるのかもしれませんが、操作性は正直良くありません。
機能性:価格を考えれば十分なレベル
特筆すべき機能性としては
- オートペアリング(ケースから取り出すだけで接続される)
- IPX4等級の防水性能
- 片耳だけで使える片耳モード
といった内容が、前モデルから引き継がれています。
これらは完全ワイヤレスイヤホンとしては一般的なレベルですが、3000円台でしっかりと基礎的な機能を載せているというポイントが重要です。
特にケースから取り出しただけで、端末に接続されるオートペアリングは非常に便利で、価格とのバランスを考えても機能性は高く評価できます。
機能性 |
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まとめ
商品名 | TrueFree+ | 総合評価 | |
---|---|---|---|
音質 | |||
通信の安定性 | |||
装着感 | |||
バッテリー | |||
機能性 |
前モデルのTrueFreeからケースの改良やケース込みの再生時間など着実に改善が施され、お値段は据え置きということで、さらにコスパが良くなったと言えます。
TrueFreeもコスパを重視される方の完全ワイヤレスイヤホン入門用におすすめと評価したわけで、当然より改善されたTruFree+もまたおすすめの商品と言えます。
当サイトの完全ワイヤレスイヤホンのおすすめをまとめた記事でコスパ枠としてTrueFreeを紹介していましたが、その座をTrueFree+に譲ることになります。
通勤・通学用に完全ワイヤレスイヤホンを値段重視で試してみたいという方はぜひ購入を検討してみてください。